京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

押物

2021年10月16日 04時55分05秒 | 和菓子
先日、歯医者さんに歯を磨きにいきました。
半年ぶりだった。
すまば屋さんの前を通るので、京女に「春日の豆」を買おうと思った。
お店で「押物」が作ってありました。
夏ぐらいから作り始めたそうです。





押物は、寒梅粉や微塵粉と砂糖、大豆粉、麦芽糖で作ったものを木型に入れて作る半生菓子。
表面の意匠がとてもいいと思います。



寒梅粉/もち米を蒸したのち,餅生地とし,それを焼いて乾燥させてから粉末としたもの。打ち物,押し物菓子や豆菓子などの製菓原料として使用される。うるち米を用いた並寒梅粉はさらに下級の菓子原料となる。

微塵粉/もち米を加工した米粉の一種である。 “味甚粉”は漢字ではなくひらがなで「みじん粉」と表記されて区別される場合がある。


↑すはま屋「押物」

私は、小さい時、苦手なタイプの御菓子でした。
州浜も落雁も。
きっと不味かったのだと思います。これは、日持ちがすると思われがちなんですが、カビが生えたりするらしいのです。もちろん無害なですが、味が落ちます。
その味の落ちたものを食べさされたから嫌いになったのかも。



でも州浜や落雁の作りたては、美味しいものなんです。
この押物は、意匠が季節に応じて変化します。
こういう御菓子も見直したいものです。

和菓子
クリエーター情報なし
河出書房新社

↑京男の和菓子本が新装版になりました。初版を出版した2013年1月26日時の記事新装版が出版した2018年1月19日の記事をご覧ください。
(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)000(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

Twitter→@kyo_otoko
コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 胞衣(えな)? | トップ | 六波羅蜜寺 »

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
>常磐万作さん、こんにちは (京男)
2021-10-16 17:22:01
落雁も州浜も作りたてを食べる機会はあまりないと思います。作りたてを1度食べてみてください。かなり
違いますよ。
返信する
こんにちは (常盤万作)
2021-10-16 11:26:33
落雁は法事のお菓子と決まっていました。
最近は、そこはかとない味が、好みになっています。
返信する
>すーさん、おはようございます (京男)
2021-10-16 08:33:54
いい意匠ですよね。品がある。
返信する
おはようございます (す-)
2021-10-16 07:45:08
素晴らしいデザイン、意匠ですね(^_^)ニコニコ
返信する

コメントを投稿

和菓子」カテゴリの最新記事