
昨日、病院に行くために女坂を降っていた。
妙法院門跡の南側塀あたりで何やら作っていた。
最初は、なにかわからなかった。
昨日は「犬矢来(いぬやらい)」と判明。

↑竹を未調整しながら組むようです
作っている方に「どの犬矢来もこんな作り方をするのですか?」と質問しました。
大抵、おくいう風にして作るそうです。
最近は、竹でない場合が多いらしい。
金属で作って弁柄を塗ってというものもあるそうです。

↑材料の竹はこんな感じ
これは、おそらくフォーシーズンズホテル京都の発注で作っているのでしょう。
やりたい気持はわかるけど、この塀には合ってないかも。
その前に溝があったり女学生除けのガードレールがあったりするから、ちょっと美的効果が薄い。
この竹、すぐに太陽で焼けて汚くなるやろな。

↑こういう中の構造はなかなか見られません。
京男が小さい時、この中の空間で犬を走らせると思っていた。
犬は、ダックスフントだと思っていた。
犬の姿が見えないけど、吠えられたらビックリするだろうな。
凝った家の場合は、管狐(くだぎつね)なんかを採用していると思っていた。

↑明日、行ったら完成しているでしょう。
この犬矢来ってなんのためかわかりますか?
犬の放尿除けらしい。人間用には小さな鳥居を使います。京都市内の街中で見つけてもお賽銭を置いたりしてはいけません。
それと泥棒除けらしい。

↑亀屋良長「ときわ木」

↑煉切、黒こしあん
![]() | 和菓子 |
中村 肇 | |
河出書房新社 |
↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをさせてもらいます。説明は1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)
Twitter→@kyo_otoko
最近は本物の竹を使うことは少なくなりましたね。
そうですよね、最初は青竹ですものね。
管狐、ドイツにもいないかな。(笑)
亀屋良長の「ときわ木」、コロンとして美味しそうです。
だんだん緑のお菓子が増えていきますね。
よく植えてあったります。
家相的にどうなんだろう・・・良くないかも。
管狐、ドイツにはいませんか?(笑)
ミニ猪とかならいそう。
この生菓子、目出度い感じがするので好きです。