松風というお菓子は、茶道とは縁が深い。
美味しいんやけど、意外と一般には知られていないかも。
松風って清水寺の西国三十三個所の御詠歌に出てきます。
詠みます(吟じます風言い方)
「松風や 音羽の滝の 清水を むすぶ心は 涼しかるらん」
まつかぜや おとはのたきの きよみづを むすぶこころは すずしかるらん
松風(まつかぜ)は、松林にうちつける風。日本の古典文芸において「松風」(まつかぜ)は、
うら(=浦)寂しい海岸の情景を表すものとして用いられた。
この場合「待つ」の掛詞として使われているのかも。
この味噌松風は、和風カステラのような外観。
西京味噌の香ばしさとあっさりとした甘味は、茶人好みね。
カステラのように柔らかくなく、モチモチとした食感。
このお店、創業承応年間なんだそうです。
この味噌松風は、大徳寺の江月和尚という人が考えハッタそうです。
この松屋常盤の「味噌松風」は、予約が必要なのでなかなか手続きが必要。
地方からのお客様が来られるので予約してみました。
私の母親も好物なのでいっしょに予約。
自分用にもひとつ確保しました。
松風という名前は、謡の「松風」に由来するそう。
(実際に聴いたことがないのでようわかりません)
「浦寂し、鳴るは松風のみ」という一節を、裏に焼き色が付かないので寂しい
ということにかけた、いわば言葉遊びなんですって。
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予約をする必要があるのが、また京都的なんです。おもたせにぴったりですよ。
ありがとうございました。
見た目はカステラですが、食べると・・・
食べてみないと表現できない味ですね。
とても美味しい味でした。
また食べたくなる味です、何処にも無い、較べようの無い希少なものですね。