↑御室仁和寺の御室桜
そう思われたでしょ。
クマリン(coumarin)は、桜の葉に代表される植物の芳香成分の一種。
要するに桜餅の香りのこと。
桜の花というより葉の香りですね。
↑亀屋良長「桜餅」
そのことを体感したのは、御室仁和寺の御室桜(通称おたふく桜)を見た時です。
昔は、いまと違って桜の木に近づけたのです。
まだ茶店があった平和な時代。
おたふく桜は、なぜそんな名前になっているかというと、土地が固く、根が張れない。だから木の背が低いのです。
桜の花が咲く時、ちょうど人間の鼻のあたりで咲く。
おたふくの顔は、ホッペタとおでこが高く、鼻が低い顔ですね。
だから鼻(花)が低いということで「おたふく桜」という名前になった。
↑道明寺、黒こしあん
その側を歩く時、桜餅の香りがするのです。
ソメイヨシノなんかの場合は、背が高いからそうはならない。
あの香りが「クマリン」なんです。
あの香りは、私の場合、妙に脳が励起状態になる。
私だけかな?
↑ローソンで見つけた和菓子。次女用に撮影。面白いけど、ちょっと甘過ぎ。
↑三菱食品株式会社「リラックス(プリン味)」
↑こなし、白あん
香りが「あんたさん!そろそろボーッとしたお花見気分を止めながれ!」という感じなんですよ。
だから、この時期、妙に桜餅を食べたくなる。
この時期食べたくなるものに「竹の子」もありますね。それと「木の芽」。
きっと身体の細胞が求めているのでしょう。
↑三菱食品株式会社「コリラックス(ミルク味)」
↑こなし、白あん
和菓子 | |
クリエーター情報なし | |
河出書房新社 |
↑京男の和菓子本が新装版になりました。初版を出版した2013年1月26日時の記事と新装版が出版した2018年1月19日の記事をご覧ください。
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躊躇わないきすからね。
クマリンって春の香りなんでしょうね。
細胞が励起状態なるのかも。
茶店があった頃、桜の間に床几がしつらえてあったんです。あれはよかった。いまはすっかり人間と隔てられています。まあ、それでいいと思います。
冬場なら特に食べるのか・・・。
プリン味とミルク味。。。なるほど~
クマリンの香りは本当に独特ですね。
ドイツに春先に咲く、くるまば草にもその成分があって似たような香りなんですよ。
スパークリングワインに入れたりします。
おかめ桜、茶店があったころに行ってみたかったです。
竹林は猪に荒らされていました。
まったく筍はありません。彼らは1月から筍掘りをしています。
雨の降るのが頼みの綱です。
あの頃は、ノンビリしていました。
いまは、人だらけ。
領地巡回、ご苦労様です。
御室の桜は、昔京都人に教えてもらいました。
筍の季節ですね。
今日は領地を見廻ってきます。小作どもが地主の目をかすめて採っているかもしれません。