京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

一番寒い時期やね

2014年01月15日 05時27分47秒 | 風景・和菓子


来週の20日は、もう大寒。
大寒というのは、二十四節気の立春までの間の期間をいいます。
一番寒い時期ですね。


↑長久堂「花の目覚め」

京男の小さい頃は、本当に寒かったように思う。
家は、隙間だらけで暖房といえば練炭火鉢と掘り炬燵でけでした。
霜焼けなんて当たり前。
それでも水遊びをしていたと思う。
そのおかげでいまでも手の甲に霜焼けの痕が残っている。


↑きんとん、粒あん

そうそう練炭の掘り炬燵に薬缶がのっていた。
小学校の時、それで足に大火傷をしました。
いまも足のこうに痕があります。
掘り炬燵の中に潜ってよく遊んでいた。
練炭の掘り炬燵ですよ。
よく事故が起こらなかったものです。



昔は、練炭の事故が結構あったそうです。
私の知っている由緒正しい京女の古手さんから聞いた話があります。
家を新築して、引っ越す前の日、二人のお兄さんが新築の家に泊まり込んだそうです。寒いので練炭火鉢を持ち込んでいたそうです。朝になってその家に行くと二人のお兄さんたちが一酸化炭素中毒で亡くなっていたそうです。
その新築の家に入った道具が棺桶だったそうです。悲しい話ですね。
そんな話を聞くとほんとによく生きていたものだと思います。


↑総本家駿河屋「水仙」

近年の京都市内は、昔と違い随分暖かくなりましたよ。
雪も降らないし。
ただし、湿度が多いせいなのか、すごく寒いらしい。
北海道の人が京都に住んで「寒い!!」と言っていた。
また沖縄の人が京都の夏を「熱い!!」と言っていた。
京都に住めれば大抵のところで快適に住めますよ。(笑)


↑煉切、白こしあん

京男の場合、快適気温が10度なので暖房はしていません。
ただ手が凍えるので手袋をしてキーボードを打っています。
現在の気温が17度ありますから、全然平気。
雪国の人は、室温を異常にあげますよね。
そういうところに行くとびっくりします。
ずっと雪に閉じ込められるとそういう風になるのかな。

和菓子
中村 肇
河出書房新社

↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをさせてもらいます。説明は1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

Twitter→@kyo_otokon
コメント (4)
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