金総書記重病説 備えぬ日本 危機感なく(産経新聞) - goo ニュース
世襲の独裁体制にあっては、政権交代は、独裁者の死亡、あるいは、世代交代と同義となります。民主主義国家では、数年に一度の選挙で政権を選択できますが、独裁国家では、そのチャンスは、数十年に一度しか到来しないのです。そのことを考えますと、現在、北朝鮮で進行している事態は、もしかしますと、北朝鮮が変わる最大のチャンスかもしれないのです。
もちろん、以前の記事で書いたように、現状では、北朝鮮が、パーソナル・カルト国家から軍事独裁国家に変貌する可能性が最も高いとは言えましょう。しかしながら、もし、内外の北朝鮮の人々が、個人独裁の継承も軍事独裁の成立も望まないとしたならば、別の道を探ることはできない、とは言い切れないように思うのです。例えば、国民投票を実施し、大統領制への移行や、韓国との合併の是非などを問うという方法もあります。もちろん、これには、選挙監視団の派遣など、国際的な協力も必要なことでしょうし、国民の洗脳を解く期間も設けねばならないかもしれません。あるいは、政権内部の改革派の主導の下で、民主化への制度改革に着手することも考えられます。
この機会を逃すと、あと数十年、北朝鮮も周辺諸国も、独裁体制に苦しむことになります。成行きに任せるようりも、これを民主化へのステップとする方が、後の北朝鮮の国民にとっても、国際社会によっても、よほど幸福なことではないか、と思うのです。
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世襲の独裁体制にあっては、政権交代は、独裁者の死亡、あるいは、世代交代と同義となります。民主主義国家では、数年に一度の選挙で政権を選択できますが、独裁国家では、そのチャンスは、数十年に一度しか到来しないのです。そのことを考えますと、現在、北朝鮮で進行している事態は、もしかしますと、北朝鮮が変わる最大のチャンスかもしれないのです。
もちろん、以前の記事で書いたように、現状では、北朝鮮が、パーソナル・カルト国家から軍事独裁国家に変貌する可能性が最も高いとは言えましょう。しかしながら、もし、内外の北朝鮮の人々が、個人独裁の継承も軍事独裁の成立も望まないとしたならば、別の道を探ることはできない、とは言い切れないように思うのです。例えば、国民投票を実施し、大統領制への移行や、韓国との合併の是非などを問うという方法もあります。もちろん、これには、選挙監視団の派遣など、国際的な協力も必要なことでしょうし、国民の洗脳を解く期間も設けねばならないかもしれません。あるいは、政権内部の改革派の主導の下で、民主化への制度改革に着手することも考えられます。
この機会を逃すと、あと数十年、北朝鮮も周辺諸国も、独裁体制に苦しむことになります。成行きに任せるようりも、これを民主化へのステップとする方が、後の北朝鮮の国民にとっても、国際社会によっても、よほど幸福なことではないか、と思うのです。
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