万国時事周覧

世界中で起こっている様々な出来事について、政治学および統治学を研究する学者の視点から、寸評を書いています。

反省なき親韓議員たち-対韓政策は方向転換を

2013年08月21日 15時28分32秒 | アジア
福田元首相、訪韓へ 朴大統領との会談調整(朝日新聞) - goo ニュース
 悪化の一途を辿っている日韓関係を憂慮してか、福田元首相は、今月22日から韓国を訪問するそうです。福田首相をはじめとした親韓議員たちは、自分たちこそが、日韓関係の現状を招いた責任者であることを、全く自覚していないようです。

 韓国との関係は、”腹を割って話し合う”とか、”お互いにわかり合う”という段階には既になく、両国の関係悪化は、日本人の多くが、これまで韓流などの宣伝活動で巧妙に隠されてきた韓国の本音や本質に気づいてしまったことに原因があります。韓国は、慰安婦問題など、国際社会で反日プロパガンダを展開して日本国を貶め、あらゆる理由を見つけては、日本国から賠償を脅し取ろうとしています。いわば、相手が”暴力団国家”であったことが判明したのですから、元の関係に戻ることは不可能なのです。そして、これまで、日本国が韓国に騙され、不利益を蒙りながら、それを黙認してきたのは、日本国内において、パチンコ・マネーなどで汚染された親韓派があの手この手を駆使し、日韓友好の幻想を振りまいてきたからです。この点、親韓議員たちは、”友好”の名の下で、日本国民や日本企業の被害を放置してきたのみならず、韓国による不当で恥知らずな対日政策をも助長してきました。親韓議員たちは、日本国民に対する自らの無責任な行動を反省することもなく、今なおを日韓友好を唱えているとしますと、それは、国民に対する背信行為でもあります。

 朴政権の成立と共に、韓国もまた、親中政策に舵を切っており、”波風を立てない式”、あるいは、”話せば分かる式”の日本国の政策方針は、もはや通用しなくなりました。現在、日本国政府がなすべきことは、対韓政策の抜本的な方向転換なのではないでしょうか。

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2 コメント

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Unknown (ねむ太)
2013-08-21 20:24:44
こんばんは。福田赳夫氏の地元で福田赳夫夫妻の銅像を作り素晴らしい政治家だったと絶賛している支持者がまだいます。
息子の福田康夫氏も総理を努めたのだから、という理由で銅像でも作るのでしょう。
福田氏の地元だけでなく全国に、このような例は数多くあると思われます。
彼らには国際情勢や安全保障・国民の生命財産より、おらが国から総理大臣が出た、大臣が出た、そのことが自慢の種なのです。
地元の名士や有力者に、このような人物が多ければ多いほど親中・親韓派の議員は生き残ります。
九州は知事が揃って韓国からの観光客誘致のために入国審査をゆるめてくれと要望しています。
もしも、天孫降臨の地、我が国にとっての聖地、高千穂峰に太極旗を立てられる事がどのような意味を持つか考えは及ばないのでしょう。
国家の歴史より観光客が落としてくれる金のほうが大切なのでしょうね。
政治家も選挙で支持者が減るのを怖れ、有権者に迎合してしまいがちです。
ネットで情報が拡散されるといっても、地方へ行けばテレビや新聞が情報源であり、特にNHKは絶対的な信頼を得ていますし朝日新聞はクオリティーペーパーとして信頼されています。
毎日新聞も、昔は保守色が強かった事もあり今でも、その幻想は残っています。
テレビでパナソニックのスマートビエラの宣伝を拒否したのは簡単にユーチューブ・ニコニコ動画が視聴できるためです。
マスコミの嘘はたちどころにバレて信用を失いますので
親韓派と呼ばれる議員の中には利権がらみの政治家も多数います。
東西冷戦の頃は防共の国として保守のほとんどが親韓でした。
東西冷戦が終わり中共に対峙している現在も、その頃と同じ感覚で切り替えができていない議員もいます。
もう一つは、村山のトンちゃんに代表される極めて内向的な、どこかの村落の中の近所づきあい感覚で韓国や中国との関係を韓考えている議員もいます。
こちらが一歩引けば相手も一歩引いてくれると信じきっているのです。
大日本帝国海軍の兵学校教育の中に、フレキシブルな人間の育成があったそうです。
硬直した思考しか出来ない者は使い物にならない、柔軟な思考が出来る人間が必要だと教えられたそうです。
海という自然を相手にするには柔軟に対応しなければ命に関わります。
国際情勢は時々刻々と変化しているのに、その変化について行けず李明博は在日だから日韓関係もより進展するだろう、朴正熙大統領は親日的だったから娘の朴槿恵氏はより親日的に違いない・・どこかの町内会の人間関係と混同して自分勝手な幻想をいだいたままなのですから始末におえません。
東北の震災やその後の大雨による土砂崩れ、水害を目の当たりにしながら、まだ公共事業は土建屋に金をばら撒くだけだと言ってる人間と同類です。
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ねむ太さま (kuranishi masako)
2013-08-21 22:43:38
 コメントをいただきまして、ありがとうございました。
 ネット社会が到来したとはいえ、地方では、特に年配者を中心に、未だにマスコミ信仰が染み付いてしまっているのでしょう。この傾向が続けば、都会の住民が保守的で、地方の住民が革新的という、奇妙な逆転現象が発生するかもしれません(あるいは、福田氏等の支持基盤は、こうした”保守的な地方リベラル”なのかもしれません・・・)。地方にも情報化の波が及び、マスコミの洗脳が解ければよいのですが・・・。
 日本にも、韓国とは違った意味で現実を直視できない政治家が多いようです。周囲の変化に気づかず、時代に取り残されている…と言う意味で。政治家として求められる資質の一つは、現実への対応力ですので、古びた手法、しかも、効果を失った手法にいつまでもしがみ付いていますと、国益を失うことにもなりかねないと思うのです。
 
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