トランプ氏支持、依然首位=イスラム教徒入国禁止表明後―米大統領選
イスラム教徒の入国禁止という過激な発言が物議を醸しつつも、トランプ氏は、なおも共和党の大統領候補者として独走体制を維持しております。民主党のみならず、党内からも手厳しい批判を受けながら、何故、トランプ氏は失速しないのでしょうか。
イスラム教徒入国禁止発言に対する批判の中には、トランプ氏を反知性的な人物とし見なし、差別主義者として扱う意見も少なくありません。テロ事件が頻発する以前であれば、こうした批判の声は絶大な効果を発揮し、トランプ氏は”舌禍”によって大統領選挙から脱落したことでしょう。ところが、今日では、その効果は殆ど観察されず、トランプ氏は支持率を維持しているのです。その背景には、トランプ氏を批判している人々が、人間の恐怖心を過小評価、あるいは、心の底では軽蔑している側面があるのではないかと思うのです。テロを怖れてイスラム教徒を危険視することは反知性的な偏見であり、愚かであると…。しかしながら、現実問題として、凶悪なテロ事件を起こしたのはイスラム教を信じる狂信者である事実だけは否定のしようもありません。しかも、今般のテロ事件の犯人がローン・ウルフであったことは、イスラム教徒であれば、潜在的にテロリストに変じる可能性があることを示す結果ともなりました。所謂”根拠のない偏見”ではないのです。人間とは、実際に起きた出来事に対して反応するものですので、否が応でもイスラム教徒に対して恐怖心を抱き、テロ対策を強く望むのは当然の心理です。危険に対する本能的な反応や警戒心を否定されるのですから、むしろ、少なくない国民がトランプ氏批判者に対して反感を抱く結果を招いているのではないでしょうか。批判者達は、自分達の心情に対して無理解であり、国民がテロの被害に遭っても構わないのであろうと…。
民主主義の基本とは民意に沿った政治の実現ですので、トランプ氏の支持率の高さは、氏が、国民の意識を最もよく掴んでいることを意味しています。トランプ氏首位独走の現象は、それが譬え自らの政治的信条や理想と異なるものであれ、政治家は国民の意識を侮ってはならないことを示しているのではないでしょうか。
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イスラム教徒入国禁止発言に対する批判の中には、トランプ氏を反知性的な人物とし見なし、差別主義者として扱う意見も少なくありません。テロ事件が頻発する以前であれば、こうした批判の声は絶大な効果を発揮し、トランプ氏は”舌禍”によって大統領選挙から脱落したことでしょう。ところが、今日では、その効果は殆ど観察されず、トランプ氏は支持率を維持しているのです。その背景には、トランプ氏を批判している人々が、人間の恐怖心を過小評価、あるいは、心の底では軽蔑している側面があるのではないかと思うのです。テロを怖れてイスラム教徒を危険視することは反知性的な偏見であり、愚かであると…。しかしながら、現実問題として、凶悪なテロ事件を起こしたのはイスラム教を信じる狂信者である事実だけは否定のしようもありません。しかも、今般のテロ事件の犯人がローン・ウルフであったことは、イスラム教徒であれば、潜在的にテロリストに変じる可能性があることを示す結果ともなりました。所謂”根拠のない偏見”ではないのです。人間とは、実際に起きた出来事に対して反応するものですので、否が応でもイスラム教徒に対して恐怖心を抱き、テロ対策を強く望むのは当然の心理です。危険に対する本能的な反応や警戒心を否定されるのですから、むしろ、少なくない国民がトランプ氏批判者に対して反感を抱く結果を招いているのではないでしょうか。批判者達は、自分達の心情に対して無理解であり、国民がテロの被害に遭っても構わないのであろうと…。
民主主義の基本とは民意に沿った政治の実現ですので、トランプ氏の支持率の高さは、氏が、国民の意識を最もよく掴んでいることを意味しています。トランプ氏首位独走の現象は、それが譬え自らの政治的信条や理想と異なるものであれ、政治家は国民の意識を侮ってはならないことを示しているのではないでしょうか。
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