官房長官、TPP交渉離脱も選択肢との考え示す(読売新聞) - goo ニュース
正直なところ、自国の市場開放とは、どの国にとっても”恐怖心”が付きまとうものであり、TPPについても、国内から不安の声が上がることは当然のことです。もしかしたら、自国の経済や一部産業が潰れてしまうのではないかと・・・。
特に、TPPをめぐっては、アメリカの陰謀説や不平等条約説などが、まことしやかに囁かれています。標的として挙げられているのは、農産物分野を筆頭に、医療分野や金融・保険分野…などです。しかしながら、最初からTPPのルールを不公平と決めつける前に、TPPを、参加国間の公平なルール造りの場にするという発想があっても良いと思うのです。何れの国も相互理解可能な”恐怖心”があるのですから、できる限り公平性を重視したルールを作るとともに、セーフティーネットを設ければ、この恐怖心を和らげることができます。例えば、セーフガード条項を設けるとか、実際に壊滅状況が発生した場合の緊急避難措置を認めるとか、離脱条件を設けるとか、単純労働市場など各国とも反対の強い分野は例外的に除くとか(初期の段階では対象外であったはず・・・)、司法的な紛争解決機関を設立する、といった方法が考えられます。もちろん、輸出競争力に影響を与える外国為替政策に関するルール作りも必要かもしれません。
TPPを公平な国際ルール造りと仕組みの構築の場として捉えますと、違った展開が見えてくるかもしれません。TPPの交渉内容を逐次情報公開するとともに、オープンな議論の下で交渉を進めることができれば、参加各国の国民もまた、TPPへの理解が深まると思うのです。
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正直なところ、自国の市場開放とは、どの国にとっても”恐怖心”が付きまとうものであり、TPPについても、国内から不安の声が上がることは当然のことです。もしかしたら、自国の経済や一部産業が潰れてしまうのではないかと・・・。
特に、TPPをめぐっては、アメリカの陰謀説や不平等条約説などが、まことしやかに囁かれています。標的として挙げられているのは、農産物分野を筆頭に、医療分野や金融・保険分野…などです。しかしながら、最初からTPPのルールを不公平と決めつける前に、TPPを、参加国間の公平なルール造りの場にするという発想があっても良いと思うのです。何れの国も相互理解可能な”恐怖心”があるのですから、できる限り公平性を重視したルールを作るとともに、セーフティーネットを設ければ、この恐怖心を和らげることができます。例えば、セーフガード条項を設けるとか、実際に壊滅状況が発生した場合の緊急避難措置を認めるとか、離脱条件を設けるとか、単純労働市場など各国とも反対の強い分野は例外的に除くとか(初期の段階では対象外であったはず・・・)、司法的な紛争解決機関を設立する、といった方法が考えられます。もちろん、輸出競争力に影響を与える外国為替政策に関するルール作りも必要かもしれません。
TPPを公平な国際ルール造りと仕組みの構築の場として捉えますと、違った展開が見えてくるかもしれません。TPPの交渉内容を逐次情報公開するとともに、オープンな議論の下で交渉を進めることができれば、参加各国の国民もまた、TPPへの理解が深まると思うのです。
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