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万国時事周覧

世界中で起こっている様々な出来事について、政治学および統治学を研究する学者の視点から、寸評を書いています。

米原油流出―漁業者支援のクリーン作戦はいかが

2010年06月11日 17時45分56秒 | アメリカ
米原油流出はBPの新対策で回収進む、作業終了は秋との見方(トムソンロイター) - goo ニュース
 メキシコ湾沖でおきた原油流出事故は、まだ完全には原油流出を抑え込む段階には至っていないようです。テレビ報道を見ていますと、広範囲にわたる海洋汚染の深刻さと漁業関係者の嘆きが伝わってきます。もし、政府も漁業被害に対する補償を検討するならば、漁業者への所得補償と原油回収作業を組み合わせたクリーン作戦はどうかと思うのです。

 テレビの映像を見ますと、原油は広く拡散して漂流しているようであり、海を完全に復元するためには、きめ細かな回収作業が必要なようです。つまり、人手が要るということであり、政府の費用負担も相当な額に上るかもしれません(BPが賠償するかもしれませんが…)。これに漁業補償が加わりますと、さらに財政負担が重くなることが予想されます。そこで、漁業者に原油回収作業を委託し、その作業への対価として給与を支払えば、漁業者の方々も、生活に困らなくて済むのではないかと思うのです。首尾よく原油の回収が終了した時点で、漁業者は、漁に復帰することができます。政府もまた、負担減となりますので、一石二鳥となります。

 何か画期的な原油回収の方法が開発されれば、こうした案は、もはや不要となるかもしれませんが、この事件の映像を見るたびに、何か良い方法はないものかと、つい考えてしまうのです。

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コメント (8)
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