草花好きのひとりごと

植物の栽培記録や鉄道・路線バスなどの趣味について記しています。

実生の花が開花

2012-04-22 | さくらそうの花
先日も蕾の画像をアップした実生の花が咲きました。
昨日咲きはじめて今日の午前中にこんな感じなので、抱え咲きでやや下向きに咲くようです。
裏は薄紫色、表は純白ではなく紫色の細かい点が見えます。

花の大きさは我が家にある似たような花型の品種と比較すると、'銀覆輪'より大きくて'玉珊瑚'より小さいといったところ。

前にも書いた通り、採りそびれて散らしてしまった種が翌年に古土から芽生えてきたものなので、採種親は不明。
花が咲けばわかるかと思ったのですが、このような花型の品種を採種用に花がらを摘まず残していた記憶がないので・・・
種子で増殖させる植物ではないので性質が固定されていない上に自花受粉しにくい(しない?)特徴からも、親とはかなり違った花が咲く場合もあるのでしょう。


裏側の色はちょっと赤っぽく色が変わりつつあるようです。

花びら(花冠裂片)の元の方が細く、しゃもじのような形をしていて、正面から見た時にすき間が見えるのが気になったので、幅の広い品種の花粉を雌しべにつけておきました。
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球根が好き

2012-04-21 | その他の植物
原種系チューリップ'ライラックワンダー'です。
明るいピンク色の花が綺麗な品種で、もう7、8年庭に植えっ放しですが毎年咲いてくれるのが嬉しいもの。
大輪の園芸品種の白っぽい粉を帯びたような葉と違って艶のある葉なのですが、これにはアブラムシがつかないような・・・


原種水仙ジョンキル Narcissus jonquilla
香りの良い黄色い花で花径も小さめで、小輪花好みの私にピッタリなのですが、我が家ではなかなか咲いてくれません(T_T)
数多く分球しているので、もしかしたら肥料のやり過ぎ?と思って今年は控えめにしています。
花後に草木灰でもやってみようかな。


前にもアップしたハナニラ(イフェイオン)'ピンクスター'と'ロルフフィードラー'がまだ綺麗に咲いています。
ハナニラは本当に手をかけなくても咲いてくれる。


雑草のようになっているのを見かける種類。
前にアップした画像は庭植えでしたが、少し遅れてプランターも咲き始めて今が見頃(^^♪


よく見ると青紫色の筋の濃淡には個体差がある様子。


先日画像をアップした球根を干涸びさせてしまったムスカリの葉が出てきました。
しっかり育てて来年花が咲けばいいな☆

植え付けるとやがて葉が出て蕾が出て花が咲くという球根植物が私は好きです。
休眠期には根茎あるいは根だけになる宿根草も似たようなものですが、球根はワクワク感が大きい気がして見ていて何だか楽しい!
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さくらそうの交配

2012-04-21 | さくらそうの交配と実生
まだ私も超初心者なのですが、さくらそうの交配と実生についてこれから書いていきます。

さくらそう(日本桜草)のみならずプリムラ(サクラソウ)類の多くの花には、雌しべが長い「長花柱花(長柱花)」と雌しべが短い「短花柱花(短柱花)」があり、異なる花柱形の組み合わせで受粉しやすいとされています。
正確には長短2つに分けられるのではなく、中間的なものもあったりなど差があります。

さくらそうは人工的に交配(人工授粉)しなくても昆虫の働きによって種子ができるとされていますが、鉢数が大量にないとなかなか種子ができないようにも感じられ、交配すると種子が採れる確率が高くなると思います。
我が家では自然に結実する確率が極めて低く、交配しないとなかなか種が採れません・・・


長花柱花(品種は'松の雪')
これなどは特に長いもので、雌しべ先端の柱頭が花冠(花びら)から飛び出ています。


これも似たようなもの(品種は'蛇の目傘')


こちらは上の2品種ほど長くはないもの(品種は'雪車')
でも花筒に雄しべがついている位置よりも雌しべが前に出ているので長花柱花の一種。
僅長柱花と呼ばれる場合があるのはこんなタイプだと思います。


短花柱花(品種は'小桜源氏')
画像が暗いですが雄しべの葯が見えていて、雌しべの柱頭はそれよりも奥にあります。


これも似たようなもの(品種は'笹鳴')

交配作業について以下の画像では長花柱花の雌しべに短花柱花の花粉をつけていますが、もちろん逆でも問題ないはずです。
ただこの組み合わせだと花を壊さずに交配できるので、開花鑑賞中の鉢を利用できるという利点があります。

正確に交配した組み合わせの種子が欲しい場合は、開花前に雌しべを利用する花の花冠を取り除いて袋をかける、他の鉢と隔離した場所に交配用の鉢を置くなど、虫媒による受粉を防ぐ工夫が必要かと思われます。
私の場合はとりあえず種子ができてくれれば良いといういい加減なもので・・・


交配に使う道具は大きな花なら筆などが使えるものの、さくらそうの花は小さいので私は細く裂いたティッシュペーパーを指でつまんでねじり細い棒状にしたものを使っています。


短花柱花。雄しべの葯が見えています。
開花したばかりの方が日が経ってからよりも花粉が多いようです。


ティッシュペーパーの棒を花筒に差し込んで上下左右に動かします。


ティッシュの先端に花粉がついて黄色っぽくなっています。


長花柱花。雌しべの柱頭(先端の丸い部分)が見えています。


花粉のついたティッシュの棒を花筒に差し込み、柱頭に擦り付けるように上下左右に動かします。

これで作業は完了です。
受粉すると花後に子房が膨らんできますが、人工授粉すれば必ず結実するというものでもないため、多めにやっておくと良いと思います。

今後は種子の成長と播種から実生栽培に従って随時アップしていく予定です。
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乾燥した状態で届いた芽の取り扱い方法-目次

2012-04-21 | 乾燥した桜草の芽の取り扱い
知り合いから譲り受けたり、購入したさくらそう(日本桜草)の芽が乾燥気味の状態だった場合の植え付け方法と、その後の成長について、私の失敗を踏まえて記しています。(2012年4月現在進行中)

目次(最終更新日2012.11.17 5.植え付けから約一年後の様子を追加)
1.乾燥状態の芽
2.一晩余り水につけておいた芽
3.葉が出てきました
4.乾燥していた芽のさくらそうの葉
5.植え付けから約一年後の様子

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乾燥していた芽のさくらそうの葉

2012-04-21 | 乾燥した桜草の芽の取り扱い
乾燥状態だった芽を水につけてから植え付けたさくらそうの葉です。
前回アップした3月上旬と比べると成長していますが、芽が小さかったこともあって葉が小さいです。

葉が全体的に黄色っぽく、葉脈の緑色の濃さが目立ちます。
このようなものは乾燥状態ではない芽を植え付けたものにも稀に見かけますが、根に異常をきたしているサインなのかもしれません。


こちらは似たような状態だった他の品種。
葉の様子は似ています。


これも別の品種でやはり最初の数枚は黄色っぽい葉でしたが、緑色の葉が出てきて大きく育ちつつあります。

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ジャガイモの植え付けとその他の野菜

2012-04-20 | 野菜
かなり遅くなってしまったのですが、ジャガイモを鉢に植え付けました。
前にも書きましたが種イモとして売られているものではなく、芽が出てきてしまった食用のイモ。
それほど大きくないので切らずに使いました。


用土は他の野菜などを栽培した古土で、鉢の土を掘って深い位置に芽の先を上に向けて埋めます。


掘った土を埋め戻して植え付け完了。
急に湿らせると芋が腐るようなので、植え付け直後の水やりは必要無いみたいです。

土が少なく見えますが、茎の成長に応じて何回か地植えでの土寄せの代わりの増し土をするため空けてあります。

昨年は茎葉の茂り具合の割にイモの数が少なかったように思うので今年は肥料を控えめにしようと思っているのと、冬に大根を育てていて追肥を施した古土なので元肥は無し。


前に画像をアップしたニンジンが成長して葉が茂ってきました。
前にも書いたように失敗続きの私のニンジン栽培でしたが、今回はうまくできるかもとちょっと期待(^_^)v


こちらも前にアップしたソラマメ。
茎が伸びて花が次々に咲いています。
プランターと鉢を大きくしたからか昨年よりも茎が太く育っているようで楽しみ(^^♪
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さくらそうの鉢4月19日

2012-04-19 | さくらそう栽培記録2012〜2016
ちょうど一週間前に咲き始めた小型のプランターに植えたさくらそうの花数が増えてきました。
まだ蕾が残っていて最初に咲いた花が萎れる前の今頃が一番綺麗な状態かも。


こちらは葉が出てきてから10日ごとに画像をアップしている鉢。(前回の記事はこちら
遅咲きのものですが、花茎が伸び始めてきました。
次回10日後には咲いているかな。


これも毎回アップしている鉢。
蕾の色がはっきり見えていて明日にも咲きそうな感じ(^^♪


これは種子を採りそびれて散らしてしまった翌年(2010年)に他の植物に再利用した古土から1つだけ生えてきた実生なので、どんな花が咲くか楽しみ!
手前の蕾はカメラの陰で暗く写っていますが、裏側が薄紫色あるいは藤色といったところ。
白覆輪っぽく見えるのでもしかしたら表は白なのかも。


こちらも何度か画像をアップした浅めの鉢に植えてあるもの。
右の鉢は花茎が1本しか無いものの、左のは7本見えていて結構楽しめそうです。


10日前も同じような位置から撮った画像をアップしましたが、咲き始めてはいるものの全体を見るとまだまだですね。


家の北側の昨年からポットを置くようになった場所。
日当たりが良くないので、葉は徒長して倒れ気味です。
小さな芽を植えたものが多いのですが、少しは咲くものも。


まだちょっと早いので数が揃わないのですが外から見える場所にも鉢を置きました。
今年は1株か2株の1番芽が枯れていた鉢が多かったりしたこともあり綺麗に揃って咲きそうなものがほとんど無いので、開花鉢数が増えてきたら間隔をあけずに詰めて並べるつもり。


ビオラ(小輪のパンジーかも?)を植えた鉢にポットを置いてみたもの。
白花の方が色の組み合わせとしては良さそうに思うものの適当なものがまだ咲いていなかったので・・・
開花期が短いので草花の寄せ植えに使うのは無理でも寄せ鉢としてなら品種をというか花容を選べば使えそう。
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さくらそう展を見に行く

2012-04-18 | その他趣味いろいろ
さくらそう展を見に植物園へ行ってきました。

今年の開花は遅れていると思うので、どうかなぁと思っていましたが私が思ったよりも咲いている感じ。
でもまだ咲き始めのものが多いので、展示は日曜日までのため週末には花数が多くなっていると思われます。

一昨年以前と比べると見に来ている人が多くて、写真に人が写らないように撮るために少し待ったりしたほどで、ちょっとびっくり('_')
苗を買っていく人も多い様子。


深いプラ鉢は珍しいなと思って近づいてみたら、ポットを入れて飾っているだけでした。

よくありがちな5段くらいの棚を用いる展示だと全体的な見映えが良く、上の方の段に並べられた下向きに咲く花などは特に見やすい反面、最上段は4段分の棚板の奥行き分の距離が間にあるということで少々遠くて花の細かいところまで見えづらいという欠点があると思うので、ここの展示の仕方は一つ一つじっくりと見るのに適しているかも。

私が上手に栽培できていないこともあって、自分で栽培したものを見ると、同じ鉢に植えた各々の花茎の高さや花数の揃い具合、咲かない株がある、品種名が合っているのかどうか、など考え込んでしまったり落ち込んでしまうことばかりですが、展示会などで他の方が栽培された鉢を拝見するときにはそうした事を考えることがないので見ていて楽しいものです。

昨年はここに見に行かなかったのでわからないのですが、一昨年までは年々増えている感じがした野生種の展示鉢数がかなり減っていたのは残念。好みの問題と言ってしまえばそれまでですが・・・


植物園の花壇ではチューリップなどが見頃。
近頃は園芸店などでも球根を見かけるようになった、へんてこりんな、いや個性的な(^^ゞ花が咲く品種なども植えられていたものの、私がカメラを向けるのは昔からありそうなごく普通のもの。


温室の中では熱帯スイレンが・・・
青、紫などはもちろん、黄色やピンクなど耐寒性スイレンにもある花色でも、熱帯睡蓮の花色は鮮やかなものだと改めて思いました(*^_^*)
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プリムラ2

2012-04-17 | 庭の花いろいろ
種名はわからないのですが、薄黄色のプリムラです。
葉は若干青みがかった感じで、花茎が伸びて咲くタイプ。


こちらは以前の記事の時は蕾だったもの。
上のものと似たような草姿ですが、花色が濃くて花型にも違いがあります。
これの葉色は緑色。

長花柱花だったので、短花柱花のポリアンサ(?)の白花の花粉をつけてみました。
似てはいても花茎の有無から別の種類で種子ができないのかもしれませんが(^^ゞ

長花柱花の雌しべに短花柱花の雄しべの花粉をつけるのは花冠を取り除いたり切ったりする必要がなくて、 花を眺めながら簡単に交配できて良いなと・・・
思えば私はさくらそう(日本桜草)もいつもこの組み合わせで人工授粉しています。
考えた通りに交配した種子を得たい場合には適さないと思いますが、綺麗な花が咲けば良いのだからと、かなりいい加減な私(^_^;)
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モモの花

2012-04-16 | 庭の花いろいろ
数年前に苗木を購入して鉢植えで育てている桃の花です。
'きらら姫'という果樹の品種。
開花して日が経った状態で、しべと花弁の元の方が赤っぽくなり花弁全体の色も少し濃くなります。


咲き始めた頃はこんな感じ。
私の好みで言えば、この花色の方が好きです(^^♪


4年か5年前に食べた桃の種を蒔いたもの。
今は6号駄温鉢に植えて樹高70cmほどになっています。
開花するまであと何年かかるのでしょうか・・・

この画像にも写っていますが、枯れ枝が出やすいのはモモの特徴のようです。
もちろん私の育て方の問題もあるとは思いますが(^_^;)
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