草花好きのひとりごと

植物の栽培記録や鉄道・路線バスなどの趣味について記しています。

サクラソウ(野生種)の花

2012-04-26 | さくらそうの花
今年我が家で咲いているさくらそうの花から、今回は野生種(サクラソウ)をいくつかアップします。
艶やかな園芸品種に対して清楚な野生種とでもいうか、それぞれ違った魅力があるように感じます。

園芸品種以上に間違いないのか確かめることが困難な名称(産地名)は苗を入手したときのものを記していますm(__)m


'由布岳'
桃色の花が咲き、葉と花茎に毛が多いタイプ。
早く咲き始めたためそろそろ終わりで、花冠が落ちるものが出てきました。(画像は4日ほど前に撮ったもの)


'飯田高原'
上の'由布岳'に似ているものの、花びらの幅が少し狭くて花色はやや薄く花茎が短い(丈が低い)ようです。
葉や花茎に毛が多いのは同じでも色に違いが見られます。


'田島紅'
ちょっと小さめの紅色の花。
花色が濃いこともあって目の白さが目立って見えます(^_^)


'田島ヶ原 中州'
今年購入したもの。
花びらが細めの紅色の花が上向きに咲くようです。


'浮間(中州)'
目の白い部分の幅が狭い(全く無いわけではない)紅色の花で、やや上向きに咲きます。
私が栽培している野生種の中で最も小さい花。
葉が短くて姿が異なって見えるのが印象的(この葉は園芸品種の'薄蛇の目'、'濡燕'などともちょっと似た感じ)。
根腐れしやすくて芽を大きく育てるのが難しいかも、という気が(^_^;)


'戸田ヶ原'
花びらが細い桃色の花、野生種としては少し大きめかも。
入手後3、4年経つものの、私は根腐れさせてしまうことが多くて毎年少ししか咲かせられません(^^ゞ
書籍に'戸田絞'の絞りが消えたものとして紹介されている花と写真で見る限り似ているように見えますが、同じものかどうかはわかりません。


'野辺山'(長野県)
下の画像の花とよく似ていると思って比較のために今年購入したもの。
花びらの幅が広めで濃い紅色の花で、色が濃いからか白目がくっきりと見える気がします。


我が家で15年ほど栽培している昨年12月の記事にも書いたもの。
'野辺山'と見分けがつかないほど良く似ています。
私には同じものかどうかまではわかりませんが、もし違うものとしても元はそちら方面の野生種だったのかも。
これは名無しのまま栽培するしかないので別にどうでも良いことですが・・・

サクラソウ(野生種)と一口に言っても花色、花弁の幅、花径などの違いがあって見飽きませんし、その変異の大きさが多様な園芸品種が作り出されることになった要因の一つなのかもしれないと思います。

そう言えば園芸品種のさくらそう(日本桜草)と違って野生の植物ということで「山野草」という括りの中にも入るのか(?)、山野草の展示会で見かけたこともありますし、知人によればそういった会場で苗が頒布されていて入手できることもあるそうです。

私は野生種に強い興味や関心があるわけではなく、入手可能なものを全て集めたいという気もなく、野生種のようなすっきりとした花が好きというだけなので、今年開花しないものも含めて10種類余り集めることができたことからこれ以上入手するのは止めにして、今後はそれらを交配して自分好みの花を作り出すのを目標に楽しむというのも一つの考え方かなとも思います(*^_^*)
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