草花好きのひとりごと

植物の栽培記録や鉄道・路線バスなどの趣味について記しています。

球根が好き

2012-04-21 | その他の植物
原種系チューリップ'ライラックワンダー'です。
明るいピンク色の花が綺麗な品種で、もう7、8年庭に植えっ放しですが毎年咲いてくれるのが嬉しいもの。
大輪の園芸品種の白っぽい粉を帯びたような葉と違って艶のある葉なのですが、これにはアブラムシがつかないような・・・


原種水仙ジョンキル Narcissus jonquilla
香りの良い黄色い花で花径も小さめで、小輪花好みの私にピッタリなのですが、我が家ではなかなか咲いてくれません(T_T)
数多く分球しているので、もしかしたら肥料のやり過ぎ?と思って今年は控えめにしています。
花後に草木灰でもやってみようかな。


前にもアップしたハナニラ(イフェイオン)'ピンクスター'と'ロルフフィードラー'がまだ綺麗に咲いています。
ハナニラは本当に手をかけなくても咲いてくれる。


雑草のようになっているのを見かける種類。
前にアップした画像は庭植えでしたが、少し遅れてプランターも咲き始めて今が見頃(^^♪


よく見ると青紫色の筋の濃淡には個体差がある様子。


先日画像をアップした球根を干涸びさせてしまったムスカリの葉が出てきました。
しっかり育てて来年花が咲けばいいな☆

植え付けるとやがて葉が出て蕾が出て花が咲くという球根植物が私は好きです。
休眠期には根茎あるいは根だけになる宿根草も似たようなものですが、球根はワクワク感が大きい気がして見ていて何だか楽しい!
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さくらそうの交配

2012-04-21 | さくらそうの交配と実生
まだ私も超初心者なのですが、さくらそうの交配と実生についてこれから書いていきます。

さくらそう(日本桜草)のみならずプリムラ(サクラソウ)類の多くの花には、雌しべが長い「長花柱花(長柱花)」と雌しべが短い「短花柱花(短柱花)」があり、異なる花柱形の組み合わせで受粉しやすいとされています。
正確には長短2つに分けられるのではなく、中間的なものもあったりなど差があります。

さくらそうは人工的に交配(人工授粉)しなくても昆虫の働きによって種子ができるとされていますが、鉢数が大量にないとなかなか種子ができないようにも感じられ、交配すると種子が採れる確率が高くなると思います。
我が家では自然に結実する確率が極めて低く、交配しないとなかなか種が採れません・・・


長花柱花(品種は'松の雪')
これなどは特に長いもので、雌しべ先端の柱頭が花冠(花びら)から飛び出ています。


これも似たようなもの(品種は'蛇の目傘')


こちらは上の2品種ほど長くはないもの(品種は'雪車')
でも花筒に雄しべがついている位置よりも雌しべが前に出ているので長花柱花の一種。
僅長柱花と呼ばれる場合があるのはこんなタイプだと思います。


短花柱花(品種は'小桜源氏')
画像が暗いですが雄しべの葯が見えていて、雌しべの柱頭はそれよりも奥にあります。


これも似たようなもの(品種は'笹鳴')

交配作業について以下の画像では長花柱花の雌しべに短花柱花の花粉をつけていますが、もちろん逆でも問題ないはずです。
ただこの組み合わせだと花を壊さずに交配できるので、開花鑑賞中の鉢を利用できるという利点があります。

正確に交配した組み合わせの種子が欲しい場合は、開花前に雌しべを利用する花の花冠を取り除いて袋をかける、他の鉢と隔離した場所に交配用の鉢を置くなど、虫媒による受粉を防ぐ工夫が必要かと思われます。
私の場合はとりあえず種子ができてくれれば良いといういい加減なもので・・・


交配に使う道具は大きな花なら筆などが使えるものの、さくらそうの花は小さいので私は細く裂いたティッシュペーパーを指でつまんでねじり細い棒状にしたものを使っています。


短花柱花。雄しべの葯が見えています。
開花したばかりの方が日が経ってからよりも花粉が多いようです。


ティッシュペーパーの棒を花筒に差し込んで上下左右に動かします。


ティッシュの先端に花粉がついて黄色っぽくなっています。


長花柱花。雌しべの柱頭(先端の丸い部分)が見えています。


花粉のついたティッシュの棒を花筒に差し込み、柱頭に擦り付けるように上下左右に動かします。

これで作業は完了です。
受粉すると花後に子房が膨らんできますが、人工授粉すれば必ず結実するというものでもないため、多めにやっておくと良いと思います。

今後は種子の成長と播種から実生栽培に従って随時アップしていく予定です。
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乾燥した状態で届いた芽の取り扱い方法-目次

2012-04-21 | 乾燥した桜草の芽の取り扱い
知り合いから譲り受けたり、購入したさくらそう(日本桜草)の芽が乾燥気味の状態だった場合の植え付け方法と、その後の成長について、私の失敗を踏まえて記しています。(2012年4月現在進行中)

目次(最終更新日2012.11.17 5.植え付けから約一年後の様子を追加)
1.乾燥状態の芽
2.一晩余り水につけておいた芽
3.葉が出てきました
4.乾燥していた芽のさくらそうの葉
5.植え付けから約一年後の様子

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乾燥していた芽のさくらそうの葉

2012-04-21 | 乾燥した桜草の芽の取り扱い
乾燥状態だった芽を水につけてから植え付けたさくらそうの葉です。
前回アップした3月上旬と比べると成長していますが、芽が小さかったこともあって葉が小さいです。

葉が全体的に黄色っぽく、葉脈の緑色の濃さが目立ちます。
このようなものは乾燥状態ではない芽を植え付けたものにも稀に見かけますが、根に異常をきたしているサインなのかもしれません。


こちらは似たような状態だった他の品種。
葉の様子は似ています。


これも別の品種でやはり最初の数枚は黄色っぽい葉でしたが、緑色の葉が出てきて大きく育ちつつあります。

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