花熟里(けじゅくり)の静かな日々

脳出血の後遺症で左半身麻痺。日々目する美しい自然、ちょっと気になること、健康管理などを書いてみます。

「がんばろう!日本  希望をもって陽気に行こう」 

2011年03月23日 17時01分05秒 | 日々のこと
今日(23日)、春の選抜高校野球大会が開始され、出場32校で12日間、球児たちの熱戦が

行われます。 スローガンは「がんばろう! 日本」。 被災地からは東北高校(宮城)が

出場しており健闘を期待したいと思います。


<岡山創志学園・野山主将が選手宣誓>

「私たちは16年前、阪神淡路大震災の年に生まれました。今、東日本大震災で多くの尊    
 
 い命が奪われ、私たちの心は悲しみでいっぱいです。被災地ではすべての方々が一丸と   
 
 なり、仲間とともに頑張っておられます。人は仲間に支えられることで大きな困難を乗

 り越えることができると信じています。私たちに今できること。それはこの大会を精い

 っぱい元気を出して戦うことです。がんばろう、日本。生かされている命に感謝し、全

 身全霊で正々堂々とプレーすることを誓います。」



素晴らしい選手宣誓です。 球児たちが、精いっぱい元気を出して戦う様子を見守りたい

と思います。


高石ともやとザ・ナターシャセブンの「陽気に行こう」と言う歌があります。 元歌はカ

ーター・ファミリーの「Keep On The Sunny Side」という曲で、これに、高石ともやが詞

をつけたもので、アルバム「107 Song Book VOL.1」に収録されています。

カーター・ファミリーは、大不況の1930年代にアメリカ南部を演奏して回っていたそうで

すが、オープニングは彼らのテーマ・ソングともいうべき、この「Keep on The Sunny

Side」だったと言われています。不況に苦しんでいる人々が、この軽快な曲に大きく勇気

づけられ、希望を持ったのではないでしょうか。


私はナターシャセブンの107ソング・ブックに収録されている曲が大好きで、アルバムを

持っていましたが、レコードプレーヤーが故障したままになっていること、他の多くのレ

コードの保管も含めて非常に重量があり、半身麻痺の身では今後維持が困難になってくる

ので、昨年思い切って業者に売ってしまいました。業者は、このアルバムは出回ることが

少なく貴重だと言っていました。ナターシャセブンのアルバムの中で、この「陽気に行こ

う」と「私を待つ人がいる」は特に好きな曲でした。 


大震災で日本中が委縮している今こそ、この「陽気に行こう」の明るさが必要なのではと

思っています。 


がんばろう!日本  希望をもって陽気に行こう 



高石ともやとザ・ナターシャセブン
.
「陽気に行こう」

  原曲:カーター・ファミリー「Keep On The Sunny Side」

 詞 :高石ともや

(一)喜びの朝もある 涙の夜もある 

   長い人生なら  さあ 陽気に行こう
   
   (繰り返し)
   陽気に行こう どんな時でも 陽気に行こう
   
   苦しいことは わかっているのさ さあ 陽気に行こう

(二)嵐吹き荒れても 望み奪われても 

   悲しみは通り過ぎゆく 陽も輝くだろう
   (くり返し)

(三)君を信じよう 俺を信じておくれ 

   救い主は生きている さあ陽気に行こう
   (くり返し)

(四) 美しい朝には 声をかけておくれ 
   
   僕も歌いながら 挨拶しよう
   (くり返し)

(五) 恋はうれしいもの 別れはつらいもの
 
   人生は長いもの 君は幸せもの
   (くり返し)


[107 SONG BOOK]
・Vol.1: 陽気に行こう。オリジナル・カーター・ファミリーをお手本に編(1976年)
・Vol.2 :フォギー・マウンテン・ブレイク・ダウン。5弦バンジョー・ワーク・ショッ
      プ編(1977年)
・Vol.3: 陽のあたる道。オールド・タイミー&ブルーグラス編(1977年)
・Vol.4 :きれいな娘さん。ニュー・ロスト・シティ・ランブラーズ編(1977年)
・Vol.5 :春を待つ少女。オリジナル・ソング編(1977年)
・Vol.6 :ハンプティ・ダンプティ。マザーグース編(1978年)
・Vol.7 :山と川。フィールド・フォーク編(1978年)
・Vol.8 :お!スザンナ。アメリカの古い歌編(1978年)
・Vol.9 :八丈太鼓ばやし。地方の古い歌編(1978年)
・Vol.10 :道。世界のうた編(1979年)
・Vol.11 :想い出の赤いヤッケ。完結編(1979年)





(2011年3月23日 ☆きらきら星☆)
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「震災被災地で大相撲の巡業を計画してはどうか」

2011年03月21日 11時58分53秒 | ちょっと気になること

リビア情勢が急を告げています。 英仏米がミサイルなどで、カダフィ政権側の軍事拠点

などの爆撃を開始したと報じられています。 中国とロシアは遺憾の意を表明していま

す。 国連安保理での決議に際して、中国・ロシア・ブラジル・インド・ドイツ の5カ

国は棄権しました。 反対しなかったので、暗黙の了解を与えたものと米国などでは見ら

れているとも報じられています。


そもそも空爆は、反政府派が支援を申し出たものが発端であり、反政府派の国民を政府軍

の容赦ない虐殺から守るという人道上の配慮に基づくものでした。

カダフィ大佐を支持しているリビア国民(あるいは部族)も少なからずいると思われま

す。 巡航ミサイル「トマホーク」やステルス爆撃機による空爆で、政府側・反政府側を

問わず、多くのリビア国民が巻き込まれて、犠牲になるのではないかと危惧しています。

 欧米諸国は空爆を実施する前に、政権側と反政権側を仲介して、外交的になんらかの手

が打てなかったのでしょうか? まず軍事行動ありきのように思えます。 


欧米の価値観が唯一正しくて、その他の価値観を認めないという思考にも疑問を覚えま

す。  アラブ諸国は、「国」といっても、長い伝統を有する部族社会の連合体であり、

文化・風習なども部族で異なります。 時として、強力な部族のリーダーが現出して、各

部族を束ねて、国家指導者になるというケースがあり、リビアのカダフィやイラクのサダ

ム・フセインなどはこの最たるものでしょう。 サウジアラビアやクウエート、アラブ首

長国連邦の諸国 なども部族を代表する王様が厳として存在しています。

今回は市民の自発的な反体制の動きですが、欧米諸国の片方への軍事支援(介入)によ

り、自主的な動きが変質していく危険性を秘めています。 欧米諸国が、アラブ諸国内部

の政治的な動きに際して、片方に安易に軍事支援(介入)することは、慎むべきと思い

ます。


中国におけるチベット族やウイグル族への武力(警察力)による熾烈な弾圧、あるいは固

有文化の抹殺などに対して、欧米諸国は阻止するために実力行使したのでしょうか?  

中国は当然拒否権を行使するでしょうから、国連安保理決議そのものが実施できないでし

ょう。 拒否権を有しない国には武力行使を行ってよいのでしょうか?  あまりにも公

平を失しています。 英仏米は今からでも、対話による収束に向けて政権側と反政権側を

仲介してほしいと思います。



さて、東日本大震災で被災した方々の避難生活状況が報じられています。 食料品などの

生活物資も少しずつですが、配布されるようになってきているようです。 震災から11日

目です。 政府の震災対策が後手後手になっていることは否めません。  震災対策には

各省庁を統括する強力な政治力と決断力、さらに、被災地と強力なの情報網を有すること

が求められます。 繰り返し書いていますが、やはり「小沢副総理」を実現して、この難

局に当たっていただきたいと願っています。  小沢氏は、長い間政権中枢にいたことに

より官僚の操縦術を最もわきまえている政治家と思いますし、なによりも、選挙区が岩手

県内であり、中選挙区時代には、今回の被災地にも小沢氏の選挙区だったところがあった

と理解しています。 当然、地元の首長などとも知己が多く、強力なパイプが期待できま

す。 都会人の菅総理では田舎の人の心情はとうてい理解できないと思いますので。 



被災者の避難所での生活も長期戦を余儀なくされると思います。 生活物資・医療品等の

配布については、懸命に取り組まれていますが、被災者には、いずれ、精神的なケアが重

要になってきます。 そこで、提案したいことがあります。

被災地・避難所で「大相撲巡業」を計画してはどうかということです。 避難している方

には、高齢の方、学童が多いように見られます。 この方々に大相撲を楽しんでいただ

き、気持ちの転換を行っていただきたいのです。

時期や方法は、相撲協会や文部科学省などで検討していただければよいと思いますが、

(1)、全力士参加で数箇所で大相撲巡業場所を開催する

(2)、被災地が広範囲なので、力士が分散してできるだけ多くの地域でミニ場所を開催

   する

(3)、上記1と2を組み合わせる

(4)、巡業場所とともに、できるだけ多くの避難所に力士が慰問に訪れる

(5)、土俵は正式なものではなく、簡易なものとする

などなど、知恵を絞っていただきたいと思います。


なお、この特別巡業を実施するに当たり、現在、相撲協会が究明に取り組んでいる「八百

長問題」や「相撲賭博問題」は、今後、二度と起こさないということを相撲協会が国民に

対して誓うということで、不問とすることを提案します。



〔2011年3月21日 ☆きらきら星☆〕





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「東日本大地震に関して、村上龍氏がニューヨークタイムズに投稿」

2011年03月20日 15時49分35秒 | ちょっと気になること
今日〔20日〕も午前中に散歩しましたが、暑いくらいでした。 東北・北関東の被災地の

方は寒いだろうにとついつい思ってしまいます。 被災地が一日も早く暖かくなることを

祈るばかりです。


友人から、去る3月18日付けのニューヨークタイムズに作家の村上龍氏が投稿していると

知らされました。   

日本語訳を読んで見ましたが、実に冷静にご自分の今おかれている立場を分析されてお

り、 放射能漏れの影響については、「私よりも専門知識の高いソースからの発表、特に

インターネットで読んだ科学者や医者、技術者の情報を信じる。彼らの意見や分析はニュ

ースではあまり取り上げられないが、情報は冷静かつ客観的で、正確であり、なによりも

信じるに値する。」 として、「今後とも現在地(新宿)にとどまる。 (中略) 全て

を失った日本が得たものは、希望だ。」 と村上龍氏は書いています。 



 昨日〔19日〕のラジオで流れたことが思い出されます。

『 被災地でお年寄りが、もうここはだめだな といったところ、そばにいた中学生の男

の子が、大丈夫、若い僕らがいるよ。 絶対に僕らの力で立派な町を作ってみせるから。

 』」といいました

若い、たくましい力に期待しましょう。 村上龍氏が書いているように我が日本には希望

があるのです。 



今このときになっても、国家・国民のことなどは全く省みず、政権基盤の強化のために狡

猾な策略を弄する菅総理にはあきれ果てます。 野党自民党の総裁と副総裁に入閣を電話

で要請したと報じられています。  順序として、まず、民主党を挙党体制にすることで

あり、その上で、野党に協力を申し出るという手順を踏まなければなりません。 唐突

に、しかも電話で自民党総裁に電話して入閣を要請し、自民党が応じれば国会のねじれ解

消になり基盤強化に繋がる、 自民党が拒否すれば、この危機のときに協力しなかったと

いうダメージを与えられる、 というシナリオを描いたのでしょうが、全く浅はかと思い

ます。



福島第一原発では3号機での使用済み燃料の保管プールに海水を注入し、燃料を海水で浸

すことがほぼ成功しつつあります。  他方で、格納容器内や圧力容器内がどのように成

っているか、特に、2号機では圧力抑制室が損傷していると報じられており、素人なが

ら、こちらへの今後の対応が非常に気になります。

本日のニュースでは、3号機の格納容器内の圧力が上昇しており、水蒸気を弁から大気に

放出することも行うようです。


気になるのは、各閣僚・官房長官などが会見するたびに 「菅総理の指示で」 という文

言が出てくることです。  原子力に強いと勝手に自負している菅総理(官邸)が、政治

主導とかいうパーフォーマンスのために、専門家の判断に口出しをして事象への対応が遅

れることは避けなければなりません。 今は、命を賭して取り組んでいる専門家の判断を

最大限尊重することが、官邸のとるべきことと思います。


また、放射能漏れで、海外諸国は自国民の日本からの退避や原発から80キロ以遠への

退避などを実施しています。(末尾の読売新聞の記事参照)

20~30キロ圏に退避している人々や近隣県の人々に対して、この退避による健康への

影響の判断根拠を、政府は明確に説明しなければなりません。 そうでなけれれば、諸外

国の対応を見て、不安を覚える国民も多くなると思います。 私自身は、東京に住んでお

り、村上龍氏と同様、全く不安はありませんが、総理大臣の命令で退避した方々へは、政

府としてきちんと説明する義務があります。



2011年03月18日 (金) 掲載

ニューヨーク・タイムズのThe Opinion Pageに、作家 村上龍の寄稿文が掲載された。こ

れを読んだタイムアウト東京のエディトリアル・ディレクター、ジョン・ウィルクスは、

「とても誠実な文章だと思う。災害について行き過ぎた大げさな報道をしているイギリス

のメディアでは見られなかった内容だ。今すぐ彼をハグしたい気持ちだ。」と共感とリス

ペクトを表した。タイムアウト東京には、ツイッターを通じて、外国人フォロワーから、

「涙しました」、「これこそ、今読むべき記事だ」などのメッセージが寄せられている。

震災の後、ネットやツイッターを通じてメディアや個人の発信する様々な情報が錯綜して

いる。多くの人々が、何を信じていいのか、何が真実なのかという不安とこれからの将来

への不安に心を悩ませているようだ。村上龍のこの寄稿文は、そういった人たちに安堵と

希望をあたえてくれるに違いない。タイムアウト東京では、この素晴らしいメッセージが

少しでも多くのみなさんに届いて欲しいという思いから、日本語に翻訳し、ここに掲載す

る。

日本語版掲載にあたり、村上龍氏、ニューヨーク・タイムズ紙には、助言と協力を頂いた

ことを心から感謝致します。



「危機的状況の中の希望」

村上龍

先週の金曜、港町・横浜にある我が家を出て、午後3時前、いつも行く新宿のホテルにチ

ェックインした。普段から私はここに週3~4日滞在し執筆活動やその他の仕事をしてい

る。

部屋に入ってすぐに地震が起きた。瓦礫の下敷きになると判断し、とっさに水とクッキ

ー、ブランデーのボトルをつかんで頑丈な机の下にもぐりこんだ。今にして思えば、高層

30階建てのビルの下敷きになったらブランデーを楽しむどころではないのだが。だが、こ

の行動によってパニックに陥らずにすんだ。

すぐに館内放送で地震警報が流れた。「このホテルは最強度の耐震構造で建設されてお

り、建物が損傷することはありません。ホテルを出ないでください」という放送が、何度

かにわたって流された。最初は私も多少懐疑的だった。ホテル側がゲストを安心させよう

としているだけではないのかと。

だが、このとき私は直感的に、この地震に対する根本的なスタンスを決めた。少なくとも

今この時点では、私よりも状況に通じている人々や機関からの情報を信頼すべきだ。だか

らこの建物も崩壊しないと信じる、と。そして、建物は崩壊しなかった。

日本人は元来“集団”のルールを信頼し、逆境においては、速やかに協力体制を組織する

ことに優れているといわれてきた。それがいま証明されている。勇猛果敢な復興および救

助活動は休みなく続けられ、略奪も起きていない。

しかし集団の目の届かないところでは、我々は自己中心になる。まるで体制に反逆するか

のように。そしてそれは実際に起こっている。米やパン、水といった必需品がスーパーの

棚から消えた。ガソリンスタンドは枯渇状態だ。品薄状態へのパニックが一時的な買いだ

めを引き起こしている。集団への忠誠心は試練のときを迎えている。

現時点での最大の不安は福島の原発だ。情報は混乱し、相違している。スリーマイル島の

事故より悪い状態だがチェルノブイリよりはましだという説もあれば、放射線ヨードを含

んだ風が東京に飛んできているので屋内退避してヨウ素を含む海藻を食べれば放射能の吸

収度が抑えられるという説もある。そして、アメリカの友人は西へ逃げろと忠告してき

た。

東京を離れる人も多いが、残る人も多い。彼らは「仕事があるから」という。「友達もい

るし、ペットもいる」、他にも「チェルノブイリのような壊滅的な状態になっても、福島

は東京から170マイルも離れているから大丈夫だ」という人もいる。

私の両親は東京より西にある九州にいるが、私はそこに避難するつもりはない。家族や友

人、被災した人々とここに残りたい。残って、彼らを勇気づけたい。彼らが私に勇気をく

れているように。

今この時点で、私は新宿のホテルの一室で決心したスタンスを守るつもりでいる。私より

も専門知識の高いソースからの発表、特にインターネットで読んだ科学者や医者、技術者

の情報を信じる。彼らの意見や分析はニュースではあまり取り上げられないが、情報は冷

静かつ客観的で、正確であり、なによりも信じるに値する。

私が10年前に書いた小説には、中学生が国会でスピーチする場面がある。「この国には何

でもある。本当にいろいろなものがあります。だが、希望だけがない」と。

今は逆のことが起きている。避難所では食料、水、薬品不足が深刻化している。東京も物

や電力が不足している。生活そのものが脅かされており、政府や電力会社は対応が遅れて

いる。

だが、全てを失った日本が得たものは、希望だ。大地震と津波は、私たちの仲間と資源を

根こそぎ奪っていった。だが、富に心を奪われていた我々のなかに希望の種を植え付け

た。だから私は信じていく。

原文
www.nytimes.com/2011/03/17/opinion/17Murakami.html
編集部注:小説の場面訳は『希望の国のエクソダス』より
翻訳 タイムアウト東京編集部




(読売新聞  3月19日(土)8時17分配信)

「原発事故、自国民に退避を求めている主な国・地域」 
 ▽米国
   福島第一原発から80キロ圏外への退避勧告
   チャーター機で約100人が台湾へ退避
   外交官らの家族約600人に退避許可
   軍人の家族2万人の国外退去を支援

 ▽英国
   福島第一原発から80キロ圏外への退避勧告
   チャーター機を香港まで運航

 ▽フランス
   出国または東京以南への移動求める
   政府機で241人がソウルへ退避
   エールフランスに増便を指示

 ▽イタリア
   出国または東京とその以北からの退避勧告
   特別航空便の運航を検討

 ▽スイス
   被災地と東京・横浜からの一時退避勧告
   チャーター機の運航を検討

 ▽オーストリア
   出国または東京・横浜からの退避勧告

 ▽スペイン
   福島第一原発から120キロ圏外への退避勧告
   チャーター機を運航

 ▽ロシア
   輸送機を派遣

 ▽ベルギー
   軍用機を派遣

 ▽チェコ
   軍用機で106人が帰国

 ▽クロアチア
   出国または南部への退避勧告

 ▽オーストラリア
   福島第一原発から80キロ圏外への退避勧告

 ▽ニュージーランド
   福島第一原発から80キロ圏外への退避勧告

 ▽韓国
   福島第一原発から80キロ圏外への退避勧告

 ▽シンガポール
   福島第一原発から100キロ圏外への退避勧告

 ▽フィンランド
   東京とその以北からの退避勧告

 ▽セルビア
   出国を勧告

 ▽イスラエル 
   東京周辺から西日本などへの退避勧告

 ▽ドイツ 
   出国または東京・横浜からの退避勧告

 ▽台湾 
   高齢者、子供、女性に出国検討求める

 〆


(2011年3月20日 ☆きらきら星☆)
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「暖かい日差しを被災地の人々に分けてあげたい」

2011年03月19日 14時12分12秒 | 日々のこと
午前中に散歩しましたが、とても暖かく汗をかいてしまいました。 この暖かさを震災の

被災地の人々に分けてあげたいと思いましたが、神ならぬ俗人には如何ともしがたいで

す。 自然の神様にご配慮いただきたいと願うばかりです。

神様といえば、日本に数多くある(巨大な)宗教団体が被災地の人々を支援するために活

動しているのでしょうか? 数十万人~数百万人という信者の強力な組織を持ち、(税制

上の優遇措置を受けて)巨額の資金を持っている宗教団体には、困っている人々に支援の

手を差し延べてもらいたいと思います。



昨夜〔18日〕の菅総理の記者会見は、巨大地震発生から1週間経過したことによる特別の

記者会見という意味合いを持っていましたが、正直、がっかりさせられました。 記者の

質問に対して、被災者支援への具体的な施策を述べることも無く、また、原子力発電事故

の現状認識や放射線漏れで退避している方の健康管理についても全く具体的な回答・説明

がなされませんでした。 


一国の指導者として、物流正常化のためにどういう方策を講じているのか、物資配布のた

めにどういうことを行いつつあるか、被災者の健康管理のためにどういう手立てを講じて

いるのか、等々被災者が少しでも安心できるような言葉を発するべきでした。 また、原

子力発電所で現在取られている対策にどういう評価をしているのか、退避者の放射線被曝

については、放射線量のレベルから見て健康上問題が無いのであれば、はっきりと無いと

具体的に説明して、不安を拭い去ってもらうことが必要な場面でしたが、いずれも全く出

来ませんでした。 東京工大・理学部物理学科卒業で原子力に詳しいと自負しているにも

関わらず、原子力についての無知をさらけ出していました。 


昨夜の記者会見をみても分かりますが、場面・場面でなすべきことが全く理解できていな

いようです。

総理側近の枝野官房長官がイエスマンのために、菅総理に、国民に向き合うように仕向け

ることができないものであり、枝野長官の責任は重大です。(菅総理が東電本店に乗り込

んで、東電社長を大声で叱責したことなどは、枝野長官が体を張って止めさせるべきでし

た。)



日本が震災で四苦八苦している中でも、世界は目まぐるしく動いていています。 こちら

への対応を怠れば、取り返しのつかないことになります。日本が国際社会で沈没すること

になりかねません。 したがって、昨日も書きましたが、菅総理と枝野官房長官は、激動

する国際政治や経済への対応をきちんとこなしていただき、此のたびの震災・原子力事故

対策は小沢副総理(菅総理からぜひ就任を要請したいただきたい)と仙谷官房副長官のラ

インで統括・対応していただくような体制をとることが重要と思います。 

小沢一郎氏は強制起訴を控えていますが、国家非常事態ですので、強制起訴の手続きを中

断、または、延期する措置をとることを望みます。



<散歩の途中で見かけた菜の花>






(2011年3月19日 ☆きらきら星☆)


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「日本が大震災で立ち往生している間も世界は大きく動いている」

2011年03月18日 12時53分05秒 | ちょっと気になること
昨日(17日)は、海江田大臣が突然大規模停電可能性について記者会見を行い、鉄道会社

は急遽ダイヤを減便するなど変更したので、帰宅を急ぐサラリーマンなどで駅は大混乱に

なりました。 

駅のエレベーターやエスカレーターもほとんどが停止してしまい、階段を利用しなければ

ならず、障碍ある身の私は健常者にも増して帰宅に難渋し、疲れはてて今日は休養日とし

ました。 電力需給の微妙なバランスを見ながら調整していることは理解できますが、早

め早めのアナウンスをお願いしたいと思います。 



東日本巨大地震の情報に埋没している間に、円が急騰、一時76円台になり過去の最高値

(1995年4月の79円75銭)を更新しました。東日本巨大地震と原発事故のショックで、日

本に大量の円資金が必要になり、外貨建て資産を円に換える動きがあるとしてドルが売ら

れたものだそうです。 株価も大幅安値となっており、3月期末決算期を控える企業にと

って懸念材料です。 輸出型企業が大きなダメージを受けることは必至で、景気の動向に

悪影響を及ぼすことが指摘されており、これから復旧を行わなければならない日本にとっ

ては大きな痛手となります。 政府・日銀の断固とした対応を望みます。 



中東・アフリカ情勢も様々な動きがあるようです。

・リビアでは、カダフィ政権の部隊が、反体制派最大の拠点であるベンガジへの攻撃を視

 野に入れ始めているとのことで、初期には東部一帯を支配下においていた反政府軍にた

 いして、どううやら、政権側が圧倒してきている様子がうかがえます。 今日(18日)

 のニュースでは、イギリスやフランスなどがリビア軍の飛行禁止区域をもうけること

 と、反政府軍を攻撃しているリビア軍への空爆を実施する可能性を報じています。 リ

 ビアの内戦といいながら、一方では安易に介入するという矛盾に満ちた行動のように思

 われます。


・バーレーンでも政府軍が首都マナマで座り込みを続けるデモ隊を強制排除したと報じら

 れており、チュニジア、エジプトに引き続き、ドミノ式に民主化がなされるものと思わ

 れていましたが、中東は一筋縄ではいかないようです。



欧米諸国は、福島原発の放射能漏れに関連して、駐日大使館が自国民に対して退避勧告な

どを発しています。 分かりきっていたことですが、結局は日本人だけで此の危機を乗り

切らなければ成らないのです。

・アメリカは、福島第一原発の半径80キロ以内に住むアメリカ人に対して、退避するよう

 勧告した。

・韓国は韓国民に対して、アメリカと同一歩調をとり、80キロ圏外に退避するように勧告

 した。

・イギリス外務省は、東京と東京以北に住むイギリス人に退避を検討するように勧告し

 た。

・オーストラリア大使館は業務を一時大阪の総領事館に移転。

・ロシア大使館で勤務する外交官らの家族を18日をめどに日本から一時退避させる。

・オーストラリアは日本に滞在するオーストラリア人に東京や被災地から速やかに退去す

 るよう勧告した。


<外資系企業の動き>

・業務用ソフト開発のSAPジャパンがドイツ本社など海外から赴任している外国人社員の

 大半を出国させた。

・ダウ・ケミカル日本は東京都川崎市に勤務する約200人に対し、全員自宅待機にし、東

 京本社の危機管理機能の一部を関西に移すことも検討中。



さて、政府の危機管理体制にも変化があり、仙谷由人氏が官房副長官に就任し、被災者支

援対策などを統括すると報じられています。 今は、強持ての仙谷氏の力量に期待したい

と思います。但し、官房副長官就任に当たり、自衛隊の皆さんに対して、自衛隊は暴力装

置であると発言したことを心からお詫びすること、さらに、自衛隊の皆さんが、被災者の

救助や生活支援、原発の災害食い止めに必死で取り組んでいることに対して、心から感謝

していることを公の場で表明していただきたいと思います。

感情のコントロールができない菅総理や、イエスマンの枝野官房長官ではこの危機を乗り

越えるには不安があります。 国家存亡の危機ですので、できれば、こちらは豪腕の

小沢一郎氏に副総理に就任していただき、小沢副総理――仙谷副官房長官のラインで国家

の危機を救っていたたきたいと思いますが、無理でしょうか。



(2011年3月18日 ☆きらきら星☆)
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