
「とみざわ」さんは、へぎそばの系統のお店の中では、常々一番だと思っていた。

お店は国道117号線に面している。この日は、水っぽい雪がどんどん降ってきた。


このお店の蕎麦は、手打ち蕎麦と細打ち蕎麦の2種類がある。手打ち蕎麦は地粉100パーセントで手打ち。一日の数量限定メニューである。
へぎそばの文法に従って、蕎麦はボッチの形で供される。
また、汁が薄味(甘辛みが強くない)田舎の味わいで、しかもたっぷり付いてくる。
おそらくオヤマボクチをつなぎにしていると思われる透明感だが、意外にゴリゴリとした感じも混ざる。

今回は「おろし」を注文した。
福井のような辛みが先に立つおろしではなく、まろやかなおろしが付いてきた。しかし、汁自体が真面目な、甘みの無い系統なので、出してくる味わいは実によくバランスの取れたものとなった。蕎麦湯を待つ必要もなく、下ろし汁と蕎麦汁のコンビは飲み干すのが当然と感じた。

ご馳走様でした。

お店は国道117号線に面している。この日は、水っぽい雪がどんどん降ってきた。


このお店の蕎麦は、手打ち蕎麦と細打ち蕎麦の2種類がある。手打ち蕎麦は地粉100パーセントで手打ち。一日の数量限定メニューである。
へぎそばの文法に従って、蕎麦はボッチの形で供される。
また、汁が薄味(甘辛みが強くない)田舎の味わいで、しかもたっぷり付いてくる。
おそらくオヤマボクチをつなぎにしていると思われる透明感だが、意外にゴリゴリとした感じも混ざる。

今回は「おろし」を注文した。
福井のような辛みが先に立つおろしではなく、まろやかなおろしが付いてきた。しかし、汁自体が真面目な、甘みの無い系統なので、出してくる味わいは実によくバランスの取れたものとなった。蕎麦湯を待つ必要もなく、下ろし汁と蕎麦汁のコンビは飲み干すのが当然と感じた。

ご馳走様でした。
私が訪ねたのは何年か前の11月初めの晴れた日でしたが、むしろこういう雪降りの日にこそ行ってみたいです。
こちらは特に雪が多い地帯ですね
こちら
食べたことがあるような無いような
暖かいお蕎麦を、
と思うんですが、
そんな話を信州育ちのカミサンにしたら、
「暖かい蕎麦は、邪道だ!」
と、一喝されました(笑)。
長野に来て20年以上経ちましたが、
まだまだ静岡人。
私が「とみざわ」さんを知ったのは1990年代前半の新潟日報から刊行された新潟蕎麦食べ歩きの本でした。当時はバブルの名残もあり、判型がその後の改訂版よりも遥かに大きく、御主人の顔写真もしっかり出ていました。
このお店、その後実に変らない印象です。この日も御主人が厨房からさっと顔を出されていたのを、ぱっと見て、嬉しい事だと思いました。
蕎麦の好みはあるかもしれませんが、田舎に通じる太打ち、平打ち、が好みなら実に安定して味を楽しめるお店です。そういうお店は意外に数は多くないと思われます。
今シーズンの雪は、本当に厳しいですね。
奥様はpureな信州人。素晴らしい。
kikouchiは、なかなかそこまでの境地に入りこめておりません。
今年の冬なんかちょっと厳しですよね。
お腹を温めてくれる汁蕎麦の一杯・・・。
出汁に拘れるお店ならば、そちらへ行ってしまいそうです。