8月24日(水)
今日も蒸し暑い朝。シャワー浴びてシャキッとしたところで出勤となる。
出庫はトーハン、通販など。急いで処理し10時半に外出。野田→梅田→西宮北口→門戸厄神で、神戸女学院大学をめざす。久しぶりの岡田山登山がキツイ。いつ来てもきれいな大学だ。クリスチャン大学なのになぜか敷地内に神社があるが、この大学ができるは遥か以前からここに鎮座してたようだ。なるほどねと頷きながら文学部のある教室に入る。
先日出版した『先住民族アイヌを学ぶ~藤戸ひろ子さんに聞く』をテキストに、来月予定の学生たちのアイヌを知るフィールドワークのための事前学習会に参加させてもらう。12時から映像視聴、14時から著者の一人石川康宏先生の講義、そして16時からアイヌ文化継承の活動に大阪と北海道陸別の2拠点で取り組んでいる藤戸ひろ子さんの講義と、濃厚な6時間となった。
「インカラㇷ゚テ=あなたの心にそっと触れさせてください」というアイヌ語で始まった藤戸さんの講義を初めて聴く。アイヌに文字はない。「カントオㇿワ ヤク サㇰノ アランケㇷ゚シネㇷ゚=天から役目なしに降ろされたものは何もない」。すべてのものにカムイが宿るとするアイヌ世界・文化と共生する社会とは、自分と違う文化への共感、認め合うこと、認知、許容する社会・・・など、この本がそんな初学の1冊になることを期待している。