今月末は各取次が決算期。そのためか返品がやたらと多い。うちも決算月だが、今日も6個口の返品が届いた。荷物の中に新刊委託分の返品はもちろんだが、やたらと古い商品が結構ある。これは注文品の返品扱いとなり、来月の入金から差し引かれるので資金繰り的にはかなり厳しい。
小社は返品フリー条件なのでそれは仕方がないのだが、書店の棚に残っていたものが返品されてきたのだろう。それはつまりは書店が廃業しているということが一番の背景として考えられる。
このいつでも返品できるという流通形態は、書籍を一つの商品として考えた時、結局その商品の売上がいつまでたっても最終的に確定出来ないというおかしな状態を作っているのだが、それがこの業界の特殊な点の一つなわけだ。
だからどんどん重版して好調な売行きを示している本でも「返品は忘れた頃にやって来る」。嗚呼、何とも恐ろしい業界やわ!
小社は返品フリー条件なのでそれは仕方がないのだが、書店の棚に残っていたものが返品されてきたのだろう。それはつまりは書店が廃業しているということが一番の背景として考えられる。
このいつでも返品できるという流通形態は、書籍を一つの商品として考えた時、結局その商品の売上がいつまでたっても最終的に確定出来ないというおかしな状態を作っているのだが、それがこの業界の特殊な点の一つなわけだ。
だからどんどん重版して好調な売行きを示している本でも「返品は忘れた頃にやって来る」。嗚呼、何とも恐ろしい業界やわ!