あの教育勅語の時代、子どもたちは何を教えられ、どこに向っていったのか……。いま再び、教育勅語を礼賛する政治が復活し、愛国心を最重要視する道徳教育が行われようとしている。
次の新刊は、大阪の公立中学校で歴史の教師をされている平井美津子さんによるブックレットです。
4月の初めごろに「このテーマで書きませんか?」とメールをしたところ、すぐに快諾の返事があり、超特急で原稿を書いてもらいました。
あとで聞くと、平井先生もちょうど書きたいと考えてたところだったと言われ、問題意識がピッタリと一致したことが嬉しかったです。
いまの学校現場は、子どもたちも教師も、とても厳しい状況に置かれつつあるというのが私の認識です。
特に大阪は教育基本条例が実施され、他県と比べても相当ひどい状態になっているように思えます。
そんななか、具体的には書きませんが、平井先生はさまざまなプレッシャーを乗り越えながら、子どもたちをとことん信頼し愛情を注ぐ教師として活躍されています。
実は知り合いになるずっと以前から「こんなすごい先生がいてはるんや!」と驚きの存在でした。
そんなことで、機関紙出版からは初めての平井先生の本になります。ぜとも、よろしくお願いしますね。
判型/A5判 ブックレット
頁数/82ページ
定価/本体:800円
出来予定/5月30日
書店発売予定/6月7日