本日、次の新刊が出来上がってきました!
新・国保読本~たたかいへの助走路を歴史に学ぶ
著者は医療政策研究の野村拓先生です。一昨年、大阪社保協が発行した『住民運動のための国保ハンドブック2012』の編集会議で初めてお会いし、先生のものすごいパワーに圧倒されながら出版を相談、本日出来上がってきました。
医療とは「住民共同の生活手段」であり、それゆえに「住民共同の努力」によって充実させていかなければならない、というのがこの本の基本的主張です。
「資格証明書発行」とか、「滞納者への差押」というような事態の発生は、いったいどこからおかしくなったのでしょうか。この際、先人の運動をトレースしながら、はっきりさせておかなければなりません。
新自由主義政策のもとで、大企業は「人間の使い捨て」を行い、職を失った人たちは国保に加入します。そして税(国保料)の取り立てだけは厳しく迫る「公」の姿。このような「公」と大企業の姿勢、そして住民共同の努力の歴史をとらえれば、助走の方向が浮かび上がってくるでしょう。
著者/野村 拓
判型/A5判 130ページ
定価/本体:1000円
発売/3月20日予定
*くわしい内容はHPで追って紹介します。