ジョルジュの窓

乳がんのこと、食べること、生きること、死ぬこと、
大切なこと、くだらないこと、
いろんなことについて、考えたい。

鰹節(2)

2009-01-13 | 発酵
私はパタンと本を閉じ、
台所へ行って 我が家の鰹節を調べた。

私が出汁をとるのに使っていたものには、
「かつお・ふし」と書かれていた!(涙)。





   
昨秋の土手の芝草は 例年になく赤く鮮やかに染まったように思う。





ショックだった。

ということは、カビは使われていないってこと?

発酵食品ではなかったってこと?

ショックだった・・・・・・・・・・・・・・・。



じゃあ、じゃあ、どういうのが、「本枯れ節」な鰹節なわけ?

そこでジョルジュは 探求すべく、スーパーへお買物に(笑)。



乾物の袋がたくさん並べられたその棚には
鰹節ふうの商品が たくさん並べられていた!

厚削く削ったものやら 粉になったものもある。

ひとつひとつ、商品を手にとっては、
ひっくり返して袋の後ろ側を見るジョルジュ。

これも。

これも。

ああ! これも。

「かつお・ふし」なのだった!







年が明けてからの寒波で 葉はシックな色に変化した。






「本枯れ節」と書かれていたものは極めて稀で、
私がいつも行くスーパーでは
「かつお・かれぶし」とあった。

つい先日 息子に
「原材料名を見て<かつお>だけ、
 アジとかサバとか書いてないものを!」
と教えて買ってきてもらった、富山県のメーカーのものには
「かつおのかれぶし」と書かれていた。

それにしても、ほとんどが、「かつお・ふし」。

ニセモノの鰹節だったなんて。







もしもし、どうしてあなたは そんなに色鮮やかなんですか?






間違いなくホンモノを手に入れたい場合には 
やはり 昔ながらの鰹を干した形のままの鰹節を
さかさまカンナで削らなければならないのだろうか?

いつも行くスーパーでは
もう 何年も前から
あの形のままの鰹節は 棚から姿を消している。

買いたいと思ったら ヨーカドーまで行かなければならない。

ヨーカドーに行けばあるから、まあ、いいんだけれども。

とにかく、人はみんなズボラになってしまって、
鰹節を削ることさえ しなくなってしまっていることの証だろう。

その代表者がこの私で(汗)、
もう何年も ガシガシと鰹節を削ってはいない(恥)。







場所によっては、冬でも緑。






発酵食品が身体にいい、という事は 周知の事実だろうと思う。

そして 日本人は 
世界の中でも 多くの種類の発酵食品を
日常に食べてきた民族なのではないかと思う。

コーカサスの人にはヨーグルトであるかもしれない。

モンゴルの人には馬乳酒がいいのかもしれない。

けれど日本人には 伝統的な食卓に毎日登っていたであろう
味噌や醤油、そして鰹節、
そういったものが 体質的に必要なのではないだろうか?

そういった食生活を 現代の人が実行することは難しいのだろうか?

そして何より、
私は キチンと 鰹節の味と香りを
子ども達の舌に沁み込ませることは できなかったのだろうか・・・。




                      まだまだつづく(汗)



2 コメント

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おおー (とほ)
2009-01-14 01:14:36
それでもカレブシ見つかったのですねぇ。

アメ横の映像見てると、たまにかつをぶしが
山積みになってたりするけど、あれは本物かなー。

確かに、発酵食品多いですねー。
味噌、しょうゆ、納豆・・・朝食だね。
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かつをぶし (ジョルジュ)
2009-01-14 20:30:53
かび付けの回数が多かったり少なかったり、は あるようです。
それでもちゃんとかび付けしてあれば、鰹節ですよね~。

みりん、酢、焼酎?
くさや、なれ寿司。
日本人に生まれてヨカッタ?
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