ジョルジュの窓

乳がんのこと、食べること、生きること、死ぬこと、
大切なこと、くだらないこと、
いろんなことについて、考えたい。

吉野

2014-05-07 | なんでもないこと
ケーブルを 吉野山駅で降りる。

ここいら辺りまでが、<下千本>。



坂道を上り始める。

黒門がある。 あったらしい(苦笑)。






最初にあるお寺さんが、弘願寺。

本尊は阿弥陀如来だが、
関屋地蔵尊というのが、歯痛に霊験があるとか。

6月4日には 歯がため地蔵祭が行われる。 だ、そうだ。







歯が抜けると、上の歯は床下に、
下の歯は 屋根に投げて、
「鬼の歯にな~れ」とか何とか唱える、
という方法が 子供の頃には あったが

こんな所に収める、という方法もあるのだ、と思った。

生まれた家は 床が高く、
はめた板には穴があったので
容易く投げ入れる事ができたし、

屋根は茅葺きだったので
投げて届けば、落ちてくる事はなかった。

最近の子は みんなどうしてるんだろう?

そういえば ウチの子たちには どうさせただろう?



確か 全部とっておいている子が 誰かの所にいたなぁ。

誰だっけ?(笑)



~~あ、今、息子が帰って来たので、聞いてみました。

  屋根や床下に投げて、
  その後の行方は追わなかったらしいです。

  どこかに転がって行って、今でもその辺に転がっている、
  或いは 朽ちて庭の成分の一部を占めている、
  という可能性はありそうです~~



5月19日追記:思い出した。

        「ねずみの歯に、な~れ」というのもあった。

        多分、上の歯が「ねずみの歯」だったろうと想像。 






さらに上がると、銅で出来た大きな鳥居がある。

  逆光の、銅の鳥居


そんなに古そうには見えなかったが、
成立年代は不詳で、

聖武天皇の時代の、東大寺大仏を建立した余りの銅で造った、
という伝承があるそうだ。

ただし、その後 何度か 火災に遭い、
その度に再建されていると、これは、記録がある。

高さ 8.2m、  柱間隔 7.4m、  柱径 1.1m。

逆光でよく見えなかったが、扁額には「発心門」とあるらしい。



傍らの解説板によると 
この鳥居は 
俗界と浄域との結界であり、

仏道修行を発心(ほっしん)するところ、
菩提心(ぼだいしん)を起こすところ 

なのだそうだ。

菩提心とは。 悟りを求める心、かな?

検索してね(笑)。



修行者たちは ここで 俗界を離れて修行を行う心を
奮い立たせるのだそうである。

また、
山上ヶ岳頂上(大峰山)にある山上蔵王堂までの間にある
発心門・修行門・等学門・妙学門と続く
金峯山(きんぷせん)四門の第一門なのだそうである。

ならば、この他にも 門(または、鳥居)を
いくつも通るのだな、と思ったのだったが、
他には気づかなかった。

という事は、うすらボンヤリと歩いていたのか、
または 他の門は もっと山奥で
そこまで到達しなかったのか、の どちらだだと思う(泣)。




銅の鳥居から眺めた商店。

「修験道用 法衣法具一式」と見えるが、
名物のくずもちを商っている。




3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ジョルジュ)
2014-05-07 22:32:14
えみちゃん、
「撮影者の視線が写真をアートに」云々は その通りだと思います。
でも、私の写真についての感想だとすれば、
それはかなり誉めすぎですヨ(笑)。
確か、私の記憶では、投げても投げても瓦屋根から落ちてきて 半べそかいていたのは
息子だったと思うんだけどな~(笑)。

ジャジャ馬さん、
そうですよね。 床下、今の我が家では 投げ込む隙間がありません(汗)。
吉野と言えば 桜と西行。 その通り!
でも 行ってみなくてはね♪
桜の季節になさいますか?
願わくは 花の下にて、という気分になれるかしら?
坂道や階段が多いので 濡れたり凍ったりしていない日がいいと思います♪
返信する
うちも同じ (ジャジャ馬)
2014-05-07 14:10:48
うちの子どもたちの時と同じだったので、微笑ましく読ませて頂きました。
屋根に投げるのはいいんですが、床下に投げようと思っても、小さな格子の入った隙間しか無くって困った記憶があります。その後いったいどうしたんでしょう(^◇^;)
大峰山の事は知っていましたが、凡人の私は吉野と言えば桜と西行法師くらいしか思い浮かびませんでした。
一度桜の時期に行って見たいものです。
返信する
吉野 (えみちゃん)
2014-05-07 01:02:30
逆光の鳥居からは、立ちはだかる力強いものを感じます。撮影者の視線が写真をアートに変えるんだと思いますよ。褒め過ぎでしょうか。

歯のほうは、屋根や床下に投げて、「その後の行方は追わなかった」というのが、いいですね^^なんだか笑えました~。
返信する

コメントを投稿