ジョルジュの窓

乳がんのこと、食べること、生きること、死ぬこと、
大切なこと、くだらないこと、
いろんなことについて、考えたい。

関白亭主

2007-09-02 | いろんな人
「ウチのお父さんは、亭主関白だよ。」

「え~~~!!!」

「うそッ」

「うそッ」

「そうなの?」



「あたしんちなんか、カカア殿下だよ。」

「うちも~。」

「うちも~。」

「うちもだよ~。」



娘が高校生のときの 仲間内の会話に こういうのがあったらしい。

亭主関白ってのは、イマドキじゃないらしいね。








亭主の実家の、物干し台の庭の、
杉、だと思って撮影してきたけど、もしかしてヒノキ?
一番高い木は 昔 雷に当たってなくなった(参照:2005年4月3日の記事
という話だけど、まだまだ雷は怖いよ。木だらけだもの。





ウチのは、天然記念物的・関白亭主。

というか、
亭主の言動は 「オレ様が関白だ!」と思ってる男、そのもの。

きっと 小さい頃の 自分が育った家庭の雰囲気を
引きずっているのだろうと思う。






亭主が成し遂げた 一大プロジェクトは
たくさんの人のご協力を得て 大勢の人にご迷惑をおかけして
数年前に完遂した。

その頃
夕方や夜に 亭主に来客があると 
私たち家族は 亭主ナシでご飯を食べ始めた。

待ってたらいつになるかわからなかったので。

プロジェクト完遂直後のある日
いつもの客が事務所に来ていたので 私たちがご飯を食べていたら

以外に早く亭主が戻って来て 
とたんに怒鳴り始めた。



「オレが仕事をしてるのに

 オレが来る前に飯を食べ始めるとは

 何事か!」

ということだった。

「オレが来る前に 飯を食い始めることが
 今まであったか!?」

というので

「うん。

 いつも、いつも、そうだったよ。

 あなたにお客さまが来たら いつになるかわからないから
 いつも 子供たちと 3人で晩ご飯食べてたよ。」

と答えたら 黙った。

だいたい、あなた、家になんか 居なかったじゃない。

一緒に晩ご飯を食べるなんて、あまりなかったじゃない。





息子とケンカ?している時には 
自分より先に息子がお風呂にはいるとは面白くない、
と怒っていた。

でも 私は
息子には なるべく早くお風呂に入ってもらいたかったし
息子も 食後なるべくすぐに入ってくれていた。

そして亭主は いつも最後だった。

帰ってこないんだから、居ないんだから、しょうがないじゃない。



義父は 今ではひとり暮らしだから一番先も何もないが
ずっとお風呂は一番に入ってきた。

亭主もそうしたいのだろうと思う。

けれど その日の最後のタバコを吸ってから
お風呂に入ってくれないと
私は 一緒の部屋で寝る気にならない。

(だから 亭主は お風呂に入る直前にタバコを吸いに行く。)

(だから 亭主が入った後のお風呂は タバコ臭い。)

(だから 娘も私も 亭主の入った後のお風呂は嫌。)

夫婦別室は 
夫婦が仲良く暮らすための とってもいい方法だと思うが
亭主は嫌がる。

ならば 早くタバコを吸い終わって 早くお風呂に入ればいいのに
それはしない。



お風呂が最後って、身体にいいんだよ、パパ。

とは、さだまさしの歌にもないけどね。