心の色を探して

自分探しの日々 つまづいたり、奮起したり。
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カンブリア宮殿の再放送を見た

2011年07月02日 | 紹介します
午前中 番組表を見て ん?再放送があるんだ・・・と思い視聴予約をしておいた。
カンブリア宮殿 5月19日放映の再放送だ。

ケニア・ナッツカンパニーを作った佐藤芳之(さとう・よしゆき) 氏がゲストだった。
終始 自然の笑顔が素敵な方だなと思った。ケニアに留学した当時は 自分がケニア初の日本人留学生だということで大統領が握手をしてくれたそうだ。佐藤氏は留学後もケニアに留まり、そこで事業を始める。
最初は 地元の人の「遅刻する 勝手に休む」等々に悩まされるが、逆にそんな彼らの信頼を得るために 佐藤氏は「絶対給与の遅滞はしない」ということを守る。ケニアでは公務員の給料さえ遅れることもあるのだ。そしてより多くの地元の人を雇用すべき道を探る。
会社内に医務室を設け 働く人に安心感を与える。
会社の住宅ローンを設置、これまで300名ぐらいの方がそのローンで自分の土地を手に入れている。
段ボール箱の組み立てに 10数名の人員を雇い、より多くの雇用者を生み出すことを考える。
またトイレットロールを8エンボスで切り取る仕事をするだけのために雇っている。これは一人雇用するのと トイレットロールを家に持ち帰られた場合の経費増加を見れば 人を雇った方がずっといいという結論からだそうだ。

そして彼について わたしが最も感激したのは、これまで70歳近くまで力を注いできたナッツの会社を1株を残して ほとんど無償に近い形で譲り渡したということ。そして今は ケニアからルワンダに目を向け、公衆衛生の浄化に取り組む事業を始めている。彼は、「自分はケニアで事業をさせていただいた。だからケニアに(会社を)返すだけなんだ」といった意味のことを言っていた。
常に そこに生きている人々のことを考え、どうやったら自立していけるのか この国の人たちが笑顔で生きていけるために自分は何ができるのか ということを考えている。
それが 彼の自然の笑顔になったのだろう。いい顔だ。本当にいい顔だ。

彼は南三陸が故郷だ。今回の震災を知り、駆けつけた。その惨状を目の当たりにし 町長に今必要なものは何かと訊ねる。町長は「トイレの匂いが・・・」と。そこで彼がルワンダで使用しているのと同じようなものを日本で調達し、早速 避難所の仮設トイレに使用する。匂いが消え、職員たちにも笑顔が出た。
彼の存在がここでも生かされた。
さらに 彼が母校の外国語大学で学生を相手に経験を話した。感動した学生が インターンシップにケニアやルワンダに行ってみたいと申し出る姿があった。即決 その場で三人の若者がアフリカに行くことになった。

佐藤氏の姿 話す言葉に本物の匂いを感じ取ったのだと 思った。
佐藤氏は言う。
「夢は寝ている間にみるもの。起きたら 夢ではなく目標になる。目標を目指していくことが大事だ」と。
終始 なぜか涙が出て止まらなかった。なんというか、懐の大きさというか、儲けが先にあるのではなく 人を大事にするその気持ちがめぐり巡って 良い結果になっていくというか・・・久々に凄い方を発見した思いだった。そして 再放送を偶然わたしが選んだこと、きっとわたしに何かを考えさせるために 今日という日が与えてくれたビックプレゼントなのだ。

佐藤さん ありがとう。あなたの姿が 力を与えてくれました。

あちこちに花が

2011年07月02日 | ほんのすこし
最近 少しずつ歩くようになったのは 新しい携帯のせいかも。
歩数計がついていて 次の日になると前日の歩数をしらせてくれるの。しかも消費カロリーなんてのも教えてくれて・・・はぁ?わたしってなんでこうなの?みたいな愕然とした思いを抱かせてくれたり、思いもかけず消費があったりで 携帯で一喜一憂、なんて可愛い携帯なの(笑)
ちなみにdocomoのF10-c。富士通。以前 息子がdocomoなら富士通のがあるよ と教えてくれたけど それかしらね。偶然行ったdocomoショップで選んだのがこのタイプだったけど、選んでから富士通だってわかった携帯。シャンパンゴールドというか サーモンゴールドというか色がまたとても上品で 気にいってます。見た人が誉めてくれるのがまたまた嬉しいのですよぉ~


今朝も早起きして歩いてきましたが、線路沿いにはたくさんの花が。花の名前は知りませんが、見ているだけでルンルンになります。


夏によく見る花です。

そういえば 母の庭には鉄線がたくさん咲いたかなぁ。少しずつ種類を増やして咲かせている母の庭 手入れをするのが年々大変になっているはず。それでも花を見ると心がいやされるらしい。わたしはどちらかというと 大きな樹を見ると癒される。今日も近くの神社のたくさんの木々を見て 新鮮な気持ちを味わって帰ってきた。樹っていいなぁ。と思いながら、わたしは死んだら きっと樹になって生まれ変わるんだろうなと 思って戻った。これって変なのかな(笑)大きな樹を見ると抱きしめたくなる。

そうそう 昨日のミントンでマスターが話していた。青森美術館で企画展が開催されるとか。9月までなのでぜひ行ってごらんと。印象派の作品が60点あまり集まったそうだ。青森美術館かぁ・・・息子と最初に行ったなぁ。あれからまたずいぶん時が経った。
子どもは親が思っている以上に成長が早い。精神的に。親を越え どんどん自分の中で昇華する思いができていく。それを親は うらやましくもあり 頼もしくもアリ。きっとわたしの親たちもこういう思いをしてきたんだなと わが子をみながら思う。

人間は年老いながら 人間の歴史を感じる。そして自分が与えたと思ったことが実は 与えたのではなく逆に年老いることにプラスされていく自分への色であり 匂いであり 沁みであり・・・子どもたちや周囲の人たちからの目に見えないギフトなのだなと 最近つくづく感じる。
では わたしは周りの人たちに何を与えているのか?そう考えると そこに明快な答えがないのが残念だ(笑)