日曜の昼間、北区の金田町にあるお好み焼の「かつら屋」へ。擦れたコカ・コーラの看板が渋いこの店は以前にも暖簾をくぐったことがあったが、ちょうどコロナ禍が始まってしまった頃で「今、電話予約の持ち帰りだけなんやわ。」と断られてしまったことがある。第5波が収まってすぐにこの辺りに用事があったので近くにバイクを停めて入ってみた。鉄板前のカウンター席と2人用のテーブルがあるだけのこじんまりとした店。ご高齢の女性主人がやっていらっしゃる。5~6人しか座れないが先客は年配の方が4名も。みなマスクを外してワンカップやビールで宴会中だ。入口近くのカウンター席の端っこに座らせてもらい、壁の品書きから「お好み焼 肉・玉子入」をお願いした。調理をしながら主人と先客はドラゴンズの話題でもちきり。純血の立浪が監督に就任して気合が入っているようだ(笑)。こちらのお好み焼ももちろん重ね焼き。じっくり火が入れられている。
焼き上がってとろみのあるソースが塗られた。主人が「ごめん、マヨネーズが少ししかないわ。」と言うので(本当は要らないくらいだけれど)「少しでいいですよ」と返事しておいた。さっそく箸をつける。上から多めの青海苔と鰹粉がかけられた「お好み焼」は、表面がカリッと焼かれていていい感じ。反対に玉子はとろっとした感じで絡んでいる。ソースはやや甘め。食べ終わる頃にはみなの話題が競馬に移ってだんだん毒舌が炸裂してきたので勘定してもらって店を後にした。次は「焼きそば」にしてみよう(本当は呑めるといいんだけれど)。(勘定は¥350)
↓ 「志賀公園」の中にあるラジオ塔(昭和17年・1942・建造)◇。名古屋市内に3つ残っているうちのひとつ。これで全部見たことになる。
かつら屋
愛知県名古屋市北区金田町5-13
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