昭和の時代になぜか各地に多く建てられたカナディアン・ログハウス風の喫茶店。実際この特徴的な屋根の建物がカナダのスタンダードなのかも全然知らないのだが、どの街にも1軒ぐらいはあったような感覚があった。閉業してしまった店も多いようだが、まだ残っている店もある。訪れたのは岐阜県各務原市にあるコーヒーハウス「カナダ」。航空自衛隊岐阜基地の東端から南に行った江南関線沿いにある。店内はベンチタイプのテーブル席が4つとカウンター席。大きなスピーカーがあるのが80年代っぽい。高齢のご夫婦でやっていらっしゃる。ランチもあるようなのだが、この日はもうご飯が無いとのこと。メニューから”マスターのオススメ珈琲”とあった「カナダスペシャルブレンド」を「ホットドッグセット」でお願いした。コーヒーをその場で挽く音がしてペーパードリップで淹れられている。
しばらくして「ホットドッグセット」が完成。「カナダスペシャルブレンド」は陶器のカップとソーサーで。しっかり焙煎香がして、苦味はあれどすっきりとした味わい。豆はあまり見ない愛知県一宮市の「エムジーコーヒー」のよう。「ホットドッグ」はホットドッグ用バンズにハーブの入ったウインナーを縦半分にカットして挟み、ケチャップをたらしてトーストしたもの。ハーブは強くなく、ごくシンプルな味わい。自分はホットドッグも好物で自分でもよく作るのだが、最近はケチャップは使わずピクルスとイエローマスタードのみが多いので、ケチャップ味がちょっと懐かしい感じ。ホットドッグの少し乾いたようなバンズとコーヒーの相性はやっぱり抜群だ。(勘定は¥650)
コーヒーハウス カナダ
岐阜県各務原市前渡東町7-180
( 各務原 かかみがはら かがみはら 喫茶 喫茶カナダ カナディアンログハウス エムジーコーヒー ホット・ドッグ ランチ サービスメニュー )
普通の工務店では注文してもなかなか応じてくれないんじゃないかと思います。
きっとそうでしょうねー。ああいう建物の内装だと断熱、防水、配線なんかも
全部一般住宅と違うでしょうしね。全部1社で引き受けていたりして(笑)。
自分の知り合いに田舎にログハウスを建てた方がいるんですが、何しろ電気、
水回り、ガス等の配管で(業者が)苦労したそうです。
一宮市の保健所付近にも店名までそっくりな老舗がありますが、確かにあまり見かけなくなった気がします。
これより新しく(とはいえ30年程前)一回り大きい同系統な喫茶店が流行った頃、隣席したお客さんが「この建物は建築様式の特許を持っている」と話していたので、ハリーさんの推測が当たっているかもしれませんね。
今では新しいタイプも少なくなり、近隣では旧尾西のシェルボンか、江南の維納倶楽部くらいしか思いつきません。
>店名までそっくりな老舗
私が現在ブックマークしているのが、そことシェルボン、多治見「かかし」、豊橋「カナディアン
コーヒーハウス」です。江南は全然気が付いていませんでした(近くの店に行っているのに)。
昔はもっとあったと思うけれど思い出せません…。まだまだあるんでしょうねー。
情報ありがとうございます。
>建築様式の特許
なるほど特許ですか!特殊なはずだ。にしてもこれだけ何軒も建っているということはブーム
みたいなのがあったのかな。面白いですねー。
>松本市に本社のある住宅ハウスメーカー 林友ホームが建築し
https://ameblo.jp/twelve-months/entry-12692268315.html
https://ameblo.jp/twelve-months/theme-10107335486.html
>カナディアンシーダーハウス
>林友ホーム
なんと、もう特定!すごい、やっぱり1社だったんですか。にしても900棟ってすごいな。
それで関東とかにもあるんですね、このタイプ。”カナディアン”でなくて”カナデアン”
っていうのが何かあるなとは思っていましたが、チェーン店みたいな感じだったんですね。
にしてもこのカナディアンハウスを目的に訪問していらっしゃる特異な方がいらっしゃる
とは(笑)。これぞネットの醍醐味ですね。貴重な情報をありがとうございました。