ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

坂本龍一の音楽 - Early Best Songs / 坂本龍一

2016年03月28日 | ロック(日本)

坂本龍一の音楽 - Early Best Songs / 坂本龍一 (1999)

坂本龍一(Ryuichi Sakamoto)の78年のファースト・ソロ・アルバム「千のナイフ」、79年に参加した渡辺香津美のアルバム「KYLYN」、81年の古楽器ユニット、ダンスリーと組んでレコーディングした「THE END OF ASIA」というコロンビア(DENON)時代の作品を集めた12曲入りコンピレーション。自分はYMO(イエロー・マジック・オーケストラ)世代なので、坂本龍一の音楽を最初に聞いたのはもちろんYMOから。1980年のライヴ+αのアルバム「パブリック・プレッシャー」に収録されていた好みの曲4が坂本龍一のソロ曲だと知ってのち、それらのオリジナルを聴いたのは当時FMで放送された特集番組で(だったと思う)。メンバーのYMO以前の軌跡を追う、みたいなテーマの番組だったはず。それをカセットテープに「エアチェック」(死語)して何度も聴いた。ただ曲名やユニット名を書き残さなかったので、どの曲がキャリアのいつ頃の曲かは分からず聴いていたはず。あのテープ、まだどこかにあるかな…(日立マクセルやソニーじゃない無名のメーカーのカセットテープを使ってしまって後悔したなァ、そういえば)。

この坂本の初期の作品群を聴いていて、当時そのカセットテープで聴いた曲がいくつか出てきた。懐かしい。音楽以外の記憶(どんな部屋で聴いていたとか、どんな機器を使ってエアチェックしたとかの些細な事)も甦ったりするのでちょっと動揺する。人間の記憶ってすごいなァ(最近の事はすぐに忘れるのにね)。YMOで再演された1や4はアレンジもそう変わらないので、曲として「出来ていた」ということだろう。他は全てとは言わないが、フュージョンっぽい曲も含めて確かにYMOに繋がりそうなピアノ中心の坂本龍一らしい手触りの曲が並ぶ。

中古店にて購入(¥180)

  • CD (1999/9/18)
  • Disc : 1
  • Label : コロムビアミュージックエンタテインメント

 


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
カセットテープはDENONがお気に入りでした。 (ぷろべんざ)
2016-03-29 06:03:46
昔カセットにダビングした『増殖』を、今でもたまに聴いています。このアルバムのクラスでの所有率はやたらと高く、スネークマンショーの一言一句を、みんなでしつこいほどに真似していました。
1980年前後のオーディオ周りやサブカル類は、自分の中では特別に印象が強いです。
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Unknown (ハリー)
2016-03-29 08:24:44
ぷろべんざさん、こんにちは。

>カセットテープはDENONがお気に入りでした

私は日立マクセル派でした。クロームテープなんて言っても今の人達
には何の事か全くわからないでしょうね(笑)。ちなみに昔は「デンオン」
って呼んでましたよね。

>1980年前後のオーディオ周りやサブカル類

私も小学生ながら(→マセガキ)どっぷり浸かっていました。「宝島」
とかしっかり読んでました。だから「(笑)」←この表現もかなり年季が
入っています。小さいときから使っていたので、変な書き方だねって
よく言われましたヨ。
返信する

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