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ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

ゆきちゃんラーメン @名古屋市中区・鶴舞

2018年08月16日 | 名古屋(中区)

”台湾ラーメン”では必ず名前の挙がる「ゆきちゃんラーメン」へ。鶴舞駅から少し歩いたJRの高架下にあり、ラーメン屋というよりは呑み屋の風情。創業年は分からないが屋台が発祥なのだとか。暖簾をくぐって店に入ると、夕方とはいえまだ明るい早い時間とあって先客は3人のみ。カウンターには缶の酒が並び、お姉さんはせっせとおでんの仕込み中。もちろん名古屋仕様の豆味噌おでん。”赤棒”(ピンク色をした棒状のさつま揚げ)が山のように用意されていた。呑みたいがそうもいかなかったので大人しく目当ての「台湾」を注文、といきたいところだが「しょうゆ」「みそ」「しお」があり、ちょっと迷う。この日は気分で「みそ」を選択。

お姉さんが台湾ラーメンのヘッドを炒め始めたとたん、くしゃみが。唐辛子の成分でも舞い始めたかな(笑)。しばらくして「台湾みそ」が完成。カウンターのところまで取りに行き、テーブルに戻る。ニンニクと赤唐辛子が数えきれないほど入っている。さっそく手繰ってみるとガツンとくる濃いスープ。もちろんしっかりと辛い。でも辛さは元祖の「味仙」的な痛さのある辛味ではなくスープと一体化していて旨い。麺はストレート麺。食べながら「明日の仕事、大丈夫かナ?」と心配になってくるニンニクの香り。きっと変わらないがニンニクの塊だけは避けて食べ進み、スープを飲むのもほどほどにしておいた。少々値段はするがインパクト抜群。台湾ラーメンを食べたくなったら外せないかも。次は是非呑みに入りたいなァ。電車で横に座った人、スマン。(勘定は¥910)

 

 

屋台の味 ゆきちゃんラーメン

愛知県名古屋市中区千代田5-12-27

 

( 名古屋 なごや 鶴舞 つるまい 千代田 ちよだ ゆきちゃん ラーメン 中華そば 台湾ラーメン 居酒屋 酒場 どて おでん 高架下 )

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泉屋 @愛知県春日井市

2018年08月15日 | 愛知県(尾張)

せっかく普段あまり来ない春日井駅に居るのだからちょっと呑んで帰ろうかなと思うが、目当ての店の開店時間までまだ間があった。連日の酷暑で外は灼熱地獄だが春日井駅前は時間をつぶす場所、暑さを避ける場所が全く無い。普段なら知らない町でウロウロするのは楽しいものだが、いくら歩くのは苦にならないといってもこの暑さじゃ…。汗をダラダラかきながら時間を潰してでも入ってみたかったのが駅の西にある居酒屋「泉屋」。昭和14年(1939)に大衆食堂として創業したという。焼鳥を扱うようになったのは昭和34年からだとか。祝日だったので電話して営業は確認しておいた。もちろん開店してすぐに飛び込んだはずなのにすでに先客が何組も。カウンターでさえ予約が入っているとかで「1時間なら」と時間を区切られる盛況ぶりだ。次々に客が入って来て、予約だ、グループだと忙しくちょっと落ち着かない。

まずはずーっと我慢してきた水分補給。アサヒ、キリン、サッポロと選べたのでサッポロ黒ラベル(大瓶)を選ぶ。つまみにはすぐ来そうな「マカロニサラダ」をとりあえず。キンキンに冷えたやつをグイーッと喉に流し込む。…ウメーッ。主人がグループ客の大量注文に取り掛かる前に焼物をと「とんやき(豚ホル)」と「きもやき(豚レバー)」を注文しておく。プリッとした歯ごたえの「とんやき」。口中は幸福感でいっぱい。串はどちらもなかなかの大振りで食べがいがある。あっという間に大瓶が空になったので「ニッカハイボールW」と「イカダ」「とんび」を追加。「イカダ」は手羽先が串に刺して焼いてあるもの。「とんび」は烏賊のくちばしだとか。さっぱりと塩味。どれも旨いなァ。濃くて大きいグラスのハイボールで洗い流す。まだまだ食べたいものばかりだが、暑くて消耗したからか意外と食は進まず、悪酔いする前にこのあたりで勘定してもらった。次こそゆっくりと呑んでみたいなァ(無理か…)。(勘定は¥2,200程)

泉屋

愛知県春日井市上条町1-189

 

( 春日井 かすがい いずみ屋 いずみや 居酒屋 酒場 大衆酒場 とんやき とん焼 やきとり 焼き鳥 生ビール 老舗 )

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Groovy Rock Caravan / Various Artists

2018年08月14日 | クラシック・ロック

Groovy Rock Caravan / Various Artists (2000)

大貫憲章主催のクラブ・イベントとの連動企画によるコンピレーション・アルバム。元はどんな企画盤かも知らず、レコード会社各社から出ていたコンピレーション盤を買っていた。現在我が家にあるこのシリーズは5枚(ポリドール、ビクターエンタテインメント、ソニー・ミュージックレコーズ、東芝EMI、ワーナー※ジャケ写無し・写真下)。

 

 

音楽性が多岐に渡っていて、コレというコンセプトは見つからないが(強いて言えば”温故知新”か)、どれも時代や音楽ジャンルを超えてイイ感じの曲が多く気に入っている。メジャーなアーティストも多いが、一般的に言って知名度が高くないアーティストも多く選曲されている。レコード会社の垣根を超えて同シリーズでCDを各社が発売するってあまり聞いたことが無いがなかなか面白い試み。それらとはジャケが違うも同タイトルのこの盤がどういう順番で発売されたのかも知らないが、ここまで揃えていたらと買ってみた(購入後に分かったのだが、こちらはソニーからの第2弾のよう)。

主幸の大貫氏はパンク関係のライナーノーツや評論で目にした程度で、DJとしての活躍はよく知らないが、選ばれている曲もパンク~ニューウェーヴ期は逆にほとんど無く、70年代のクラシック・ロック中心。前回のソニー盤が割とメジャーなアーティストが多かったのに対して、今回のこの盤はマイナー度がアップ。70年代のロックに詳しい人でないと聴いたことがないバンド名も多い。こういう盤は何も考えず流し聴きするのが楽しい。ラジオで自分の好きな曲がかかった時のような楽しさがある。

ブックオフにて購入(¥500)

  • CD (2000/7/5)
  • Disc : 1
  • Format: CD
  • Label : ソニー・ミュージックレコーズ
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正玉堂 (2) @岐阜県岐阜市

2018年08月14日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

暑い日差しを避けて久しぶりに金宝町の「正玉堂」へ。創業120年という老舗餅菓子屋。売り場の横から中に入ると喫茶スペースがあり、赤いビロードのソファがある昭和喫茶店風情。こちらへ逃げ込んだ。最初は「みょうがぼち」か「鬼まんじゅう」で冷たいお茶でもと思っていたのだが、壁に貼ってある”味自慢!いそべ焼き”の文字が目に入ると、猛烈に餅が食べたくなった。何もこの暑いさなかに食べなくてもとは思ったが、ちょうど少しお腹が空いていたこともあって老齢の女将さんに「いそべ焼き」をお願いする。この日先客は1組。帰る際に鬼まんじゅうをどっさり買い込んでいったのは会社か何かのおやつだろうか。

しばらくして運ばれた「いそべ焼き」は大きな海苔に巻かれた焼き餅が3つ。「アチチ…」と言いながらかぶりつく。たれの味がずいぶんと控えめで素朴な味。甘辛い砂糖醤油でべっとりというようなものが多いので、こういう感じの磯辺焼きは初めてかも。あらためて緑茶ときゅうりの漬物が添えられたので間に挟みつついただいた。きゅうりの漬物によく合って旨いなァ。そういえばここ自分の好物の「オムライス」もあるんだよな。次はそれで。(勘定は¥500)

以前の記事はこちら (1

この後の記事はこちら (3)(4

餅菓子 正玉堂

岐阜県岐阜市金宝町1-15

 

( 岐阜 ぎふ きんぽう町 しょうぎょくどう 手造り工房 もち 餅 もち菓子 みょうがぼち みょうが餅 赤飯 和菓子 饅頭 喫茶 いそべやき 磯辺焼 磯辺焼き )

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足助牛乳 @愛知県豊田市足助町

2018年08月13日 | 愛知県(三河・老舗)

愛知県豊田市の歴史ある足助町の街並みを散策。最後に寄ったのは「足助牛乳」。こちらの建物は安政4年(1557)建築というから凄い。元々は「名古屋牛乳」足助販売店だったらしい(「名古屋牛乳」は現在乳業から撤退)。開け放しの店舗土間に食料品が並んでいたのでフラフラと入って見ていると何ともデカい「麩」を発見。「たま麩」という名前で椀くらいの直径があり、見た目はまるで肉まん。吸い物に浮かべて使うのだと書いてあったので試しに買ってみた。こちらで作った商品かと思ったら岡崎の「麸屋藤商店」(創業大正14年)の製造と書いてあった。結構な人気商品のようだ。

家で昆布と鰹節で出汁をひいて吸い物を作る。味付けは塩と醤油。どれも目分量で控えめに。熱々のつゆをお椀によそい、そこへ底にいくつか穴を開けた椀いっぱいの大きさのたま麩を浮かべる。すると下からだんだんつゆを吸ってたま麩がふやけていき、まるで雑煮の餅のようになった。箸でつまむとデロンとはしているがグズグズにはならず、しっかりと形を留めている。口に含むとなるほどつゆを吸った麩の味なのだが、柔らかくなった餅のようでもあって、なかなか旨い。箸ではすっと切れないくらいの弾力もある。味の主張の強くない麩だから色々工夫出来そうだな、コレ。調べてみたらバターで焼いたり、おでんに入れたり、ぜんざいに入れたり、なんていうレシピもあるようだ。面白そう。(勘定は¥400)

 


 

↓ 足助町で一番気に入った元料理店の建物(建築詳細不明)。モザイクタイルで化粧された1階壁面、Rの付けられた意匠、星形の枠の2階窓、”アサヒビール”の木製文字看板、母屋の日本家屋の玄関はむくり破風、とグッとくる素晴らしい建物だ。ここでメシ喰ってみたかったなァ。

 

 

 

↓ 店の隣にある「足助中馬館(旧・稲橋銀行足助支店)」(大正元年・1912・建造)。現在は地域の資料館として使われている。

 

↓ 街並みから山側へ道を登っていくと小高い場所に街を見下ろす小学校があり、その片隅に古い講堂が残っている。「足助小学校講堂」(昭和13年・1938・建造)

 

↓ 足助町からの帰り道に「足助大橋」(昭和5年・1930・建造)の親柱と欄干を撮影。こちらも以前に紹介した「巴橋」(昭和12年)同様の造り。凝った意匠で素敵。

 


 

足助牛乳

愛知県豊田市足助町田町12

 

( 豊田 とよた 足助町 あすけちょう あすけぎゅうにゅう 名古屋牛乳 たま麩 たまふ ふやとう 麩屋藤商店 ふやとう商店 近代建築 ) 

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春風荘 (2) @名古屋市中区・鶴舞 (※閉店)

2018年08月12日 | 名古屋(中区)

やや遅めの昼下がり。ゆっくりと腰を落ち着けて静かな店で軽く呑みたい時は…蕎麦屋。でもこのご時世、歴史ある店でも一様に中休みを取る店ばかりになってしまった。蕎麦屋で呑むのには繁忙時間を避けたこの時間帯が一番なのに…。でもそんな時に鶴舞に居たら迷わず「春風荘」へ。ここは中休み無し(分かってらっしゃる)。駅から少し歩いて店に着くと、ムムッ、入ってすぐのテーブル席はほぼ満席。案内された大きいテーブルは相席だが仕方がない。フロアーはなぜか若いのが多くてちょっと浮ついた雰囲気。めげずに酒(〆張鶴)を注文。「じゃこ天」も一緒にお願いした。

〆張鶴は大きめの陶器の片口で運ばれた。そしてこちらでのお楽しみ”お通し”はいつもの豪華な刺身他の盛り合わせ。この日はまぐろ中トロ、鴨スモーク、雲丹、数の子、トリガイ他の豪華なもの。もちろんそれぞれ小さな切りでひと口だが、それがイイ。ちょっと酒が高いかなと思っても、このお通しが出てくると「安っ」となるから現金なもの(ただし2杯め以降には付きません)。酒がおまけになってしまっているが、チビチビとつまみながらやる幸せ。「じゃこ天」はかき揚げでなく愛媛などで見られる練り物、いわゆるさつま揚げ。もちろんこれも日本酒にはぴったり。あー、ウマイ。しかし…

相席の隣の男、齢30半ば位だろうか、だらしない姿勢で足を組み、共用のテーブルの上に携帯電話を置いている。それだけでカチンとくるが(携帯電話って思っているよりも汚いモノです)、「キンコーンッ!」と店内中の人が振り向く程のかまびすしい音を立てた。おいおい、LINEの着信音だか何だか知らないけど切って欲しいなァ、周りは他人なんだから…。するとまた「キンコーンッ!」。ほら、すぐ切ればいいのに、音デカいよ…。またしばらくすると「キンコーンッ!」。…な、なぜ切らない? 「キンコーンッ!」。…あ、阿呆なのか。しかも蕎麦が運ばれてから、かかった電話に出て中座して外に出ていく…。なんで蕎麦屋へ来た?。もうこんなのが普通になっていくのだろうか…。せっかくの幸せな時間が台無しに。

でもせっかくのたまにしか出来ない昼酒タイム、”締め”無しには席を立てないので「せいろ」を追加。量はあるが少し短い切りの蕎麦。濃いめのつゆに漬けて手繰る。ここは薬味もケチらない(分かってらっしゃる)。丸のままの本山葵に鮫皮おろし、大根おろし、唐辛子、刻みネギに大根の皮を使った漬物と、もう1本追加したくなるような豪華さ(笑)。蕎麦湯もサラッとしたものに加えて、ボトルに入ったポタージュ状のものも付いている(分かってらっしゃる)。素早くしっかりつゆの最後まで味わって、件の野郎よりも早く店を出た。(勘定は¥2,400程)

以前の記事はこちら

この後の記事はこちら

春風荘

愛知県名古屋市中区千代田3-31-20

 

( 鶴舞 つるまい つるま 御器所 ごきそ 鶴舞公園 しゅんぷうそう しゅんぷう荘 そば 蕎麦 蕎麦前 日本酒 昼酒 マナー ケータイ スマホ 閉店 移転 )

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キリン亭 (2) @愛知県犬山市

2018年08月11日 | 愛知県(尾張・老舗)

酷暑が続く東海地方。ある休日に犬山市の洋食店「キリン亭」へ。昭和元年(1926)創業という歴史ある店。開店してすぐの時間に店前の駐車場に車を滑り込ませた。店内はすでに先客が数組。こちら夏場はかき氷もやっているのでそれを目当てに来る客も多いようだ。広い店内のテーブル席のひとつに座りメニューを手に取るも、店内の黒板に”本日のどんぶり”として「かつ丼」とあり、特に目当ての品も無かったので何も考えることなく注文した。

しばらくして大きめのプラスチック製の丼ぶりに盛られた「かつ丼」が登場。大根と豆腐の入った味噌汁、それにたくあんが付いている。犬山の古い食堂でカツ丼といえば、なぜか目玉を落としたタイプが何軒もあって興味深い。こちらも老舗なのでもしやと思ったが、そうではなかった。玉子でとじてあるので大別すればオーソドックスなタイプだが、玉子は流し込んだだけではなくスクランブル状になっていた。かといって”とじ玉子後のせ”タイプともちょっと違う。黄身の色が鮮やかで、三つ葉の彩りもいい。つゆの味付けは濃くなく上品で、やや薄めのかつはカリッとした衣をまとっている。丼ぶりが大きいのでもう少しかつにヴォリュームがあるといいが、ひょっとすると”本日の”は通常の品と違って価格を落としたサービス品になっているのかもしれない。次は「カツカレー」か「チキン南蛮」を。(勘定は¥750)

以前の記事はこちら

 

味処 キリン亭

愛知県犬山市天神町1-5

 

( 犬山 いぬやま きりん亭 きりんてい 洋食 定食 食堂 SYOKUDOU レストラン カツ丼 亜種 ランチ かき氷 かきごおり 老舗 オムライス 犬山城 城下町 )

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Let's Get Stoned With The Silent Stone - Bill Wyman Sampler / Bill Wyman

2018年08月10日 | クラシック・ロック

Let's Get Stoned With The Silent Stone - Bill Wyman Sampler / Bill Wyman (1995)

元ストーンズ(The Rolling Stones)のベーシスト、ビル・ワイマン(Bill Wyman)のプロモーションCD。ミック(Mick Jagger)とキース(Keith Richards)という2大フロントマンを擁するストーンズにあって常に”Silent Stone”などと言われてきたが、その実は全然サイレントじゃなかったビル(笑)。ストーンズの楽曲で最も早くソロ作品(「In Another Land」- Their Satanic Majesties Request・1967)が取り上げられたメンバーであり、最初にソロ・アルバム(1974年)を発表したメンバーでもある。オフステージでは片っ端からファンから誰からハメまくり(苦笑)、冗談抜きで千人切りを自負していた暴れん坊(下半身のみ)。ストーンズでは何をやっても全部ミックとキースの手柄にされてしまうので嫌気が差し、とうとう89年の「Steel Wheels」以降バンドに参加しなくなった。あんなビッグなバンドに居ながら永年ほとんど破産状態だったというから穏やかでない。自伝も読んだが、ミックとキースに対する恨み節満載(笑)。

そんなビルが過去に発表したソロアルバム「Monkey Grip」(1974)、「Stone Alone」(1976)、「Bill Wyman」(1982)から抜粋されたのがこのプロモCD。アルバムのCD再発にあたって作られたもののようで一応非売品だが、ある程度数も出回っていてそんなに珍しい物ではない。ジャケット写真は「Stone Alone」のバック・カバーに載っていた怪しげな写真。彼の音楽性はなかなかクセが強く、シンセを多用したり、南米ラテンのエッセンスが入っていたり、いわゆるオールド・タイムなロックンロールとは違う複雑なもの。もちろん数多のブリティッシュ・ミュージシャンと同様に”アメリカ”というものに対してのシンパシーというか傾倒は見られるが、飄々としたヴォーカルといい、全体的にクール(というかロック特有の熱が伝わってこない)な曲調といい、ちょっと醒めた雰囲気が特徴か。バッキング・ヴォーカルにポインター・シスターズ(The Pointer Sisters)を使ったりと何となく西海岸寄りで、ロン・ウッド(Ron Wood)の音楽性に通じるものもある。なぜか小ヒットした(失礼)81年の「(Si Si) Je Suis un Rock Star」を始め、彼のベスト盤と言っていい内容。このまま売れば良かったのに…って売れる訳ないか(←ホントに失礼だ)。 

オークションにて購入(¥1,281)

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三太郎 @岐阜県岐阜市

2018年08月10日 | 岐阜県(岐阜)

灼熱の岐阜市内。平日昼間に柳ヶ瀬近辺に居ることはほとんどないけれど、この日はたまたま用事があったので車を停め町中へ。駐車場から近いかき氷で人気の店の前を通ると、恐ろしや30人以上の大行列。日傘差してない人もいるけれど、死なないか?大丈夫か…。自分は最初からそんな店に並ぶ気は毛頭無く、目指したのはゲンゴロウさんのブログで教えてもらった美殿町商店街の「三太郎」。八百屋の「開屋」がやり始めたかき氷の店だそうで、以前は伊奈波神社参道へ移転した「福丸」が入っていた場所だ(この建物は元々「開屋」の建物のはず)。もちろん誰も並んでおらず、というか店にも誰もおらず、奥の八百屋に声をかける。全部で5~6種類の味のシロップの中からおっちゃんに「磐田産完熟メロン」の”ハーフ”を注文した。

こちらは弁当屋やドーナツ屋が同居するフードコートみたくなっているので、真ん中のテーブルでいただく。もちろん外気はそのままなので灼熱の熱気はそのまま。そして、これがイイ。一昨年辺りから巷で流行りの高級かき氷店にも今まで何店か足を運んでいるが、どこも冷房完備。いつも、外の熱気の中で食べれば1.5倍旨いのに…と思っていた。屋台のような発泡スチロールの器に盛られた「完熟メロン」が完成。山のように盛られていないのは”ハーフ”だから。でもそれがイイ。あの流行りの盛り方は食べ辛くてしょうがない。しかもテーブルにこぼした時の喪失感たるや…(笑)。とてもキメが細かくふわふわの食感の氷にたっぷりの果肉入りのシロップがかけられている。作ったところを見ると果肉とシロップは別にしてあるだろうか。じんわりとフルーツの甘味がして、だんだんメロンの風味で口いっぱいになる。旨い。「うちのはあんまり甘くないでしょ?」とおっちゃんが言っていたが、そんなことない。しっかりとフルーツの甘味と旨味。「福丸」も他と比べて安いなァと思っていたけれど、これで小銭3枚って価格破壊。次はどのシロップにしようかな…(←と別の日曜日に寄ったら振られた。日曜休み?)(勘定は¥300)

この後の記事はこちらこちら

 

かき氷専門店 三太郎

岐阜市美殿町46

 

( 岐阜 ぎふ 美殿町 みとのまち 美殿町商店街 さんたろう かきごおり かき氷 開屋 ひらきや 福丸 ふくまる ぱたーた )

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とんかつ家比呂野 @名古屋市昭和区・川名

2018年08月09日 | 名古屋(昭和区・瑞穂区)

昭和52年(1977)創業という「比呂野」。とんかつだけでなく、喫茶、鰻、きしめんと店舗を持つ人気店。実はこの平屋の建物は昭和24年頃(1949)に建てられ、名古屋の「登録地域建造物資産」にも指定されている古い建物。そんな外観をぐるっと見て回った後に暖簾をくぐる。夜営業が始まったばかりのまだ早い時間なのに店内は満員の盛況。数人待ちが出ていたのでその後に続く。沢山の店員で活気で溢れていて、出前も受けていて頻繁に電話もかかり、揚げ場では次々とかつが揚がっている。待っている間に注文を受けてすぐにカウンター席に案内された。揚げ場からの指示と連携、再確認が的確なので、混んでいる店内も気持ちよく回転していき、座ると程なくして注文した「とんかつ定食」が提供された。

味噌は別皿でお願いしたので何もかかっていないかつ。上からドレッシングのかけられた千切りキャベツとポテサラが添えられている。キャベツはぎっしりと盛られていてかなりの量。かつには味噌の他、お勧めと言われた岩塩のミルやとんかつソース、ウスターソースが置かれている。粗目の衣に覆われたかつは厚みもしっかり。旨い。食べ応えがあり、ご飯がすすむ。ご飯の盛りは訊かれなかったと思うが中くらいの盛り(訊かれている人も)。でもお代わりも出来るようだ。ソース好きな自分には流行りの岩塩はやっぱりピンと来なかったけれど、色々な味を試していくのは楽しい。味噌汁と漬物、梅干しも添えてあり、全ての器を綺麗に平らげた。昨今は高級とんかつ流行りだが、自分にはこの肉質で十分。ここは全てにおいてそつがなく、しっかり客を満足させて帰す術を備えているという感じで、満足して帰ることが出来た。(勘定は¥1,330)

珈琲家 比呂野の記事はこちら

 ← お店のマッチ

 


 

↓ 夕日で煉瓦壁が映えていたので立ち寄ってみた「鍋屋上野浄水場旧第一ポンプ所」(大正3年・1914・建造)。中に入ってみたいけれど、ここっていつ公開しているのかな。

 

 


 

とんかつ家比呂野

愛知県名古屋市昭和区山花町116

 

( 名古屋 なごや 比呂野 ひろの とんかつ比呂野 うなぎ家比呂野 きしめん家天むす比呂野 珈琲家比呂野 とんかつ 味噌カツ みそかつ 近代建築 )

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