ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

The Soul Of Ike & Tina Turner / Ike & Tina Turner

2016年05月26日 | ソウル・ファンク・R&B

The Soul Of Ike & Tina Turner / Ike & Tina Turner (2014)

権利関係がどうなっているのかは知らないが、60年代以前の音源を廉価でバンバン再発している英「Not Now Music」レーベルから出たアイク&ティナ・ターナー(Ike & Tina Turner)の3枚組編集盤。アルバム・タイトルはデビュー盤と同じ。著作権が切れた60年代前半だけかと思いきや、60年代後半や一部70年代の録音も入っているようだ。このレーベルは3枚組、4枚組なんてザラで、安くても音質も全く問題ないので、今までにもブルース、ソウル、ジャズのタイトルを沢山購入している(ただしリマスターの表記の真偽は不明)。何しろ中古ショップより安いんだから堪らない。その代わりアルバム収録曲のデータ等はほとんど無く、曲順も年代バラバラで掘り下げ難いのが難点(まあまあのライナーノーツはあり)。でもただ流して聴くには最高だ。

それでなくても60年代のアイク&ティナ・ターナーは色んなレーベルからレコードを出していて、同じ曲の再録音もあったりするもんだからディスコグラフィーが分かりにくいったらない。自分も後追いするのは諦めて、ベスト盤(これでさえ数多あり、どれがいいのか分かり辛い)や一部の有名盤を聴くに留まっていた。シカゴ・ブルースの歴史でも重要なギター演奏者だったアイク・ターナーのギター・プレイは言うまでもなくかっこいいし、このコンビになってからは彼の低音ヴォイスも魅力的だ(この編集盤では残念ながら少ししか出てこないが)。当時夫婦だった2人は、アイクがティナをどつき倒してヒドイめに遭わせていたことが公になって映画にもなってしまったのでネガティヴなイメージが強くなってしまったが、音楽は別。ティナのヴォーカルも伸びやかで、エロチックで、最高。時代と共に次第にファンク、サイケ色が強くなっていく。ゴキゲンなCD。

amazonにて購入(¥1,025)

  • CD (2014/1/17)
  • Disc : 3
  • Format: CD, Import, Original recording remastered
  • Label : Not Now Music

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