ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

丸太屋 (クック瑞穂) @名古屋市瑞穂区・桜山 (※閉店)

2019年04月09日 | 名古屋(昭和区・瑞穂区 老舗)

名古屋市博物館へ浮世絵の特別展「挑む浮世絵・国芳から芳年へ」(ポスター下)を観に行った。浮世絵は以前から興味があるので大型本や関連書籍も沢山所有しているが、怪奇系の浮世絵は実物を観賞するのは初めて。特別展はえらく人気のようで館内は人がいっぱい。結果順路に沿ってノロノロと並ぶようになってしまうのでやや苦痛(あれ苦手)。何でみんな時間がかかっているかというと(後から知ったが)会場内は写真撮影がOKなのだった。なのでみんな作品の前で何枚も(”映え”るように)写真を撮っていく。もうそれが目的になっているような人も居て…、なんだかなァ…(図録を買えばいいのに)。

観賞後の腹ごしらえは、博物館斜め向かいにある民営市場「クック瑞穂」へ。建物は古くないが、戦後の闇市の後に出来た「瑞穂百貨店」が前身で、かつては50もの店がひしめいていたという。平成3年にこの建物になったのだとか。当初はそれでも21軒あったらしいが、現在店舗数は減っていて中もちょっとくたびれた感じに(写真下)。

 

自分が向かった麺類食堂の「丸太屋」も以前は瑞穂通沿いにある独立した店舗だったようだ(博物館の外に昔の商店街の写真パネルがあった)。手打ちの店で、暖簾がかかった食事処の横には市場らしく生麺などの販売もしている。その横には麺打ち場があった。中に入るとカウンターに椅子が並んでいる。品書きから選んだのは「きしめん」。丼物も沢山あって本当は迷ったのだが、昼をとうに過ぎた半端な時間だったので沢山食べるのは止めておいたのだ。ご高齢のお母さんと息子さんが切り盛り。

ほどなくして「きしめん」が手渡された。水面には刻みネギ、飾り切りをした蒲鉾、わかめがのっている。花鰹は無し。麺は薄打ちでピロピロとした口当たりのもの。それでもだれていないのはさすが。つゆの色は濃くなく、「きしめん」ではしっかりと甘味を感じるつゆの時も多いが、こちらのはさほどではなくすっきりとした味わい。つゆの味が変わってしまったりするので麺類に入ったわかめは正直好きではないが、のど越しの良い麺はスルスルと入っていく。麺量がかなり多くて結局お腹いっぱいになってしまった(苦笑)。次は冷たい麺と丼物を頂いてみよう。(勘定は¥350)

 

手打めん処 丸太屋

愛知県名古屋市瑞穂区瑞穂通1-6-1 クック瑞穂内

※令和5年2月14日に「クック瑞穂」の閉鎖に伴い閉店されました

 

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2 コメント

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Unknown (南田神田)
2023-02-16 14:17:25
こんにちは。
知りませんでした(涙)
丸太屋さんも完全廃業なんですね
https://news.yahoo.co.jp/articles/a49ae4a46dacac6ee13e360ba9f0246fdeed7280
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Unknown (ハリー)
2023-02-16 16:21:57
南田神田さん、こんにちは。

うわぁ、そうですかー。時々中に入って現状を見ていたので予想はしていましたが、
とうとう閉鎖ですか…。仕方がないとはいえ残念ですね。
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