ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

コマメヤ @岐阜県岐阜市

2022年12月02日 | 岐阜県(岐阜)

岐阜バスに乗って岐阜市黒野の黒野城跡へ。近辺には何軒か明治期の建物が残っていると知って歩いて散策してみた。昼前に軽く腹に入れようと寄ったブックマークしていた店は既に廃業している様子…。でも大丈夫。この日のメインは8月の終わりに開店したばかりの居酒屋「コマメヤ」(訪問10月初旬)。こちらの主人は玉宮町周辺で人気の居酒屋グループの出身だという。自分がこの店を知ったのはたまたま主人のブログを見た事があったから。そちらにこの店の開店準備の様子も載っていた。倉庫(かっこよく言えばロフト)をそのまま利用したような店で、開店してすぐの時間に伺ったが店内はすでに先客が3組も。自分の後にも続々と入ってくる盛況ぶり。主人と女将さん、そして娘さんがお手伝い。カウンター席の端に座らせてもらい、先客の注文が済むのを待つ。板場の主人が気を利かせて自分の注文を先に訊いてくれた。酒は「長良川・純米」を。主人が調理の手を休めて冷蔵庫から出してくれる。コップに注いで提供された。酒肴は「本マグロ・赤身」「〆サバ」「くらげポン酢」といったところを注文。

歩き回って乾いた喉に純米酒を流す。時間かからず出てきた「本マグロ」は4切れ程。値付けが安いだけあってあしらい等は無いが、ねっとりした口当たりと赤身らしい鉄っぽい味わいがしっかりとあって旨い。いいマグロだ。「〆サバ」は軽めの締め加減のものが5切れ程。「くらげポン酢」は紅葉おろしで。コリコリの歯応えがイイ感じ。飲物を担当している娘さんに和らぎ水(お冷)をお願いした。酒の追加は同じく「長良川・爽快辛口」を。忙しいのに申し訳ないが、ぬるめで燗をつけてもらう。燗酒はあまり出ないのか女将さんが電子レンジで四苦八苦。もうカウンター席以外は家族連れなどで満席で、断られている後客も居る。すごい人気だ。

「ポテトサラダ」と「どてカツ」を追加。酒は「ドライハイボール」。ポテサラはこんもりと盛られなかなかの量。頂点に半分に切ったゆで玉子がドンとのっている。「どてカツ」は細身でどて味噌に浸かっている。旨い。使っているウイスキーはホワイトホースだろうか、ジョッキで出てきた。昼食で寄る客も多いので次々とご飯ものの注文も入る。こうなるとなかなか追加注文のタイミングも難しい。ハイボールをお代わり。他の客が頼んだ「チャーシューチャーハン」がいかにも旨そうだったので心揺れたが、主人の知り合いらしい若者が5人も入って来て食事の注文をしたので、今回は諦めて勘定してもらった。これだけ混んでいるとアレだが、時間をずらしてもう少し落ち着いた雰囲気で呑めたらいいだろうな。またバスで来ようっと。(勘定は¥3,000程)。

この後の記事はこちら (2

 

 


 

↓「市原家住宅長屋門」(明治6年・1873・建造)。漆喰塗の壁で笠松陣屋にあった代官屋敷門を移築したと伝えられているそうだ。広い敷地は全て塀に囲まれているので主屋はあまり見えないが、どちらも国の登録有形文化財に指定されている。

 

 

↓ 店のすぐ前にある「K邸」(建築詳細不明)。漆喰が剥げてしまっているが立派な門と土塀が残っている。敷地内もすごそうだ。やはり黒野城に関わった人達の子孫が住んでいるのだろうか。

 

↓ 土塁と濠堀が残っている「黒野城跡」。歴史には全くもって疎いが、どうなっているのかと入ってみたら公園に公民館、グラウンドになっていた。

 


 

 

飯・酒場 コマメヤ

岐阜県岐阜市黒野431-1

 

( 岐阜 ぎふ 黒野 くろの こまめや 居酒屋 酒場 ランチ 黒野城 加藤貞泰 国登録有形文化財 )


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« だるまや (5) @岐阜県関市 | トップ | 天津楼 (2) @名古屋市東... »

コメントを投稿

岐阜県(岐阜)」カテゴリの最新記事