歌舞伎観劇の後、高齢の母とハシゴの最終回。「大甚本店」「きんぼし伏見店」とハシゴして、ホテルの部屋への帰り道に図ったようにある「英吉利西屋本店」へ(→実は図った・笑)。ずっと”イギリスや”だと思っていたが、ローマ字からすると”エゲレスや”らしい。母には「私はいいから1人で好きな所へ行ってきてよ。」と言われたが「まあまあ、こんなとこなかなか来られないでしょ?」と強引に誘って階下へ(※会話は標準語に変換・笑)。そういう自分もこの店は初めて。何軒かある「英吉利西屋」だが、どういう訳かそれぞれ別の店で資本の繋がりは無いとのこと。店内は思ったよりも広く、ずっとバーだと思っていたがバーというよりはパブといった感じ。先客は何組か居るが広い店内なので空いている。コロナ禍ということもあるのかな。らせん階段もあったのでまだ下に階もあるようだ。カウンター席も空いていたが案内されたのはフロアに並ぶ丸テーブルの席。もうさんざ食べてきているので「オードブル盛り合わせ」のみお願いし、自分は日本の有名なカクテル「雪国」があったのでお願いした。母の注文したカクテルは失念。
本日3回目の乾杯(笑)。オードブルのプレートには生ハムを巻いたグリッシーニ、ハム、ミニトマト、玉ねぎピクルス、バゲットなんかが盛られていたかな(記憶曖昧)。それらをつまみながら「雪国」をいただく。何かで読んで一度呑んでみたかったカクテルで、山形県酒井市の著名な店「ケルン」の日本最高齢バーテンダー井山氏が1959年に発表したもの(映画にもなった)。ウオッカベースで、ショートグラスの底にはチェリーが沈めてある。グラスの縁がスノースタイルなので塩だと思っていたのだが、「雪国」はグラニュー糖を使った甘い口当たりなんだね。色々つまみつつ、次は「シーバスリーガル・ミズナラ」をロックで。樽香は思ったほど強くなく、想像したより個性は強くないが、口当たり良く呑み易い。母と「若いと思ってたのに菊之助は立ち姿が立派になったねェ。」とか「(もう食べられないけど)これ美味しそうだね。」なんて他愛もない話をしつつ、さすがに深酒をさせて転んだりされても大変なのでここらで切り上げた。(勘定は¥6,600)
英吉利西屋 本店
愛知県名古屋市中区栄1-5-8 藤田ビル B1F
( 名古屋 なごや 伏見 ふしみ エゲレスヤ 英吉利屋 イギリスヤ EGERESUYA バー パブ イングリッシュパブ カクテル ゆきぐに YUKIGUNI 映画化 )
お母様と歌舞伎を観劇されて、居酒屋、焼き鳥、バーと至福の時間を過ごされたとのこと、羨ましい限りです。
ハリーさんとハシゴされた、お母様は何と粋な方でしょうか。
お酒もさぞ美味しかったことでしょうね。
>ハシゴ
ちょっと強引でしたが名古屋市内に泊まるなんて(近過ぎて)自分も初めての体験でした。
もともと母も酒は好きな口ですが(一番好きなのはウイスキーだそうです)80を過ぎる歳、
ましてや女性だと我々のように好きに呑んで歩くことはもちろん出来ない世代ですよね。
「○○ちゃん、色んなとこ知ってるのね。」なんてあきれかえっていました(オッサンでも
子供ですからいまだに”ちゃんづけ”のガキ扱いです・苦笑)。
>さぞ美味しかったことでしょう
ハイ、とてもいい時間を過ごせたと思います。
お母様と歌舞伎を観劇されて、名店での楽しいお時間、
本当に素晴らしいし、(私も)羨ましいです。
私はハリーさんとは同世代、しかも親の年齢も同じくです。
だから余計に、そう思ってしまいます。
お母様のお言葉遣い、本当に素敵に思います。
本当に良かったです。
>親の年齢も同じく
もうこういう機会も少なくなっているんですねー。母は”街の人”で街中にでると
元気に歩き回る買物好きな女性でしたが、久しぶりに一緒に歩いてその歩みの遅さ
に驚きました。80も半ばですから当たり前なんですが。
>言葉遣い
文中にも書きましたが、これはちょっと標準語変換しています。本当はもう少し
方言(しかも彼女は大阪出身なので大阪弁とこの地方のミックス)が入っていますので
そんなに優雅なものでもありません(苦笑)。