ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

李苑 @名古屋市熱田区・西高蔵

2023年02月18日 | 名古屋(熱田区・中川区)

以前からずっと気になっていた高蔵のバス停前、大津通沿いにある中華料理の「李苑」へ。こちら日曜休みの店なのでなかなか機会が無かったが、ある祝日の昼に店の前を通ったら中から鍋を振る音が聞こえてきたので思い切って入ってみることに。入口の横に小さな小さな”営業中”の札が出ていた。何といってもヤブレガサのこの外観だし、店頭のガラスショーケースは曇っていて中は見えないしで、まあまあ外食の経験が多い自分でも扉を開けるのにちょっとだけ勇気が要る(苦笑)。中に入るとテーブル席が2つ、カウンター席は未使用状態、壁際に小さな小上がり席もあるがこちらも…。という訳でテーブル席に腰掛ける。鍋振りの音がしていたわりに先客は無し。あの外観から想像するとどんな怖い主人が出てきても驚かないが、ご高齢の物腰丁寧な主人が1人でやっていらっしゃる。卓上にあった”御献立表”を眺める。どれも値付けがビックリするぐらい安い。時が止まっている? 壁にはランチのセット物も書いてあるが、そちらもビックリするぐらいの安値。でも麺類の気分ではなかったので「炒飯」と「餃子」をお願いする。すると主人が「餃子はやってない。」と…。献立表にあっても今はやっていない品があるようだ。

あれ、鍋振りの音してたかな?というぐらいあっという間に「炒飯」が完成。「炒飯」は八角形の白い皿にまん丸に盛られていて脇に紅生姜が添えてある。量はさほど多くない。炒めてすこし茶色に色付いたごはんの上に錦糸玉子がのせられているのが珍しい。椀になみなみと入ったスープ付き。銘の入ったレンゲでいただく。お、旨い。具材は少なめだが味付けは濃過ぎず、いい感じ。スープはこちらにも錦糸玉子と刻みネギが入っている。味付けはかなり薄味。あっという間に平らげたので勘定をお願いすると、古い献立表通りの安値(ちなみに柳麺は¥300)。時間が昭和50年代で止まっている。この日は運転があったのでビールがあるかどうか訊かなかったが、ここで呑めたら面白そうだなァ(※)。(勘定は¥400)

※再訪時に尋ねたら「やってない」そうです。

この後の記事はこちら (2

 

 

李苑

愛知県名古屋市熱田区外土居町9-30

 

( 名古屋 なごや たかくら りえん 中華料理 中国料理 ラーメン 中華そば チャーハン 焼飯 餃子 ギョウザ ギョーザ )


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4 コメント

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Unknown (南田神田)
2023-02-18 08:48:21
おはようございます。お世話になっております。

よっ!待ってました!
なるほど~
営業してますねぇ。
おかげさまでモヤモヤが一つ晴れました。
1980年にこの辺りを徒歩で外回り営業してた時に…入った記憶がありません。多分、当時すでに「この状態」だったのではないか?
Unknown (ハリー)
2023-02-18 08:59:27
南田神田さん、こんにちは。

記事が遅くてすいません…。先日もう一度行ったのですが酒は「やってない」との
ことでした。残念。

>当時すでに「この状態」だったのでは

(笑)。
Unknown (pk)
2023-02-18 21:09:40
二階の雨戸が常に閉まっているようですが、二階でお住まいなんでしょうか?
早く訪れないと、いつ廃業されてもおかしくないですね。
Unknown (ハリー)
2023-02-19 07:27:54
pkさん、こんにちは。

洗濯ものが干してあったりしたのでお住まいだと思います。
こういう店はもう待ったなしですね。

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