ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

岩野屋 @名古屋市瑞穂区・牛巻

2023年04月20日 | 名古屋(昭和区・瑞穂区)

瑞穂区の麺類食堂「岩野屋」。この日は電車を使って移動していたが、特に最寄り駅もないこちら、少し歩いて店へ。午後の遅めの時間だったが暖簾をくぐるとまだ何組も客が残り、後からも客が入って来る盛況ぶり。とても元気な高齢の女将さんが張りのある声で案内して下さる。店内は正面に麺打ち場がありテーブル席が並ぶ。折角歩いて来たので「大瓶ビール」をお願いした。酒肴は麺類食堂では珍しいくらい多い。中から「世界一の手羽先」と「〆さば」を注文。3メーカーからサッポロを選ぶとラガーが届いた。1杯目を女将さんが注いでくださる。そういう店は珍しいので「すみませんねェ」と言うと「割増料金で。」(笑)とすぐ返してくれるのが楽しい。すると後から「サービスでございます。」と高野豆腐と枝豆の煮物の小鉢を持って来てくれた。小鉢とはいってもたっぷりの量。「枝豆の数は数えないでね。」(笑)と茶目っ気たっぷり。女将さんはどの客にも明るく楽しく接客していらっしゃる。それを誰相手でもカラッとやるから気分がいい。年配の常連客にも何度もオヤジギャグを飛ばして楽しませていた。元気いっぱいの女将さん。これは女将さん目当てで足を運んじゃうだろうな。

しばらくして「手羽先」が登場。付け合わせは千切りキャベツ。”世界一”と謳った手羽先は甘辛い味付け+胡椒の名古屋仕様。身もふっくらして上手く揚がっている。手をベタベタにしながら肉を齧り、ビールで洗い流す。旨い旨い。「〆さば」は日本酒でいただこうと思っていたのだが、サービスの小鉢と大瓶で腹が膨れてしまい、追加は断念。この「〆さば」も身に厚みがあり、脂ものって調子がいい。刻みネギにわさびと生姜が薬味。これも旨い。という訳で早々と締めに。うどん、きしめん、そばとあるが、気分で「ざるそば」にしてみた。このそばも手打ちだそう。運ばれた「ざるそば」は更科っぽく白い麺肌でやや平打ち気味。北海道産の蕎麦粉だそう。つゆは甘めの古い東海地方仕様。張りのあるそばではないが、なかなか旨い。もう少し辛汁だと尚いいんだけれど。手打ちだといううどんやきしめんも試してみたいし、丼物や酒肴も充実。無敵の麺類食堂だナ。こんな店が近くの人が羨ましい。(勘定は¥2,680)

 

手打きしめん 岩野屋

愛知県名古屋市瑞穂区上坂町1-3-2

 

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