以前、瑞穂区の雁道商店街の居酒屋「酒津屋」に寄った際に目を付けておいたとんやきの「久保家商店」へ。この日も酷い暑さでここまで歩いてくるだけで汗だく。商店街の角にある店の戸を引いて中へ。中はカウンター席が10席ほどとテーブル席が1つ。先客も多かったがカウンターが空いていたので無事座ることが出来た。入る前から想像していた通り、客層はちょっと若い(←コーラを注文する客が多いのは何故?)。中に入ってから初めて知ったが、こちらとんやきの他、酒肴は長野県の名産ばかり。冷蔵庫に入っている日本酒も長野県の酒造のものばかりだそう。まずは「とんやき」「さがり」を焼いてもらい、酒は「信州亀齢・山恵錦・無濾過生原酒」をお願いした。小皿の上の杯(7勺)に摺り切りで注いでもらう。すぐに和らぎ水を置いてくれるのは嬉しい。
「とんやき」はにんにく入りだがあっさりとしたタレ。”美味だれ(おいだれ)”という上田市が商標を持っている商品のようだ。「さがり」は塩と柚子胡椒で。どちらも旨い。追加は「肝」。こちらは塩胡麻油で。焼き加減はどれもレア気味。次の酒は「勢正宗・サマーカープ・純米吟醸」。ちゃんと杯は変えてくれる。「馬刺し・赤身」を追加。これは半冷凍状態で供された。生姜とにんにくが添えてあり、付け合わせは水で晒した玉ねぎ。いい感じ。「たん先」「こめかみ」という珍しい部位を追加。これはどちらも塩胡椒の味付けだったが、どういう訳かこの2つは塩胡椒が効き過ぎて今ひとつ。酒は「瀧澤・純米吟醸」を、それに「野沢菜」を追加。「瀧澤」はこの日呑んだ酒の中で一番どっしりとした味わい。にしても店がセレクトした長野の酒はどれも旨い。
口直しに選んだ「野沢菜」がめっぽう旨い。この辺りで出回っているものと違い本漬け(いわゆる古漬け)。量もしっかりあって、これで延々と呑んでいられそう(笑)。主人曰く信州直送で、やっぱりこれでないといけないのだとか。これを食べたらもうスーパーで売ってる早漬けの野沢菜は食べられないナ。後ろのテーブル席の紫煙がきつくなってきたのと、狭いカウンターで隣に座った女性が頭を振る度にポニー・テールの先が掠るのが煩わしいので帰ることに(自覚無いのかな)。まだ信州の素材を使った酒肴が色々あるし、酒も呑みたいのが沢山。また寄ろうっと。(勘定は¥4,000程)
愛知県名古屋市瑞穂区堀田通3-1-2 栄ビル 1F
( 名古屋 なごや 雁道 がんみち 雁道商店街 くぼや くぼやしょうてん 酒場 居酒屋 長野 信州 名物 とん焼き おでん )
先日「酒津屋」をレポートされたときに、こちらも入られただろうなと予想してました。
私はここが新規開店直後の19年春にたまたま発見して入ったんですが、
たしか御主人は金山の石田屋さんで修行されたとか。
コロナ禍ですっかりご無沙汰してますが、
大好きな「たてがみ」や「網脂肝」食べて信州のお酒呑みにいかなきゃ
(その時はお品書きに「生レバー」もありました)
>新規開店直後の19年春
>御主人は金山の石田屋さんで修行
えーっ、そんな前からあった店だとは知りませんでした。しかも「石田屋」で修業って。
するってぇと「石田屋」で会っていた可能性も?
こういう”縛り”(ここでは信州名物)がある店は楽しいですよね。居酒屋ってついつい
いつも頼んでいる品を頼んでしまいがちですから。