ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

大黒屋 @三重県桑名市

2023年03月29日 | 三重県(老舗)

久しぶりに朝早くから家を出て三重県桑名市へ。犬の散歩やら掃除やらと家の事を片付けてから出たのに早く着き過ぎてしまい、行くところが無い(笑)。そこで寺町通り商店街へ行って餅屋の「大黒屋」へ。創業は昭和7年(1932)だとか。まだ早い時間で、商店街の各店舗はやっと店が開き始めたばかりという感じだったが、こちらの店先には既に数人の客が。「みたらしだんご」が焼けるのを待っているようだ。ショーケースやら店先の卓に置いてある菓子から選んだのは、冬限定という「黒棒」(半分)、「鬼まんじゅう」、そして匂いにつられて「みたらしだんご」を1本お願いした。

「みたらしだんご」はその場でいただく。甘辛いたれを纏わせるのが一般的だが、こちらのみたらしは甘さのほとんど無い醤油だけのタイプ。高山市でもそうだが、甘辛いのに慣れているとこの醤油だけの団子がめっぽう旨く感じる。「黒棒」は以前に四日市の「嶋小餅店」でも買い求めたことがある。厚さが4cm、長さは15cm程もある大きな塊。これでも”半分”サイズなのだから丸ごと1本だと30㎝にもなるはず。ほのかに黒糖の風味がする羊羹のような甘い菓子でプルンとした弾力がある。包丁を使っても切り辛い。「嶋小」でもそうだったが、電子レンジで少しだけ温めると軟らかくなり甘味が増す。素朴だが旨い。確かここ「大黒屋」を始めた初代は”四日市で修業した”とどこかにあった。ひょっとして「嶋小」だったりして。「鬼まんじゅう」は皮の部分が少なくしっかり甘いさつまいもがふんだんに入っている。ほとんど妻と母、母の様子を見に来ていた長姉に渡したが、女性陣って芋が好きだナ。(勘定は¥1500程)

 


 

↓ 「くわな寺町通り商店街」はやっと店が開き始めたところ。桑名らしく”志ぐれ”を扱う店もいくつかある。3と8が付く日には三八市という市が立つのだとか。昔はうちの近所の寺の参道でも”さんぱち”と呼ぶ市をやっていたなァ。

 


 

 

御餅菓子 大黒屋

三重県桑名市南寺町67

 

( 桑名 くわな 寺町通り商店街 大黒屋 もち 餅菓子 くろぼう おにまんじゅう みたらし団子 和菓子 饅頭 )


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