ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

嶋小餅店 @三重県四日市市

2022年03月07日 | 三重県(老舗)

久しぶりに三重県四日市市へ。午前中に着いてすぐに向かったのは創業文政年間(1818-1829)という凄い歴史のある「嶋小餅店」。店は四日市駅の北を流れる三滝川を越えた北側の東海道沿いにある。壁面に書かれているようにだんご(嶋小のだんご)で有名な店。店の横に車を停めて中に入ると、ショーケースにはだんごの他に餅菓子がいくつか。応対して下さったのは朗らかな女性店員(女将さん?)。選んだのはもちろん「嶋小のだんご」と、「花見だんご」「きなこ餅」、そして大きな「くろ棒」(←確かこんな名前だったかと…)とやらを買ってみた。

まだ温かさの残る「嶋小のだんご」は車に戻ってすぐにいただいた。包みを開けて串を取り出すと醤油の焼けた香ばしい香りが車中に広がる。いわゆる醤油だんごだが甘味はごく控えめで旨い。もっと買い足そうかなと思ったが、色々買ったので断念。家に帰ってお土産を妻に渡す。もちろん自分もひと通り味見。「花見だんご」はピンク、緑、白の配色が鮮やかなだんご。甘味は控えめ。このだんご串を持つと豚児が幼稚園の頃に好きだったNHKのアニメ「ぜんまいざむらい」を思いだすなァ(←”だんご剣”のおもちゃが家にあった・笑)。「きな粉餅」はたっぷりのきな粉に包まれた餅饅頭。外側には米の粒感が残り中にこしあんが詰めてある。口に入れると軟らかく、あんこで口いっぱいに。これも甘さは控えめ。こちらの餅菓子は総じて甘さ控えめのようだ。さて正体の分からなかった「くろ棒」。横は10cm、厚みは5cm程もあるだろうか。買う時に店で店員さんに「これどんな菓子ですか?」と尋ねたが、その時は「羊羹みたいな塊で、外はきな粉がまぶしてあって…。」という説明だったのでてっきり羊羹のような口当たりだと思っていたら、ねっとりとした餅菓子でやはりだんごの塊といった方が近い。他の品と違わず甘味は控えめ。置いておくと硬くなってしまうが、店で教えていただいた通り電子レンジで少し温めると軟らかさが復活。カットしていただいたが、ほのかな甘さときな粉の風味が旨かった。(勘定は¥950)

 

 

嶋小餅店

三重県四日市市川原町22-2

 

( 三重 みえ 四日市 よっかいち 東海道 旧東海道 しまこ 志満小 祝餅 赤飯 嶋小のだんご 和菓子 餅菓子 だんご みたらしだんご 団子 )


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 水星食堂 @名古屋市瑞穂区... | トップ | あすなろ @岐阜県大垣市 »

コメントを投稿

三重県(老舗)」カテゴリの最新記事