ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

みやこ本店 @名古屋市中村区・大門

2020年08月17日 | 名古屋(中村区・西区 老舗)

名古屋駅の西、大門。大型スーパーの前にソープランドが建ち並ぶ異空間を通って(笑)、麺類食堂の「みや古本店」(古は変体仮名)へ。暖簾をくぐって中に入ると年季の入った分厚い木製テーブルが6つと小上がり席が2つほど。卓上にあった相撲の番付のように改行の狭い綺麗な筆づかいの品書きを眺める。お店の人が書くのだろうか、素敵だなァ。この日、空はどんよりと曇り蒸し暑い日だった。店先に立っていた涼しい色の幟に強烈に惹かれたので「冷し中華」にしてみた。今年の夏は個人的に”冷やし中華”流行り。風格ある落ち着いた店内を眺めながら出来上がりを待つ。この日は時間がなかったけれど、こんな店で何かおかずをつまみにゆっくりと一杯やってみたいものだ。

そんな妄想をしていると出来上がった「冷し中華」が運ばれた。たっぷりめに注がれた濃い色のつゆ。きゅうりやハム、紅生姜などの具材の他に、しっかりと味を含ませて煮込まれた椎茸を刻んだものが沢山入っている。これは「木の葉丼」にも使われる椎茸だろう。さすが麺類食堂の冷し中華、贅沢だなァ(→椎茸の炊いたのが入った品は大抵値付けもやや高め)。胡麻油の風味と酸味のしっかり効いたつゆを絡めながら麺をいただき、途中途中で椎茸や他の具をつまんで味わう。旨い。輪切りのきゅうりにのった辛子(←これもイイ)もちょっとづつ使いながらいただいた。次は白つゆの「きしめん」か「煮込うどん」に「かやく御飯」、それか丼物あたりを食べてみようかな。(勘定は¥850)

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↓ 「稲垣邸(旧・春福、ツルノヤ)」(大正12年・1923・建造)に再々訪。この近辺の妓楼建築の名残も来る度に少なくなっている印象。更地になっていると何が建っていたか思い出せなくなる。

 

 

 

 


 

みや古本店 (みやこ本店)

愛知県名古屋市中村区名楽町5-1

 

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