ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Underground Tapes: 1973 京都大学西部講堂 / 村八分

2020年01月05日 | ロック(日本)

Underground Tapes: 1973 京都大学西部講堂 / 村八分 (2003)

村八分の発掘音源。タイトル通り1973年の京大でのライヴ。現役時代に唯一発売されたアルバム「ライブ」は同じ京大での1973年5月のライヴ音源だったと思うが、こちらは1月6日と7日の録音らしい。録音といっても観客がカセットテープで隠密にやった音源らしく、ブートレグ(海賊盤)経験者でないときついだろうレベル(自分は耳が腐っている<※>ので大丈夫・笑)<※ブートに慣れているの意>。正直チャー坊(柴田和志)の歌声は遠く、歌詞は聞き取りも難しい。ただし、他では聴けない未発表曲「むらさき」と「天まで昇れ」が聴けるので貴重だし、演奏それ自体は意外とよく録れている。

相変わらずザクザクとソリッドでハードなエッジの山口冨士夫のギターをバックに、がなるように言葉をまき散らすスタイル。やはり当時のストーンズ(The Rolling Stones)の影響は音楽面でも大きかったようで、それっぽい音色(Shake Your Hips, Love In Vain etc...)も聴こえてくる。でも結局ストーンズの来日は中止になったし、今のようにどんな情報でもすぐに入手できる時代と違うので、基本はレコードを聴いてのコピーしか手段はないはず(メンバーが外国へ行っていた可能性はあるが)。そう考えると村八分ら70年代の日本のロックの成長速度は本当に驚異的だ。

オークションにて購入(¥価格失念)

  • CD (2007/4/11)
  • Disc : 1
  • Label : ユニバーサル

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