Underground Tapes: 1973 京都大学西部講堂 / 村八分 (2003)
村八分の発掘音源。タイトル通り1973年の京大でのライヴ。現役時代に唯一発売されたアルバム「ライブ」は同じ京大での1973年5月のライヴ音源だったと思うが、こちらは1月6日と7日の録音らしい。録音といっても観客がカセットテープで隠密にやった音源らしく、ブートレグ(海賊盤)経験者でないときついだろうレベル(自分は耳が腐っている<※>ので大丈夫・笑)<※ブートに慣れているの意>。正直チャー坊(柴田和志)の歌声は遠く、歌詞は聞き取りも難しい。ただし、他では聴けない未発表曲「むらさき」と「天まで昇れ」が聴けるので貴重だし、演奏それ自体は意外とよく録れている。
相変わらずザクザクとソリッドでハードなエッジの山口冨士夫のギターをバックに、がなるように言葉をまき散らすスタイル。やはり当時のストーンズ(The Rolling Stones)の影響は音楽面でも大きかったようで、それっぽい音色(Shake Your Hips, Love In Vain etc...)も聴こえてくる。でも結局ストーンズの来日は中止になったし、今のようにどんな情報でもすぐに入手できる時代と違うので、基本はレコードを聴いてのコピーしか手段はないはず(メンバーが外国へ行っていた可能性はあるが)。そう考えると村八分ら70年代の日本のロックの成長速度は本当に驚異的だ。
オークションにて購入(¥価格失念)
- CD (2007/4/11)
- Disc : 1
- Label : ユニバーサル
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます