久しぶりに愛知県清須市の麺類食堂「浅野屋」へ。創業は戦前らしいので80年以上の歴史がある。駐車場は無いので近くの公園の駐車場に停め、歩いて店へ。テーブル席が4つとこじんまりとした店内。すでに先客が1人食事をしていた。手前の席に腰掛けると白衣を着た高齢の主人がやかんに入ったお茶を持って来てくれた。壁の品書きを見ると「うなぎ」「ねぎとろ」「冷し中華」などが消されている(訪問8月中旬)。品数を絞っているのかな。お願いしたのは「天丼」。実は東海地方の絶滅危惧丼「天南丼」の店を探っているうちにネット上の写真でこちらの天丼がまさに「天南丼」のようだったので確かめに訪れたのだ。奥から出汁の香りが漂ってくる。途中から厨房の手伝いに入ったのは娘さんかな(未確認)。
しばらくして運ばれた「天丼」は海老天が2本のったシンプルなもの。わかめの味噌汁としば漬けが付いている。南蛮(ネギ)は使っていないので「天南丼」ではない。自分が見た写真はセット物の小さいサイズのものだったかな。海老天は中サイズ。海老の揚げ加減良く、旨い。昔は専門店以外の丼は揚げ置きの天ぷらを使うのが普通だったと思うが、しっかり揚げ立て。つゆの加減も甘過ぎず辛過ぎず、量もご飯の下に少し溜まる程度でいい感じ。あっさりとした味噌汁を挟みながら綺麗に平らげた。次は「ざるそば・天丼セット」にしてみようかな。天南丼は現れるだろうか。(勘定は¥800)
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浅野屋
愛知県清須市清洲509
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