Great Hits 1972-1977 The A-Sides / T.Rex (1997)
タイトルからいくとマーク・ボラン(Marc Bolan)率いるTレックス(T.Rex)のシングルA面曲を集めたとおぼしきCD(詳しいデータ知らず、調べず)。彼らの前期のオリジナル・アルバムはアナログで揃っているが、70年代後期は抜けているアルバムも多いので、どちらかというとその頃の曲目当てで購入。にしてもこのジャケット、自分も所有している1972年に発売された14曲入り初期ベスト盤(写真下)とジャケがほとんど一緒なのは紛らわしい。
そのベスト盤は自分が初めて買ったTレックスのCDだったと記憶する(アナログは既に沢山持っていた)。ただその頃(80年代後半)はTレックスの音源が日本では(たしか)テイチクから発売されていて、CD化がされたのは良かったものの、マスター音源の影響か音も良くなく、へんな作品もいっぱい出ていた時期だったのでCDで集める気にはならず、アナログばかり聴いていた。さすがにその頃と比べると音は格段に良くなっていて安心して聴ける。
気になる後期の音は彼の基本のブギーを踏襲しつつ、アメリカン・ソウル・ミュージック寄りに舵を切っていて、その状況はボウイ(David Bowie)とよく似ているが、どちらかに影響されたのか、それとも偶然(当時の音楽界の状況からいくと必然?)なのか。後追いでこの時期のアルバムを聴くと、さすがにグラム・ロック全盛時代のような華やかさは影を潜めてしまっているものの、アヴェレージ以上のクオリティーは保っていたことが分かる。
中古店にて購入(¥350)
- CD (1997/5/6)
- Disc : 1
- Format: Import
- Label : Polygram Records
多感な頃に聴くグラムロック、さぞかし刺激的だったんでしょうねー。私はもちろん後追いなのですが、
最初にT・レックスを聴いたのは小学生か中学生の頃に地方テレビ局でなぜか繰り返し放映していた
「Jeepster」だったと思います。それで「電気の武者」を買いました。
確かに演奏は素人のガキの自分でも明らかに分かるほど下手でしたね。スカスカでしたし。それでも
その妖しい雰囲気と隣でパーカッションを叩くミッキーフィンのカッコよさが記憶に残っています
(今考えると怪しい関係だったように思いますが・笑)。