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ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Red / King Crimson

2022年04月01日 | プログレッシヴ・ロック

Red / King Crimson (1974)

第3期キング・クリムゾン(King Crimson)最期のアルバム。メンバーはロバート・フリップ(Robert Fripp)、ジョン・ウェットン(John Wetton)、ビル・ブルーフォード(Bill Bruford)の3人。もう名盤という評価が定着しているアルバムなので今更ではあるが、自分がクリムゾンにハマることになった決定的なアルバムがこれだった。それまでの自分は学生の頃にデビュー・アルバムにしてプログレッシヴ・ロックを代表する「In The Court Of Crimson King(邦題:クリムゾン・キングの宮殿)」を聴いたことがあるだけで、やっと最近(とはいってももう1年程経つが)1981年の「Discipline」、1973年の「Larks' Tongues In Aspic(邦題:太陽と戦慄)」を買って、次がこれ。

もう最初の一発から怒涛の”へヴィー・メタル”。この言葉はある意味固定観念を呼び起こしやすいので使うのは躊躇してしまうが、フリップ翁も表現としてよく使うので問題ないだろう。1974年にしてここまでハードな音だったか。緻密に計算された旋律と音。動と静を繰り返し、また旋律に戻った時の快感。どこか牧歌的な部分があった初期のクリムゾンとは違い、徹底的にハードな音作り。不穏な音だ。レコードではB面にあたる04からはインプロヴィゼーション主体の曲も。そこでのジョン・ウェットンのベースなんてもうベースの範疇を超えたような歪みと暴れっぷり。キャリアの中でこの時期のクリムゾンが一番人気なのも分かる。フリップ以外の2人はまだ当時25歳。フリップにしたってまだ28歳だったんだからその到達した境地たるや驚くしかない。

ずっと”プログレ”が苦手(なわりにアルバムは結構持っているけれど)だった自分が、まさかその代名詞のキング・クリムゾンにハマって、さらにこの後に来日公演に足を運ぶことになるとは。しかも実は記事を書いている今の段階で既に中毒は進んでいて…。

amazonにて購入(¥689)

  • Label‏ : ‎ WHDエンタテインメント
  • ASIN ‏ : ‎ B00139WPXW
  • Disc ‏ : ‎ 1
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角源 北浜店 @三重県四日市市

2022年04月01日 | 三重県(老舗)

JR四日市駅近くの「きっちんケミア」が休みだったので、「鳥義」に寄った後、自転車でアーケードのある本町通り商店街を抜けて「角源 北浜店」へ。創業は大正15年(1926)で屋台から始まったというこちら、ここが本店なのか他に本店があったのか知らないが、現在四日市でこの屋号を名乗る店はここだけのようだ。店に入ると結構な大箱だが、沢山の客が居て盛況。給仕の女の子も2人体制だ。品書きを眺める。その中に「四日市きしめん」というのがあり、注釈で”四日市きしめんは平打ちではありません”とある。どんなのか確かめてみようかとも思ったが、米粒が食べたかったので丼物から「肉丼」を選んでお願いした。ちなみにこちら普通の「かつ丼」はソースかつ丼で、「上かつ丼」は玉子かけかつ丼だそうだ。

しばらくして「肉丼」が運ばれた。「肉丼」っていうのに定番は無いのでどんなのが出てくるのか分からなかったが、牛肉、糸こんにゃく、青ネギが煮込まれた、いわゆる”すき煮”がのっているタイプ。もちろんそれが旨くない訳がない。全ての丼物と定食には”小うどん”が付いているとのこと。うどんはすっきりとした淡い色のつゆ。しっかりと鰹出汁の香りがして、つるつるの麺肌のうどんが泳いでいる。他に具材はかまぼこといんげんのみ。刻みネギは別皿で。見かけと違って軟らか過ぎず、しっかりと張りが残っていい茹で加減だった。次はやっぱり「四日市きしめん」が実際どんななのか試してみないと。(勘定は¥1,020)

 


 

↓ アーケードの架かった本町通り商店街。多くは隠れてしまっているが、とても趣のある建物や、古い商店の看板建築が多い。一度アーケード無しの商店街を見てみたいものだ。

 


 

角源 北浜店

三重県四日市市北浜町7−1

 

( 四日市 よっかいち かどげん かくげん 手打ち 手打 うどん・そばのメッカ 古里の味 麺類食堂 大衆食堂 食堂 定食 うどん そば 四日市きしめん 近代建築 )

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