ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Sugar Mountain: Live At Canterbury House 1968 / Neil Young

2021年06月30日 | クラシック・ロック

Sugar Mountain: Live At Canterbury House 1968 / Neil Young (2008)

ニール・ヤング(Neil Young)の"Archives Performance Series"の第3弾。1968年のミシガン州カンタベリーハウスでの録音。自分が購入したのはCDのみのヴァージョンだが、高音質のDVD付きの2枚組が標準になるのかな。観客の声が近いのでどんな所か調べてみたら、ミシガン大学内にある教会の施設だとのこと。写真で見ると小さな戸建ての一軒家という感じ。もちろんステージなんて無さそうで、居間で演っているような感じかも。どおりで客が近いはずだ。ニールはバッファロー・スプリングフィールド(Buffalo Springfield)を脱退したばかりで22歳。演奏はギター1本の完全アコースティック。

若々しいニールの歌声が新鮮。1曲1曲丁寧に演奏している印象で静かに進行していくが、曲間にはお喋りをして観客を笑わせているアットホームな雰囲気(日本盤には対訳が載っているそう)。収録曲はまだバッファロー時代の曲が多く過渡期という感じはあるが、初々しいニールの特徴ある歌声がじっくりと味わえる。ここで演奏される音楽は”フォーク・ミュージック”と呼んで差し支えないと思うが、この繊細な歌い方の青年が、将来エレクトリック・ギターをガンガン弾いて、フィードバック、ノイズまでアルバムにしてしまうとは到底想像がつかない。

オークションにて購入(¥575)

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