ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

酒のさいとう @岐阜県養老郡養老町

2021年06月03日 | 岐阜県(西濃)

歴史ある宿、岐阜県養老町の「千歳楼」を訪れた際に立ち寄った酒屋「酒のさいとう」。本店は美濃高田駅近くにあるそう。蔵を意識したような外観の店は、養老公園の北、長閑な田んぼの中にぽつんとあった。店の中に入ると、杉玉がぶら下がるすっきりとしたモダンな店内に酒のみの陳列。潔くってかっこいい。特に地元の酒造「玉泉堂酒造」の代表銘柄「醴泉(れいせん)」はコーナーが設けてあり、様々な種類がずらりと揃っている。選んだのは「醴泉純吟雄山錦」の4合瓶。

雄山錦(おやまにしき)とは富山生まれの酒米で「ひだほまれ」と「秋田酒33号」の人工交配によって生み出された新品種だそう。まずはひや(常温)で。口元に持っていくとふわっと優しく香る。日本酒度は+2.0だそうだが、この辛口全盛にあって口当たりは優しく、少し甘味も感じるふくよかなもの。特に酒肴を選ぶことなく何とでも合わせ易く、旨い。ぬるめに燗をつけてもその印象は変わらなかった。55%精白だそうだが、普段はあまり吟醸酒を呑まないので、余計に優しめに感じるのかも。醴泉の他の種類の酒も呑んでみたいナ。(勘定は¥1,500程)

本店の記事はこちら

 


 

↓ 名跡「養老の滝」へ。雨とコロナ禍のせいか駐車場はガラガラだった。そこから少し歩いて下らなければならなかったので脚の弱い老母にはちょっと大変。

↓ 「旧・養老サイダー株式会社」(建築詳細不明)。建物には何も表示が無いが、たぶんこの建物だろう。「養老サイダー」は明治33年(1900)から平成12年(2000)の100年間製造されていた(現在は別会社が復刻)。昭和初期にはあの「三ツ矢サイダー」と双璧をなしていたそうだ。現在は普通に住居として使われている様子。横の出入口に”天然冷鉱泉””日比野兄弟商會”と書かれた木製看板があった(写真下3、4枚目)。

 

 

↓ 養老公園内にある創業明治23年の歴史ある旅館「掬水(きくすい)」(建築詳細不明)。もう廃業されたようで柵がしてあり、建物には近付けなかった。なぜかHPは健在。

 

 


 

酒のさいとう 養老店

岐阜県養老郡養老町明徳382-6

 

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