岐阜市柳ヶ瀬の日ノ出町通りにある創業昭和28年(1953)の「八千代」へ。店に入ると一番手前のテーブル席しか空いていなかった。コロナ禍とあって、間口の狭い店には”黙食にご協力お願いします”の貼紙があるが、先客のバーサンらは賑やかにお喋り(苦笑)。自分の前の若い男性客は、注文の品が届いて湯気を放っているのに放ったらかしで、延々とスマホをいじり続けている…。女将さんに「やきそば(豚小間、玉子入り)」をお願いした。いつもは薄焼きタイプの「お好み焼き」ばかり食べているが、こちらの”menu”の先頭は、実は「やきそば」なのだった。
しばらくして、女将が平皿に盛った「やきそば」を持って来てくれた。まだ黄身がとろっとしているだろう目玉焼きがのっていて、みじん切りの紅生姜が添えてある。豚小間が沢山入っているので脂は多く、ソースの味付けは濃いめ。芯に近いところのキャベツの細切りも入っていてシャクシャクとした食感も。途中で黄身を崩してミックス。油でテラテラと光った唇を拭き、お冷やを流し込んでご馳走様。勘定してもらったら、やっと件の男性が箸を取った。(勘定は¥560)
八千代
岐阜県岐阜市日ノ出町2-16
( 岐阜 ぎふ やながせ 日ノ出町商店街 ひのでまち やちよ おこのみやき お好み焼 やきそば 焼きそば 焼そば 薄焼き うす焼き 一銭洋食 )