ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

サイゴン @岐阜県可児市

2019年03月22日 | 岐阜県(中濃)

夜に外出先で1人の時があり、普段家族がいつもあまり乗り気でないエスニック料理を食べようと車を向かわせたのは、岐阜県可児市の市役所前にあるベトナムヘルシー料理「サイゴン」。すぐ隣はチャーシューで有名な中華そばの「」がある。外看板に照明が無いのでやっているのかどうか不安になるが店内の明かりは点いている。店の前まで来て横の駐車場に車を入れようとすると「葵」と書いてあり、この店の駐車場は店の前の2台分しかない様子。あいにく塞がっていたので、路上駐車するのも嫌だし、少し周辺をウロウロして出直す。ちょうど1台車が出たが、角に入れると車のお尻が少し出てしまう…。ま、これで駐禁は取られないだろうとそのまま店に入った。

店は市役所の真ん前だし、造りからすると喫茶店か何かの居抜きだろうか。カウンターとテーブル席があり、カウンター席に腰を下ろした。主人は年配の女性で、調理は無口な若い男性が担当。先客は日本人とあちら(ベトナム)の人らしき若い客。連れを間に挟んで女性主人と何か喋っていた。微かなBGMが流れる店内でメニューを見回し、”古都フエの名物”と書かれた「ブン・ボー・フエ(フエの肉麺)」を注文。調理をしているのか不安になるくらい静かな厨房から品物が運ばれた。

麺鉢に盛られた「ブン・ボー・フエ」は”ブン=米の太麺”の意らしく、牛すじ肉ともやしやサニーレタス、香草の入ったもの。別皿に唐辛子のたれやカット・レモン、ホットウーロン茶が付く。スープにはニョクマム(魚醤)が効いていて酸味があり、すっきりとした透明なもの。米の麺というと平打ちの麺が多いが、こちらは丸い断面でプルプルの食感の面白い麺。肉は濃い味付けかと思いきやこちらもあっさり味。レモンを絞ってみたりして食べ進める。ザウムイ(コリアンダー)の他にミントの葉も入っているだろうか、時々口に入る香草の風味が爽やかで旨い。途中から唐辛子たれを入れてみた。少し混ぜて食べると、あっさり味にちょっとインパクトが出て旨い。辛さは思ったほどではなかったのでほぼ全部入れて楽しんだ。酸味のあるスープも沢山いただいてご馳走様。向こうのテーブルのベトナム人(多分)も女将さんに「オイシイ」と親指を上げていた。(勘定は¥780)

 

ベトナムヘルシー料理 Saigon (サイゴン)

岐阜県可児市広見1-51

 

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