ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

ブーランジェ ペイザン @岐阜県関市

2013年12月24日 | 岐阜県(中濃)

この店はいつ頃からあるだろうか。随分前から利用しているような気がするが、この辺りの区画整理が終わってからの店舗だから20年くらいだろうかと思う。つとに評判のいいベーカリーで、この店を目指して遠方からも客が来ると聞く。自分は時々フラッとバゲットや、やや重めのパン、それに気が向いた時に惣菜パンぽいものを購入する。

店の前にはシトロエン2CVが放置(笑)されている。以前はもう少し程度が良くて、ひょっとしたら自走可かもと思っていたが、最近の状態を見ると無理だろう。小さなお店に入るとカウンターのガラスケースや後ろの棚に出来たばかりのパンが並べられる。日や時間によっては無くなっている物もあるが、遅めの時間に行ってもどこかの店のように棚がカラッポなんて事はまずない。

ここのパンは天然酵母を使っていることが有名だけれど、いわゆる惣菜パンの類いもちゃんとあって、昨今よく見るようになった「うちの店はこだわってます」的に肩肘を張っていないところがいい。あまり見かけないが、いちおう店の中の小さなカウンターで食べることも出来て、ドリンク(自分はコーヒーしか飲んだ事ない)を注文出来る。ベーカリーの品って名前が全然覚えられないが(恥)、てんこ盛りにベリーや野菜類が乗ったデニッシュや出来たての時のクロワッサンをその場でいただくのもなかなかいい。ただ駐車場に向かって座るので、野郎ひとりだとちょっと恥ずかしい(笑)。

ベーカリーも結構色んな所へ行っているが、結局買って帰るのはバゲット類ばかりで、食べ比べをする訳でもないし、それぞれの味の特徴を知る程度で、分析なんてとても出来ないので、何処が一番美味しいだのっていうのは言えないが、結局バゲットはここで買う事が多いかな。黒オリーブの入ったバゲットはやや値が高いがお気に入り。自分の活動範囲でこういう美味しいパンが買える店があるっていうのはやはり幸せだ。

今日はクリスマス・イヴ。以前、小学生の息子がここの美味しいバゲットを丸っと一本切らずにかじりついて全部食べるのが夢だ、と言っていたので(笑)、買ってきてあげた。慎ましい小さな夢だが面白いこと言う。自分もやりたくなってきた。

この後の記事はこちらこちら

 

ブーランジェ・ペイザン (Boulanger Paysan)

岐阜県関市池田町66

(ペイザン)

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Upside Down : The Best of The Jesus And Mary Chain

2013年12月24日 | パンク・ニューウェーヴ

Jesus

Upside Down : The Best of The Jesus And Mary Chain (2010)

昔から自分の好きな音楽の周辺に存在していて、それらミュージシャンからも支持を得ていたにも関わらず、単発を除いてしっかり聴いた事がなかったジーザス・アンド・メリー・チェイン(The Jesus And Mary Chain)。以前にこれを買ってみて思いのほか良く、今度は廉価でベスト2枚組を購入してみた。

amazonにはこういうベストや編集盤で、とても値打ちなものがあったりするので侮れない。中古CD屋で購入して、帰って調べてみたらamazonの新品の方が安かったなんてことも。

どの曲もポップな中に独特の浮遊感がありかっこいい。若かりし頃はもっとメロディーのはっきりした音楽が好きだったと思うが、だんだんアンダーグラウンドな音楽への耐性が出来てくると、その音楽の持つ空間それ自体が好きになることがあるようになってくる。このアルバムはベストで年代順の収録ではないので時系列を追ってという訳にはいかないが、多分選曲もなかなかで、ファンにとっても納得のいくものにはなっていると思う(自分はまだそこまで分析出来ない)。ただ両盤とも目いっぱいの収録時間なので、続けて聴いているとややトゥー・マッチな感じもしないでもない。←収録時間が少ないと損したような気になるくせに(笑)。

自分はどちらかというとひとつ好きになると掘り下げていく傾向があるので、あまりそちら方面に振れてしまうと、ふと我に返り、「なんだこりゃ?」っていうような音楽に辿りついてしまっていたりする。例えば80年代後半のダンスホール・レゲエや90年代のノイズ・インダストリアル、一部の民族音楽(豪・アボリジニのディジリドゥ)なんかがそうだった。もちろん今でもそういうのをたまに聴くのは好きなんだが…ふと我に返って集めたCDを振り返ると「コレはないな…」というのがよく見つかる(笑)。初めはこのバンドもそんな類になるかなと思っていたが、今回改めて腰を落ち着けて聴いてみると、ディストーションのかかったギター音やフィードバック音に惑わされがちだが、意外にもコード進行やメロディはしっかりとロックン・ロールのメソッドに忠実だったりするという発見というか面白味があった。

amazonにて購入(¥864)

  • CD (2010/10/12)
  • Disc: 2
  • Format: Import
  • Label: Music Club Deluxe
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