ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

室町砂場 @東京・日本橋室町

2012年12月14日 | 東京都(老舗)

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1869年創業と歴史ある蕎麦屋での蕎麦前を堪能。店内は特に古めかしい訳ではないが、落ち着いていて、少し遅い時間だったこともあって客は少なめで、ゆっくりした時間が流れているよう。ここも中休みが無いので有難い(土曜日は早仕舞いなので注意)。中庭を眺めながらお酒を…と思ったが、残念ながら中庭に面した席は埋まっていて叶わず。

お酒と玉子焼きを注文。給仕のお姉さま方の明るくはきはきとした対応が心地良く、やっぱり「人」が良い店を創るんだなぁと実感。大きな声で独り言をつぶやいていらっしゃる少し変わった年配の客がいたのだが、そんな方のあしらいも本当にお上手。

玉子は(多分)蕎麦つゆを使った甘めのもので大きめ。少しづつ口に入れてゆっくりと燗酒を飲む。他にも蕎麦前の客が何人かいて、それぞれゆっくりとした時間を楽しんでいる。いろいろなつまみがあり、どれもそそられるが長居せず、〆に別製ざるそば(さらしな粉を使用)を注文。更科らしい白い蕎麦はするすると入っていく。良い休み時間だった。(勘定は¥2,000)

 ↑ マッチ

 

↑ 「日本銀行本店本館」(明治29年・1896・建造)(上左)。辰野金吾設計。日本橋(明治44年・1911・建造)の欄干に鎮座する「麒麟(きりん)」。どちらも国の重要文化財。

室町砂場

東京都中央区日本橋室町4-1-13

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