ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

江戸蕎麦 ほそ川 @東京・両国

2012年12月18日 | 東京都

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両国(ちなみにこの駅舎も古い)の江戸東京博物館に寄った際に、近くの路地裏にある有名店「ほそ川」をのぞいた。昼時だったのでさすがに待ちが出ている。蕎麦に関するあらゆる書籍で取り上げられている店なので仕方がない。モダンな造りのお店の前に少々並び入店を待つ。店の佇まいからもう少し緊張感ただよう店なのかなと思いきやそんな事はなく、接客、雰囲気含めてごく普通の蕎麦屋。逆にキメまくった店の意匠と実際の雰囲気に少しギャップを感じる。

残念ながら目当てだった穴子の天ぷらは提供がないそうで、いつもなのかは分からないがこの日は天ぷらは全くやっていないようだった。必然でそうなったという反り返った穴子天を食べてみたかったな。しかたがないので「せいろ」を注文。

蕎麦はしっかりと角が立った食感の良いもので旨い。蕎麦自体の香りとつゆの香りの印象が薄かったのは自分のコンディションのせいだろうか。もう少し個性的なのもの(出汁が強めとか、かえしが強めとか)を想像していた。あっという間に腑に落としてポタージュのようなどろりとした蕎麦湯を足しつつ飲む。

値付けは高めだが、今では田舎のちょっとした蕎麦屋でも1枚1,000円位は当たり前になってきているので仕方がない(もちろんこのデフレの時代に安くない食べ物だとは思うが)。全体的な満足度がもう少しあって欲しかった。行列店なので酒を呑んでゆっくりするのは気が引けるが、つまみや種物で酒を呑み、〆にせいろ、といってみたかったな。 (勘定は¥1,050)

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↑ 「両国駅駅舎」(昭和4年・1929・建造)と、「江戸東京博物館」。

江戸蕎麦 ほそ川

東京都墨田区亀沢1丁目6-5

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