ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

やまだや @東京・築地

2012年12月04日 | 東京都

もう何度も訪問している築地の居酒屋「やまだや」。人気の店なので予約が必須。この日も訪問時にはほぼ満席で、空いている席も予約者待ちの盛況。

こちらは酒、魚はもちろん、肉から野菜に至るまでこだわり抜いていて、そのこだわり精神が店主のみならず、働いている人全てに行き渡っている。従業員を連れて、ワイン造りの手伝いにいったり、酒造会社を訪ねたり、と力の入れようが凄い。だからどの店員さんに話かけても「おんじき」と書かれた日替わりメニュー内容をしっかり把握しているし、日本酒のラベルによって細かい温度の相談にのってくれたり、その酒に合うメニューのおすすめはもちろん、皿の中の品数の都合を聞いてくれたりもしてくれる。特に自分は日本酒が好きなので、ここの店のラインナップから好きになった銘柄も多い。「おんじき」に載っていない日本酒もどんどん出てくる。

定番のメニューも多いが、この日は今まで注文していないものを、と「活〆カワハギ(骨揚げ付)」、「セイコガニ」、「伊予水軍鶏の炭火焼き盛り合わせ」、「野菜いろいろ温サラダ」、「鯖と柿の和え物」「蒸しガキ海苔風味」などを値段は気にせず次々と注文。その後も好きに注文を続け、初めのビールはもちろん日本酒も都合5種類位。同行者は呑んだことないと焼酎も注文し、もちろん〆の土鍋ごはんもいただき、今宵も大満足!……と言いたいところだが…。

予約の時には喫煙かどうか訊かれなかったのだが、自分たちの案内されたテーブル席の両側にはすでにスモーカーが。それも「チェーン」と言っていい程のべつ幕なしに吸い続ける。満席なので席をどうのこうの言うのも何だと思ってしばし我慢し、やっとその人達が退店したと思ったら次に着席した新客も吸い始めた…。せっかくのこだわりの皿や酒も紫煙にまみれては旨さも半減。同行者も自分も非喫煙者だが、現在の喫煙者の立場にはかなり同情的な方なので食後の1本、2本位では何も言わないが…。みなさん、食べてる時も飲んでる時も四六時中吸い続けなきゃいけないかい?店主に言いたい。こんなにこだわった素晴しい店だもの、もう完全禁煙でいいんじゃないの?(勘定はひとり¥8,500程)

 

 

↑ 夜の「築地本願寺」(昭和9年・1938・建造)。国の重要文化財。昼見ても、夜見ても圧巻の異形。

 

やまだや

東京都中央区築地7-16-3クラウン築地 1F

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