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ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

五十番 @岐阜県中津川市

2017年11月10日 | 岐阜県(東濃)

中津川でも特に有名な中華料理の店「五十番」を訪問。駅からさほど遠くない細い路地にある。駐車場が無いのか、みな平気で店の前に車を停めていく。創業して50年程だとか。ガラスブロックで覆われた面白い建物に入ると、思ったよりも広くない空間。すでにテーブル席は先客でいっぱいだったので、腰をかけるバーの付いた、立ち喰いのようなカウンターのような、変わったテーブル席に案内された。店に居る客だけでなく持ち帰り客がひっきりなし。電話もじゃんじゃんかかっていてすごい人気ぶり。品書きはそう多くないが、ちゃんとラーメンや焼き飯もある。でも出ていくのは筆頭の「焼きそば」ばかり。中津川市民のソウルフードと呼ばれているそうだ。厨房の中にも麺箱が山と積まれているのが見えた。もちろん自分も「焼きそば」を注文。テレビの音がかなり大きくてうざったいが、待っているうちに自分の居る変なテーブル席も後客で埋まっていく。たぶん厨房では焼きそばを作り続けだ。何しろ焼きそばの注文ばかり。

しばらくして運ばれた「焼きそば」は白い平皿に山盛り。本当にこれが並サイズかと思うほど(平日のみ大盛も出来るらしい)。特に品書きに書いてある訳ではないが、ソースはかかっておらず全体的に”白い”。中には沢山のもやしと少量のキャベツ。肉片もあるにはあったがそう多くない。やはり麺が特徴的で黄色っぽく、かなりの太麺で短い切り。勇んで手繰ってみるとソースが無い分ぼそっとした感じ。でも噛むともちっとして面白い食感。基本塩味だが思ったよりニンニクの風味が効いていて、なるほど旨い。卓上にはラー油、酢、塩、胡椒、ソース、醤油と沢山の調味料が用意してあるが、何も無しでもいけてしまう。さすがオンリーワンの味。クセになるの、分かるなァ。しっかりとした量があるので後半だけ少し酢とラー油を使ってみた。次の機会があればきっとまた「焼きそば」を注文してしまうだろうが、その時はソースや醤油をかけて味の変化を楽しんでみようかな。(勘定は¥500)

この後の記事はこちら

 


 

↓ 「関西電力・賤母発電所(旧・名古屋電灯・賤母発電所)」(大正8年・1919・建造)。建物に近づく道がどこか分からず右往左往したが、道を下ると綺麗な壁面の発電所が出現。

 

↓ 位置が悪くて読めなかったが、草の生い茂った場所に建つ碑文には「恩河深而無底」(かわのおんふかくしてそこなし)と書いてあるのだとか(でもこれレプリカらしい…)。

↓ 落合にひっそりとある吊り橋「村瀬橋」(大正15年・1926・建造)。なかなか雰囲気のある橋で、欄干や桁、床板は木製なので改修済み。落合川には沢山の魚影が見えた。

 

 

↓ 市内の旧中山道、新町通りの路地にある「桂小五郎隠れ家跡(旧・料亭やけ山)※推定」(建築詳細不明)。でも建物があって料亭の名前も分かっていて”推定”ってどういうこと?

↓ 「五十番」から南に入った路地で見つけたいい感じの店舗跡(建築詳細不明)。このスタイルからいくと現役時代は理髪店かな?

 


 

五十番

岐阜県中津川市太田町2丁目2-10

 

( 中津川 なかつがわ ごじゅうばん 中華料理 中国料理 ラーメン 中華そば やきそば ヤキソバ 焼そば 白い焼きそば 近代建築 近代土木遺産 近代化土木遺産 )

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伊藤商店 @岐阜県恵那市

2017年11月07日 | 岐阜県(東濃)

岐阜県恵那市内で散策。駅から少し離れた大井町まで徒歩でやって来ると「市神神社」(明治25年・1892・この地に遷座 )に辿り着く。その横の”お好み焼”の暖簾がかかった店から子供達がビニール袋に持ち帰りを沢山ぶら下げて出てきた。気になって店の前に行っても、どこにも店名が書いてない(笑)。地元の小学生がお使いにやられる店なんてますます気になって暖簾をくぐってみた。開け放たれた窓から爽やかな風が入る店内には年輩の男性。なんとなくサラリーマン風で、そう歳でもなさそうだし、昔からここの主人って感じでもないので息子さんだろうか。後から調べてみるとこちら「伊藤商店」という名前で、地元では店名より「市神(いちがみ)」と呼ばれていたそうだ。昔は駄菓子なんかも売っていたそう。木製の岡持ちなんかも置いてあった。さっそく「焼そば・玉子入り」というのを頼んでみた。店内にはラジオのBGM。それがFMで音がいいもんだからなんだか違和感(笑)。

しばらくして平皿に盛られた「焼そば」が運ばれた。ちょっと柔らかめの麺のソース味。ソースは厨房横にある業務用のコーミソースだろうか。味付けは濃くなくふわっとした感じ。玉子は両面焼きにしてカットしたものがトッピングされている。ちょっと珍しい。添えられた刻み紅生姜を挟みながらあっという間に食べ終えた。地元のオッサンがふらっと入ってきてお好み焼を注文。客もみんな顔見知りのようだ。自分の地元にもこういう店があったが、最近店を閉めてしまった。全然知らない土地なのに何だか懐かしい。次に近くに来たらおでんを食べてみようかな(酒があれば)。(勘定は¥340)

この後の記事はこちら (2

 


 

↓ 木曽川水系で最初のダムがある「関西電力・大井発電所」(大正13年・1924・建造)。この日は行かなかったが建物の裏側から山道を登ってダムの方にも行けるみたいだ。

 

 

 


 

伊藤商店

岐阜県恵那市大井町113-3

 

( 恵那 えな いとう商店 いとう お好み焼伊藤商店 おこのみ焼 お好み焼き 焼そば やきそば 焼きそば おでん いちがみ 市神 土木学会選奨土木遺産 )

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タネヲマク @岐阜県瑞浪市 (※移転)

2017年09月20日 | 岐阜県(東濃)

最近どんな小さい町にもインド・ネパールを名乗るカレー屋が出現している(インドとネパールじゃ随分違うんじゃないかと思えるが)。ずっと以前は新しい店も何軒か試したが、正直どこも似たり寄ったりで、大きなナンでお腹いっぱいにはなるものの、食後感が重くて敬遠するようになった(ああいうナンが本式なのかどうかも知らない)。その後に”南インド”を名乗るカレー食べてみたら、これがさっぱりとしていて、香辛料の複雑な香りと旨味も性に合って、その後はもう何年も南インド、あるいはそれに類するカレーを提供する店にばかり行くようになった(いわゆる洋食のカレーとは別)。大してお腹は膨れないが、どうかするとあの味が食べたくなり、そんな店があると聞くと行きたくなってしまう(←コレ中毒だろ)。

こちらも訪問先の岐阜県瑞浪市で、全然予定に無かったがつい引き寄せられて入った「タネヲマク」。店は駅からすぐの商店街にあり、店先から手作りっぽくそれらしい雰囲気でいっぱい。内装もナチュラルで民族音楽がかかっており、小物類も販売していて、本棚に「ナウシカ」が揃っている店に共通する(笑)、オッサン1人ではちょっと怯んでしまう造り。後から知ったが地下室があり、ライヴも行われたりするんだとか。女性主人が1人でやっていて、品書きは多くなく、2種のカレーとドリンクぐらいじゃなかったか。自分は「全部盛り」というものを注文。

しばらくしていくつものボウルがのったステンレスプレートが運ばれた。2種のカレーは「ベジカレー」「トマトチキン」。名前がさっぱり覚えられないが、他にサンバル(スープ)、野菜の和えもの、漬物、そしてライスの上にパリパリに焼かれたパパド。主人に「食べ方は大丈夫ですか?」と訊かれたので「大丈夫じゃないです。いつもテキトーに食べてます」と返事すると、それぞれをライスに混ぜながら食べてもいいし、色々なものを混ぜてもいい、パパドは砕いて振りかけても、とのこと(ま、間違ってなかったナ)。グッとくるようなインパクトは無いが、どれもサラリとして食べ易く、どれだけでも入っていくような爽やかさがある。それぞれの味を説明するには語彙に欠けているが、旨かった。こういう店が自分ちの近くに出来ないかな。(勘定は¥1,200)

 

 


 

↓ 銘酒「小左衛門」で有名な創業元禄15年(1702)の「中島醸造株式会社(旧・蘇東銀行本店)」の洋館(昭和初期・建造)。交差点に面した入口といい、非対称な両袖といい、用途不明の出っ張り(写真下右)といい複雑な設計。現在は使用されていないようだが、窓の庇には杉玉が残っていた。

 

↓ 隣の蔵(写真下左)は木造5階建てだとか。壁には定番銘柄「始禄」と書かれている。敷地の反対側へ廻ると酒造の正門(写真下右)がある。

 

酒造の脇に流れる土岐川とコンクリート製の橋「土岐橋」(昭和5年・・建造)。(写真下右) ↓

 

↓ 駅前の「瑞浪病院」のすぐ横に建つ洋館(建築詳細不明・個人宅)。まあ、だいたいこういう建物は院長先生のご自宅なんだけれど(笑)。煉瓦塀といい、門の扉といい、二重窓といい、下見板張りの壁といい、素晴らしい。あまり大きくは見えないが敷地は奥に深い。

 

↓ 「タチ医院(旧・大竹医院)」(昭和9年・1934・建造、改修)。とても綺麗に修復されていて古さはあまり感じられない。中はどんなだろう。昔の写真もみてみたいな。

 

↓ 壁が改修されていて古い建物かどうかは微妙だが、半切妻の屋根や装飾、軒裏の造作や換気口が何となく怪しい(笑)、「タチ医院」すぐそばの「犬飼産業(株)瑞浪営業所」

 

 


 

空想創作インドごはん タネヲマク

岐阜県瑞浪市寺河戸町1139

※2021年に多治見市小路町3へ移転されました

 

( 瑞浪 みずなみ カレー 南インドカレー 南印度カレー 南インド料理 カレーライス 近代建築 酒造 日本酒 こざえもん 小左衛門 小佐衛門 移転 閉店 )

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ありが食堂 @岐阜県瑞浪市

2017年09月05日 | 岐阜県(東濃)

久しぶりに岐阜県瑞浪市近辺を散策。朝早くバイクで家を出て、まずは駅から離れた陶町(すえちょう)方面に向かう。行きがけの街道沿いに予定に無かったいい感じの近代建築を見つけたりして満足して市中心部に戻る。昼食に向かったのは駅から600m程南に向かった高月町の住宅街の中にある食堂「ありが食堂」。近辺に商店は無く、交差点の角にポツンと店があった。店先には小さいサンプルケースも。中に入るとテーブル席が3つ。カウンター席もあったが使われていないかも。壁に貼られた品書きを見るとこういう店には珍しく麺類が無い。選んだのは瑞浪市特有のかつ丼の亜種「あんかけかつ丼」。もちろんそう謳われている訳ではなく、こちらではただ「かつ丼」と書いてあるのみ。さっそく奥の厨房で主人による調理が始まった。

割合早く「かつ丼」が登場。もちろん玉子が溶かれた和出汁の餡が前面にかかっている。餡をまとった熱々のかつは粗めの衣の食感が残っていて、旨い。餡の味加減はやさしく、やや甘め。分厚く切ったたくあんをアクセントにして、あっという間に完食した。この食堂の歴史は詳しく知らないが(昭和40年代創業とか)、ここ瑞浪に残る珍しいかつ丼(元祖は駅前の「加登屋」)を出すようになった経緯を知りたいなァ。瑞浪ではそれが当たり前だったのか、それともわざわざ餡かけにしたのか…。後から入ってきた地元の方と思しきかなり御歳を召したお姉さま方も皆かつ丼を注文していた。しっかりと根付いているようだ。(勘定は¥630)

この後の記事はこちら (2

 


 

 ↓ 瑞浪駅から陶町(すえちょう)方面に向かう道すがら、20号線の旧道で素敵な看板建築を見つけて引き返す。「和田生健堂」(建築詳細不明)。店側正面の凝った形といい、窓上のコテ絵の飾りといい、とてもカッコイイ。予定になくこんな建物に遭うと感激。

 

↓ こちらはすぐ隣のたばこ屋「やまいし商店」(建築詳細不明)。こちらも建物からの張り出しに粋な洋風の装飾がある。いわゆる看板建築と違い、半切妻屋根の宅と壁面が一体化している。

 

↓ 同じ街道沿いに建つ建物(建築詳細不明)。「信用組合」のマークがあるので銀行だろう。情報が探せなかったが、近くに真新しい「東濃信用金庫稲津支店」があるのでその旧舎だろうか。

 

↓ 陶町(すえちょう)にある「美濃産業株式会社」(建築詳細不明)。4枚ガラス木戸の入口も、その両脇にあるガラスショーケースも昔のまま使われている。渋い。

 

↓ こちらは食堂の近くに建つ一般住宅(建築詳細不明)。日本住宅に洋風居間がある、戦前によく見られた形の建物。医者とか地元の名士の宅に多い。

↓ 随分年季が入っているものの、古い建物(明治~戦前頃までの近代建築)かどうかは分からない消防団の詰所らしき建物「瑞浪市消防団第一分団第○支部・消器庫」(建築詳細不明)が下見板張りの平屋だった。

 


 

ありが食堂

岐阜県瑞浪市高月町2-1

 

( 瑞浪 みずなみ 大衆食堂 麺類食堂 洋食 寿司 餡かけかつ丼 あんかけかつどん 餡かけカツ丼 近代建築 銀行建築 看板建築 )

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てんとろ @岐阜県多治見市

2017年05月04日 | 岐阜県(東濃)

多治見に新しい蕎麦屋が出来たと聞いて、近くに寄った際に店に入ってみた。「てんとろ」という店で、店舗は建物のテナントに入っている。駐車場に車を停め中へ。入ったところに券売機があったので、そこで「ざるそば」を注文。値付けは安い。セルフだからさもありなんと思っていたが、店員は6名程も居るし、席に案内されて配膳もしてくれるので、返却だけセルフのよう。店はかなり盛況で、カウンターを除きほぼ満席だった。

しばらくして「ざるそば」が運ばれた。蕎麦はすのこを敷いた平皿に盛られている。さっそく手繰ってみると、透明度が高く角が立って、のど越しの良いタイプ。値段の割になかなかいい。つゆはちょっとチープさが表に出てしまっているが仕方がない。実際(値段が)チープだしね。フードコートにあるようなこういう業態の一般的なモソモソとした蕎麦と比較したら充分にいける蕎麦だと思う。刻みネギと練りわさびが付いているのだが、この練りわさびが今ひとつ。ちょっとわざとらしい明るい緑色なのは仕方がないとして、風味が悪い。業務用でももっと調子のいいものがあるだろうに…。蕎麦湯はちゃんと提供された(ステンレスボトルに入っている)。もちろん趣味蕎麦とは肩を並べるべくもないが、中休みも無いようだし、サッと入ってサッと食べるには重宝しそう。店員の振る舞いや営業システムを見ていると、しっかりどこかの資本が入っているのだろうが、讃岐うどんだけでなくこういう店も流行っていくのかしらん。次は種物を。(勘定は¥390)

てんとろ

岐阜県多治見市太平町6-164

 

( 多治見 たじみ そばてんとろ 蕎麦 ソバ そば セルフ 券売機 ざるそば せいろそば セルフ蕎麦 セルフそば )

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冨士アイス @岐阜県多治見市

2017年04月30日 | 岐阜県(東濃)

最近では日本で一番暑い町のひとつであることを”推して”いる(笑)岐阜県多治見市の「冨士アイス」へ。創業は昭和41年(1966)とのこと。こちらはソフトクリームと名物「じまんやき」で有名な店。「冨士アイス」という屋号は、長野県上田市に昭和初期から営業している店があり(なぜかライヴカメラが・笑)、他にもや岡谷市や、山梨県甲府市など、いくつも店舗があるようだ。こちらとそれらの店の関係は知らないが、どこも「じまんやき」「自慢焼き」「志゛まんやき」と表記はブレがあるものの、いわゆる大判焼き(今川焼き)を扱っているので、何らかの関係がありそうだ(親戚だという話も)。以前は同じ場所の古いビルで商売をしていたようだが、最近建て直して綺麗になったとのこと。

まだ真新しい建物では店先で「じまんやき」を焼いているところを見られる。自分が店先に居た間にもひっきりなしに車が停まり、沢山の買い手がやって来ていた。もちろん女性が多いのは世の常。そこで自分も散歩のお供に1つだけで悪いが買ってみた。「じまんやき」にはあずき、白あん、クリーム、チョコ、の4種類がある。あずき餡だけ小売りもしているようだ。焼きたての熱々を小さな紙袋で挟むようにして手渡してもらった。行儀が悪いが、歩いて駅方面に向かう途中でいただく。まだ焼きたてなので皮の角の部分はカリッとしたまま、あんこを蓄えた腹の部分はややしっとりとしてきている。たっぷりと詰められたあずき餡は、粒は残っているもののトロっとした柔かい感じ。餡も熱くなっている。たっぷりの餡だが甘過ぎないので重くないのがイイ。次に前を通ったらアイスクリームを。(勘定は¥80/個)

この後の記事はこちら

 


 

↓ すぐ近くにある「大米屋酒店」。金文字の酒造看板が掛かる歴史ありそうな店。こちらは「立ち飲み(角打ち)」が出来る店だ。実際に中で呑んでいらっしゃる御年輩の方が見えた。車でなかったら…。

↓ どんなご商売かは分からないが、欄干がある風情ある町屋、宮前町の「佐藤一朗商店」。

 


 

冨士アイス

岐阜県多治見市本町2-53

 

( 多治見 たじみ 富士アイス ふじアイス アイスクリーム 大判焼き 今川焼き じまん焼き 富士アイス本店 かくうち 立ち飲み 近代建築 )

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竹の子 @岐阜県多治見市

2017年04月18日 | 岐阜県(東濃)

足を使って探してみると、いろいろ面白い店が見つかる岐阜県多治見市。歴史ある店も多く、和洋中華料理店、それに和洋菓子店もいろいろ。この日に向かったのは「ながせ商店街」にあるうどん店「竹の子」。創業は昭和55年(1980)頃と意外に古くはない。のんびりとした商店街に暖簾がかかった店が見えた。中に入るとカウンター席に先客1人。他にテーブル席がある。調理場には主人1人。後ろを振り返って、壁に貼られた品書きから「ころ」を選んだ。「ころ」は東海地方では当たり前にある冷たいうどんに少量の冷たいつゆがかかったもの。注文してボケっとしていたら調理の様子を眺める暇もなく、あっという間に「ころ」が目の前に置かれた。

さっそく手繰ってみる。こちらの「ころ」は麺がほぼ浸るくらいつゆが多め。上には刻みネギと擦り生姜、胡麻とシンプル。手打ちだといううどんは切りが不揃いなもの。冷やされたうどんは、讃岐のように強いコシがある麺ではないが、プリッとした歯応えがありとても旨い。この麺だったら煮込みでも旨いだろうなァ。多めのつゆはやや甘め。ネギや生姜が混ざるとつゆが少し締まってちょうどいいくらいになる。するするっといけてしまい、お代わりをしたくなるくらいだ。店に居た時間はものの10分程だったが、再訪を誓って勘定をしてもらった。次は「煮込み」か、「みそころ」か。(勘定は¥500)

この後の記事はこちら (2

 


 

↓ ながせ商店街の端にある町屋。屋根に屋根神様が祀ってあるが、社(やしろ)が2つ並んでいるのは珍しいんじゃないかな。

 

 


 

手打うどん 竹の子

岐阜県多治見市本町3-92-1

 

( 多治見 たじみ ながせ商店街 たけのこ 手打ちうどん 手打うどん みそ煮込うどん 味噌煮込みうどん 味噌煮込 ころ ころうどん 香露 信濃屋 )

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す奈は @岐阜県多治見市

2017年01月08日 | 岐阜県(東濃)

多治見市のうどん店「す奈は」へ。変わった店名だが、有名な蕎麦屋の系譜「砂場」と関係があったりするのだろうか。人気だとは聞いていたが、店の前の広い駐車場がいっぱいでびっくりするほど。落ち着いた日本家屋の建物で、店に入るとちゃんと麺打ち場があり、梁の見える天井の高い昔風の店内は、土間のテーブル席も小上がり席も満席。見ていると回転は悪くなく、少し待つだけでテーブル席に案内された。何をと決めて入った訳ではなかったが、迷った挙句、品書きの前の方に「ころ」が多かったので「天ころうどん」を注文した。天ぷらの品がよく出るようで厨房に目をやるとバットの上に海老の天ぷらが山と積まれている。

しばらくして「天ころうどん」が運ばれた。冷たいうどんの上にはドーンと海老天がのり、刻み海苔、刻みネギ、練りわさび、それに玉子の黄身がのせられている。つゆはかなり濃いめ。うどんはモチっとした食感とコシがあり、旨い。うどんに多めのわさびを塗りつけて手繰っていく。海老天は残念ながら冷めてしまっているので、花開いた衣の口当たりもあまり良くない。煮込みならこの天ぷらでも大丈夫だろうが…。けれど、崩れた衣がつゆに浸ってふやけてくると独特の食感とコクが増し、これはこれで旨い。途中で黄身を溶かしてみたが、つゆの味がぼやけてしまうようで、自分は無い方が好み。次は煮込みを食べてみよう。(勘定は¥830)

 

手打うどん す奈は

岐阜県多治見市宝町2-49

 

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黒家本店 @岐阜県多治見市

2016年12月31日 | 岐阜県(東濃)

ずっと前に、隣の「漢方ラーメン渡辺」に行った際に、行列が出来ていたことで存在を知った「黒家」へ。夏に多治見市内の他の場所にも支店が出来たらしい。この店の肉は「飛騨牛のA5ランクに指定された牛だけを一頭買いして」いるらしく、そんな店に行列が?と思ったが、ランチでは値打ちなメニューを用意しているらしく、まずはそれ目当てで訪問。トラブル(ポンコツバイクが故障して立往生した・汗)があって予定より早く店に着くことになり、付近で時間をつぶそうと思ったが特に何がある訳でもなく、困ってとりあえず店の前に。ウェイティング・リストがあったので記入しておいたら、すぐ後から次から次へと客が訪れ30分もしないうちにリスト1枚がいっぱいになってしまった。すごい人気だなァ。ま、下手に並ばせるよりはずっといい。

開店時間になり店の中へ。店内はカーテンで簡易に仕切られた半個室で、案内されたブースに座ってメニューを眺める。てっきり案内された順番にお冷やを出し、注文を訊きに来るもんだと思っていたら、こちらからテーブルのボタンで呼ばなきゃ来ないようだ…。随分と遅れをとってから、メニュー写真にそそられた最近流行りの「牛ローストビーフ丼」を注文。有料で温玉(温泉玉子)をのせることも出来たが止めておいた。ちなみにローストビーフは普段自分で作るが、丼ぶりを外で食べるのは初めてだ。こういう仕切りのある店の常だが(自分の運が悪いだけ?)、どこかの子供が大泣きしたまま泣き止まず、それにつられてか店内はかなり騒々しい。

それはさて置き、まずは煮付けとお浸しの前菜と、キャベツの千切りのサラダが運ばれた。そしてしばらく経って「牛ローストビーフ丼」とと味噌汁が運ばれる。実物が目の前に来ると、かなり小さめの丼ぶり(イメージとのギャップが…)、メニュー写真ってよく出来てるなァ(苦笑)。流行りものは他で色々な写真を見ていて、こっちが勝手にヴォリュームを想像していたので仕方ないとしても、ちょっと迫力不足。しかもA5の飛騨牛だとばかり思っていた肉は、メニューをよく見返すと「黒毛和牛」と書いてあり、飛騨牛とは区別されているよう。まったく、食べる前から自分の卑しさが嫌になる(笑)。ローストビーフの上からは甘味のある濃い和風たれがかかっており、肉質は悪くない。ただ肉の下に敷いてある生キャベツの食感が赤身肉を食べる旨さをスポイルしていて、丼ぶりとしてはバランスが悪い。普段は好きでない柚子胡椒を少しつけて、味を引き締めて食べ終えた。一緒に置かれていたが説明が無いので何か分からなかった小鉢は、デザートの黒ごまのプリン。焼肉ランチにしておけばよかったかな…。勝手に想像して、勝手に落胆し、勝手にモヤモヤしている、勝手な客。夜に出直し。(勘定は¥1,512)

 


 

 

↑ 小路町の洋品店「みの周」(建築詳細不明)。スクラッチタイル壁と、デザインされたアーチ型の窓枠が素晴らしい。隣には歴史ある町屋も並ぶ。向かいの「下廣商店」は取り壊された。

 


 

飛騨牛・黒豚宴 黒家

岐阜県多治見市宝町5-98

 

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あさひ @岐阜県多治見市 (※閉店)

2016年07月30日 | 岐阜県(東濃)

多治見市を通る国道19号線沿いにある、ごく普通のロードサイド喫茶店「あさひ」。昭和なスタイルの喫茶店なので食事も出来、鉄板スパゲティーをはじめ、各種洋食を揃えている。その食事メニューが、何やら盛りのいい店としても知られているのだとか。ある休みの昼前に店を訪れてみた。イメージ通りの内装のお店は奥様がひとりでやっていらっしゃった。たまたま先客は誰もおらず、窓際のソファに腰を下ろす。「お食事?」と訊かれ、頷くとメニューを持って来て下さった。フライ物や唐揚げを始め定食が充実している。好物のオムライスにも惹かれたが、この日は最初から鉄板スパの口だったので、「ハンバーグスパゲティー」を注文する。

雑誌をめくりながら待っていると、アルバイトの女の子が2名到着。やはり昼時になると食事客で混雑するのだろう。店の準備と並行して調理が始まったようだが、調理の様子は見えない。しばらくして丸い鉄板にのったハンバーグスパゲティーが運ばれた。鉄板はもちろん熱々で玉子液が流し込まれている、いわゆる玉子敷きタイプ。スパゲティーの上にはドーンとハンバーグがのせられている。鉄板に敷かれた油は多めで、固まり始めた玉子はスルッと鉄板から剥がれる。鉄板スパの場合、麺は太目の場合が多いがこちらのは細目。まずは火傷覚悟で鉄板に触れた熱いところを、玉子を絡ませながらクルクルっと巻いて口に放り込む。アチッ。しっかりとした大きさのハンバーグは口に入れると拍子抜けするぐらいの温度。これは焼きたてじゃなかったかな。ソースはトマトソースとミートソースの間くらいの味わいでなかなか旨い。何にしろヴォリュームは充分。途中でタバスコやパルメザンチーズを加えながら楽しんだ。(勘定は¥900)

喫茶レストラン あさひ

岐阜県多治見市池田町7-11

 

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